るい編は始まってから今日で3日目。
物語は彼女を中心とした人たちとどんな関わりを持っていくのかが描かれつつある。
どうやらクリーニング店の店員の仕事にも少しずつ慣れてきた様子。
先週のエピソードでは宇宙人としてオダギリジョーが登場。
実は今日も登場するが、名前は未だ聞くには至らず。
昨日からはおよそ1ヵ月以上経ったとの設定で、いつもの流れに乗って仕事ができつつある。
そんな日常を描きつつ、彼女が毎日読んでいるのが、O・ヘンリーの短編集。
昭和37年頃だと、文学少女や文学少年はかなり多かったような気がするね。
そしてエピソードの中に登場してくる様々な新しい人たち。
その関わりもなかなかユニークに描かれることになる。
目次
宇宙人
物語の冒頭でクリーニングの仕事が、自分の過去のしがらみや様々な辛い思い出を1つずつ清めていくような気持ちに駆られるるい。
普段から物静かで、思慮深さがキャラクターからもよく見てとれる。
彼女のしとやかな反応が物語全体をまとめ上げるような。
そんな中1ヵ月以上間をあけて再び登場した宇宙人
さてここで、くだんの宇宙人は再びたくさんの洗濯物を依頼する。
とにかくたくさん、たくさん。
その一つ一つの洗濯物に注意を払っているうちにまた名前を聞き忘れてしまうるい。
どうしてもまだ宇宙人のままでしか認識できないようだ。
しかし洗濯物の1つのポケットの中から、不思議な金属製の部品が。
これ吹奏楽経験者なら即答できる。
金管楽器のマウスピース、物語の中の大きさから見てトランペットのマウスピースに間違いない。
この映像の左端の息を吹き込む部分がマウスピース。
この部品がポケットの中から出てきたのだ。
はっきり言って、それなりの重さがあると思う。
金管楽器の中ではトランペットのものは比較的軽量だけれど、かなり厚みもあって、無垢の金属で作っているので結構な重さを感じるのでは。
しかし、そんなことに疑問を抱いているうちに宇宙人は再びどこかへ行方不明。
また1ヵ月後位間をあけて登場するのかもしれない。
物語の伏線として、トランペットに関係した何かがこの先に登場するのだろう。
既に番組の公式サイトではオダギリジョーがどんな役柄を演じているかが発表になっているので、それほどの不思議さは感じないが、物語上はまだ何者なのか判断できていない。
弁護士片桐春彦
胸ポケットにキャップを閉めずに万年筆を入れてシャツを汚してしまったとのこと。
飛び込みで入ってきた若い男性は後になってからわかるのだが、「弁護士の卵」と名乗っていた。
この爽やかな若者がこの後数分後に再び物語に登場して身分を明かすことになる。
その時には弁護士事務所に勤めているとはっきり言っていた。
カムカムエヴリバディではるいちゃんとなにがしかの関わりが語られるような。
強面田中さんて?
突然店にやってきた強面の男性。
田中を名乗っていたがクリーニングに出した背広に穴が開いていると言いがかりを。
どうやら、クリーニング店に洗濯物を持ち込んではクレームをつけて慰謝料請求などをする詐欺師のような。
大声でまくしたてられるとさすがにちょっとびびってしまう。
実はこの彼について助け舟を出してくれたのがさっき紹介した片桐さん。
彼の所属する弁護士事務所にも被害を訴える洗濯物詐欺が横行しているとの報告や相談が。
たまたま彼は何日か前に頼んだ自分の万年筆で汚れたシャツを取りに来ていた。
その彼が、詐欺師をピシャリとやり込める。
威力業務妨害😡
声高にそう叫んで、詐欺師を追っ払う。
るい 18歳のささやかな日常
この頃、携帯電話もないしテレビやラジオといえども職場に置いているところは稀だったかもしれない。
時間つぶしではないけれど、何かにつけて持っていたのは文庫本だったかも。
特にO・ヘンリーの短編集は趣味の良さがうかがえるよね。
彼女が読んでいたのは「善女のパン」
これはあらすじを聞けばみんなが思い当たる有名な短編かもしれない。
“パン屋さんの店員だったとあるご婦人が、痩せた男性のために焼きたての少し高いけどおいしいパンを食べさせてあげたいと思ったあげく、親切のつもりでパンにバターをたっぷり塗りこんで渡してしまった。
実はこのパンは食用ではなかった。
設計技師だった痩せた男性は消しゴムがわりにパンを使っていたのだ。
バター入りのパンの消しゴムは出来上がったばかりの設計図面を台無しにしてしまった。
独りよがりの親切は不幸な結果しか招かないと言う。”
今は魔女のパンとして知られるが、昔は善女のパンで知られていた。
さて、18歳の主人公はこの先どんな出会いでどんな人生を迎えるのか。
とりあえずカムカムエヴリバディの今年の放送は明日で終了する。