長く続いてきた「おかえりモネ」も今日の放送が終わると残りはいよいよ5回。
最終章に向けて物語はいよいよ大団円を迎える。
さて今週のエピソードは、震災の後を受けた大人たちがどのように行動し、決断をしてきたかが描かれた。
さらには未来に向けてこれからどう行動するのか。
すでに、ドラマの中で語られたとおり、モネの実家永浦水産は父耕治が引き継ぐことが決定している。
もちろん50半ばの未経験の中年のおっさんが新規事業に取り組むわけだから、最初から前途多難なのはわかりきったこと。
しかし、本人の言い分を聞いてみると、
難しいからこそやるだけの値打ちがあるんだと。
最初からできることが分かっていれば、改めて決意なんか必要ない。
物語はいよいよ主人公がどんな未来に進むのか。
そして彼女の周りの人たちがどのように関わってくるのか、ついに結論が導き出される。
祖父達己さんのもっともな意見
漁師の家の朝は早い。
達己さんは朝起きしなにわかめを取りに行っていたとのこと。
早朝出勤するモネと遭遇。
そこで何気ないことながら、2人の会話が。
おじいちゃんはお父さんが海の仕事できると思う?
俺と同じやり方をするなら絶対無理😓
現実をシビアに見る目はプロフェッショナルそのもの。
やはり、取り掛かる年齢が遅すぎればできることできない事は歴然としてくるよね。
しかし、その続きがあるんだよね、この話は。
俺と同じやり方をする必要はないんだよ。
つまり、いざ仕事が始まればやり方はその人独自のやり方があってしかるべきと考えている。
仕事に取り組むポリシーはおそらく変わらないだろう。
しかしそこをベースに行動する内容は違って当然だとも言える。
100年先の漁師なら、今とは全然違った行動をしていることだってあり得る。
思わずモネがおじいちゃんみたいな漁師がいいな😅と。
そして物語の流れをよく知っている私達はモネがおじいちゃんにプレゼントしたブナの苗木はおばあちゃんの生まれ変わり。
達己さんが愛着を抱くのも無理からぬこと。
不思議にほっこりするシーンだったなと。
気象予報士としての検証業務
亮君が海に取り残されたときのことを詳しく聞くことになった。
彼の記録をもとに当日の厳しい状況を再び検証する。
最初は、雨がひどくなってきて会場でも土砂降りな状態。
やがて強くなった風は波を大きくうねらせ船におそいかかる。
うちの船は風速5mで転覆するからと。
船長の話では、そのまま現場を移動しようとしたら命はなかったはずだなと。
荒れる海を孝行する技術はベテランの漁師でもそう簡単に身に付けられるものではない。
新次が現場に無線で指示していた、風上に船首を向けてパラアンカーを打ってひたすら耐える。
それしか道はなかったと言うことで、様々な人たちからのアドバイスに従ったことで生還できたと言える。
モネは現地の証言をもとに、自分たちの予報データと照らし合わせ作業をすることになる。
次の気象予報を正確に行うためには決しておろそかにはできない作業。
モネ 未知 亮
モネとみーちゃんは2人とも心に決めた彼氏がいる。
この先どうなるかはまだ若干不透明な部分を残しつつも、2人の心はもうはっきり決まっている。
お互い、それぞれの進捗状況を報告し合うことで、相手を思いやる気持ちを確認。
亮は永浦家姉妹とは幼なじみで、彼は最初モネに心惹かれていた。
しかし、東京でのエピソードで彼ははっきりと拒否されていたよね。
モネにはその時思いを寄せる彼氏がいたので、亮君の情熱を受け入れることにはならなかった。
亮君は父親との関係で彼自身も大きく傷つき屈折した心を持たざるを得なかった。
その彼の心を溶かし開かせたのはみーちゃん。
モネの後押しももちろん必要だったけれど、今はみーちゃんと良い関係を築けているようだ。
亮が何かにつけてみーちゃんに助け舟を求めるようなそんな素振りも見えてくる。
しかし、わずか数年の事だけど、この幼なじみのメンバーは随分と成長を遂げた。
ドラマだからと言うなかれ。
脚本家の腕前の見せ所とも言える。
地震から立ち直るための様々な方策が、登場人物たちそれぞれの心とともにしっかりと描き切れたんだろうと推察する。
菅波先生と築く未来
予定より、2時間も早く到着した菅波先生。
どうやら、モネがわざわざこちらに呼び寄せたような。
モネにとって、とても大切な年頃の男性2人になる。
ラジオブースで仕事をするモネに座った状態で手を振る2人がかなりユーモアたっぷりに見えた。
モネは仕事が終わった後、自宅に先生を招き入れる予定らしいね。
ネットでは既に来週の予告編その他全て公開されている。
最後の決着に向けて、一捻りありそうな雰囲気。
予告編を見た限りだと、このドラマで人気の出た過去のエピソードのキャラクターが勢ぞろいしそうな雰囲気。
最後の1週間に大いに期待が高まる。