物語3話目にして出会いが描かれている。
それは幼なじみのお兄さん雉真 稔(きじま みのる)君。
そして彼がきっかけとなった英会話との出会い。
この2つがカムカムエヴリバディーの重要なアイテムとして紹介されることに。
すでに、ネットで検索するとかなり先の物語までストーリーは公開されちゃっている。
ざっくりと見た感じでは、時代背景もあって物語はそれほど明るく朗らかな内容ではなかったなぁ。
かなり厳しい系の現実が目白押しになっているので安子ちゃんがけなげに立ち向かう感じ。
これ以上語ると本当のネタバレになるので、後は物語を1つずつこなしていくことになるんだろうな。
#カムカムエヴリバディ
目次
橘安子ちゃん


ほんわかした雰囲気の中、安子ちゃんの日常が描かれている。
14歳の設定で、昔の尋常小学校を卒業したぐらいだよね。
カムカムエヴリバディでは昨日の段階で子役たちは卒業して、大人たちが演じることになっているが、わずか2日間ほどの物語では誰が誰やら覚える間もなく話が進んじゃうね。
ちなみに、右側の女の子は、大人になってからも物語にしょっちゅう登場しそう。
豆腐屋さんの娘と言う設定になる。
今日のエピソードの中では串団子を手に橘お菓子屋さんの店番をやっていたよね。
彼女と安子ちゃんの話題はパーマとか。
年頃の女の子だから、髪型とか服装とかファッションに興味があるのは当然しごく。
この辺の内容では、まだまだ主人公やその周りの人たちの状況設定かな。
店番と配達


店番をやっている様子も詳しく描かれていた。
お店はセットで、きちんと作ってある。
NHKの朝ドラスタッフの時代考証というか、細部にわたるこだわりはいたるところに見え隠れする。


時代感とご当地感。
何といってもこの辺がしっかり反映されないと、物語そのものの値打ちが下がっちゃうから。
こういった時注目するのは、壁にさりげなく飾ってある写真とか、後は時計とかかな?
昭和初期のラジオなんかもかなり調べて採用したんだろうなと思う。
簡単には手に入らない代物なので、博物館とかその他いろいろ手を回して見つけたんだろうと推察。
安子ちゃんは店番をしながらも配達もこなす。
物語を見ていて感じるのは、今と違ってお菓子屋さんが商店街の中でしっかりと根付いていていろんな人たちが注文をすること。
今ではお菓子の注文なんてクリスマスケーキと誕生日ケーキぐらいしか思い当たらないが、この時代はこのような普段遣いとよそ行きのお菓子を配達で届けてもらったりしていたんだね。
今このような注文は、都会でないと見られないかな?
よく、お茶の会が催されたりするときにお茶受けとしてのお菓子が配達か何かで届けられるような気がする。
雉真稔君と勇君
今日から新しい出会いというか、今までの幼なじみとその家族が初めて紹介されるような。
雉真家は繊維関係で大成功した実業家との設定になる。
そこの息子2人、弟の方が安子ちゃんの幼なじみで彼女のことを盛んに“あんこ”と呼び捨てにする。
今日のエピソードではそういったことが紹介されつつ、橘お菓子屋さんのあんこが絶品であることも描かれていたね。
お兄さん(稔)との出会いが、この物語ではとても重要な雰囲気。
彼は言ってみれば良い所のお坊ちゃんで、なんと英会話なんかもこなせたり。
今日はエピソードの中で、このお兄さんが英語で道行く人と会話するシーンも描かれていた。
岡山駅までの道を聞かれた安子ちゃんがうろたえる中、彼は英語でしっかりと道案内をしていたんだよね。
そして朝6時半にラジオを聞いてごらんと。
そこで流れてきた放送が物語の1番重要なアイテムになるかも。
英会話放送だけど、タイトルコールの字幕から調べてみたところがこなしている2人はかなり有名な人たち。
つまりこの英会話を学んで稔君は英語を話せるようになった設定なのかな?
だとしたらすごいよね。
この当時(昭和初期)、英会話をこなせる人はごく少数派。
外国に行ったことのある人ぐらいしか話せなかったと思う。
一般の人なら、皆目見当もつかなかったのでは。
安子ちゃんがラジオの前で放心状態で音に聞き入っている様子がなんとも不思議な印象で見させてもらった。
高校野球とノモンハン事件が時代背景
昭和初期はラジオ放送が始まったこともあって高校野球など大人気。
大きな盛り上がりを見せる高校野球だけどこの後すぐ戦争が始まって中止になってしまうはず。
時代は日本が満州国設立をしてあちこちと緊張が高まっていた頃。
ノモンハン事件ではソ連が満州国に南下して日本と武力衝突した歴史的事件。
双方に大勢の死者が出たことでもよく知られている。
このときの日本の対応が、実は世界中から非難されるきっかけにもなった。
中国戦線での膠着が続くこともあって日本は世界から孤立し始めた時期でもある。
やはり歴史的に見て、欧米諸国は日本や中国などは植民地にしか考えていなかった。
アジアは欧米列国にとっては格好の搾取地域となっていた。
ここで歴史観を述べてもしょうがないが、日本はそういった圧力に全力で立ち向かおうとした結果、アメリカを始めとする欧米と戦争に突き進むことになる。
さて今週から始まった物語は明日と明後日で終了することになるが、どんな展開になるのか。