戦後大阪で暮らし始めていた安子親娘はそれぞれが怪我をしたことを受けて再び岡山で暮らし始める。
岡山で再び橘のおはぎ売りを始めた安子。
大阪で交通事故にあった結果、るいの額には一生残る傷跡が。
母親の責任としてどうしても元に戻すだけの治療を受けさせたい。
そんな思いから始まる街頭でのおはぎ売りだったが、かつてのなじみの人や新しい出会いもあったりして物語は思わぬ方向へ。
さらには安子の兄算太が帰還。
雉真家に居候となる。
雉真家では新しいお手伝いさん雪衣さんが何かと世話を焼いてくれるが、物語の大切なキーパーソンとしても振る舞うことになる。
さらにはアメリカ進駐軍のローズウッド中尉と深まる関係。
物語の展開は岡山だけでは済まなそう。
目次
兄算太帰還
戦後数年が経ったあたりで、戦地から帰ってくる兵隊たちもまだちらほら。
算太が帰ってきたのもこの頃。
彼は南方戦線で空腹に耐えかねておはぎの幻を見るほど。
しかし、ひょんな事から戦争が終わったことを知って、日本に帰ってくることに。
彼は出征のときに、父親から勘当されていてきちんとした見送りをしてもらえてなかった。
自分の気持ちを表現することに不器用な算太。
いい加減な性格も災いして、その場を取り繕うためのでまかせを言ってみたり。
そんな子供じみた胸の内をよく理解できていたのが美都里さん。
母親として算太の本当の気持ちを母性によって導き出す。
相変わらずの算太だが、橘再建を安子ちゃんに持ちかけることになる。
ただし、彼はお菓子作りはできないので手伝える事は限られるが。
雪衣さん
雉真家の新しいお手伝いさん雪衣さん。
今週物語が始まった頃は、彼女の存在が不思議なイメージをまとわせて皆の注目を集めていたように感じたね。
心の中で何か画策しているのではと思った人も多かったのでは。
物語を1週間通してみて分かったことだが、彼女は勇君のことが大好きで、雉真家の世間の噂もずいぶん気になっている様子。
私は最初、雉真家に恨みを持っているところからの差し金じゃないかとか思ったりもしてね。
それは全くの取り越し苦労。
彼女は心を込めて雉真家の手伝いをしているのだ。
そのために安子ちゃんやるいちゃんの存在がどうあるべきかも彼女なりにしっかりと受け止めていた。
安子ちゃんは長男の嫁の立場でいながら、周りから見たら結構好き勝手な行動をとっている。
そんな事は雉真家にはそぐわないと感じている彼女。
そのことでちょっとした行き違いがあって、勇ちゃんに叱られることも。
その後もいくつかエピソードがあって彼女は雉真家の家族の幸せを心から願っていると感じられた。
カムカム英語のラジオ放送終了から
カムカム英語のラジオ放送はどうやら終わってしまう。
ラジオを親娘で聞いて英語を勉強することが2人の絆を確かなものにしていたのだが、なくなることで寂しさを禁じ得ない。
実は、ラジオ放送がなくなるところから、この物語が新たな展開が描かれる予感。
それは、先週から登場していた進駐軍のローズウッド中尉。
彼も安子ちゃんも戦争によって大切な家族を奪われた同じ経験を持つ者同士。
相手が心の中に抱える苦しみをそれぞれ理解できる立場にある。
そして英語を学ぶこと、英語を教えることが2人にとって共通の話題になることが今週描かれることになったね。
ローズウッド中尉と英会話教室
依頼を受けて週に1度岡山で英会話教室を開くことになったローズウッド中尉。
しかし教材作りに四苦八苦している様子で、安子ちゃんに応援を頼むことに。
安子ちゃん親娘とローズウッド中尉は3人で仲良く教材作りを中心とした活動を始める。
物語の中では3人しか登場しないシーンだが、撮影中のオフショットを見てみると、スタッフが山ほどいて、およそ静かな雰囲気とは程遠いよね。
ドラマを作っている感がしっかり伝わって、納得のオフショットだなと。
ついにプロポーズそして来週へ


来週は、そろそろ安子ちゃんは物語から退場する可能性が。
3代続くヒロインのうち、2代目のるいちゃんの時代が始まるのだ。
勇君のプロポーズはどうやら予告編を見る限りでは受けない可能性が高いと思う。
寝間着姿の女性が勇君に手を引かれる様子が予告編で描かれていたけど、彼女は雪衣さんだよね。
カムカムエヴリバディの番組発表のときの様々な画像の中に雪衣さんも登場しているが、彼女の苗字が雉真なんだよね。
物語の流れから見て、勇君と結婚したのではないかと。
そして、いよいよるいちゃんは深津絵里ちゃんが登場してきそう。
カムカムエヴリバディの3人のヒロインのうち、上白石萌音ちゃんと川栄李奈ちゃんは何千人ものオーディションで選ばれたと聞いた。
深津絵里ちゃんだけは別らしいね。
彼女だけは初めからオーディションなしで決まっていたキャラクターだったと聞いた。
さて来週の後半にはいよいよ登場してくる。
全く別な物語が継続するわけではなく、互換性のあるストーリーがヒロインの選手交代で描かれると思うべきかな?