今日から年を改めて新しく始まるカムカムエヴリバディ。
物語は2代目ヒロインるいのエピソード。
若干のおさらいからはじまり、ジャズ喫茶での様々な出来事が描かれる。
そういえば、何気なく見ていれば物語はどこで終わったかも定かじゃ無い。
実は弁護士の卵片桐さんと映画を見終わった後、意気投合してどこかに食事に行こうと言う話に。
この時、無慈悲な風が吹いたことでひた隠しにしていた額の痕がばれてしまう。
その時の片桐さんの反応が驚きを隠せなかったので、意気消沈したるいはその場を去ることになってしまった。
ふらりと立ち寄ったのがNight and day というジャズ喫茶。
物語はここから新たなステージに進む。
目次
新しい登場人物 トミー、ベリー、ジョー(宇宙人)
昭和37年当時だよね、あだ名をカタカナで呼ぶのはこの頃からが多かったかなぁ?
当然のことながら本名は別にあったはずなんだけど。
ちなみにトミーと呼ばれているのはジョー(宇宙人)の友人らしい。
早乙女太一が演じる彼はちょっとキザな遊び人風のトランペッター
ベリーと呼ばれているのはジョーの追っかけをやっている女の子。
ベリーはジョーがるいちゃんの席に座ったことで対抗心がメラメラと湧き上がる。
ジャズトランペッターの追っかけは、お金が結構かかるのと、頑張り続ける熱意がなければ続かないのも何となく納得。
この頃は今のようなテレビで活躍するようなアイドルたちはあまりいなかったはずだから、こういったところで演奏なり演劇なりステージに立つ子たちが人気を集めることになっていたようだ。
そういえばこの頃だよね、ツイストとか言う踊りが流行り始めたのも。
なんとなく時代感が伝わってくる。
トランペッターのジョー
ジャズトランペッターの彼の普段の生活がやっと見えてきて、いろんな意味で納得し始めるるい。
どうやら、彼のトランペットは追っかけが多数出るほどの人気らしい。
多分、演奏は別な人がやっているんだろうけどトランペットの音色は耳に心地良い。
演奏は、5人のカルテットで行われていた。
ドラム、ピアノ、ベース、トランペット、サクソフォン。
ベーシックな演奏形態だね。
この中で誰が演奏を主導するかでジャズバンドの値打ちが決まると言うもの。
ジャズの演奏は大まかな筋道がつけば、後はほぼアドリブでこなすことになる。
このときのフィーリングがバンドの値打ちそのものになる。
いわゆるセッションってやつ。
るいって名前はサッチモから?
るいちゃんの席に、図々しくも座って食事を始めたジョー。
食べ始めたのがケチャップたっぷりのホットドッグ🌭
そして、周りの心配をよそにケチャップを白いシャツにポタポタと落として。
クリーニング店で預かった彼のシャツについていた赤いのがケチャップだった理由がここで納得。
傍若無人な彼はるいに尋ねる。
るいって名前はサッチモから?
質問の意味をまるで理解できないるい。
彼女は間違いなくルイ・アームストロングから名前を拝借しているのだが、その理由は今の段階の物語では誰が承知しているんだろうか。
雉真家では誰1人として理解していなかったよね。
多分、うまくいけば本人がわかっているかもしれない。
on the sunny side of the street
この曲が流れれば、思い出は一気に広がるんだろうけどね。
私の世代ではルイ・アームストロングとフルネームで呼ぶ人は少数派。
彼の愛称、“サッチモ”で呼ぶ場合がほとんど。
ジャズトランペッターとして、また歌手としても一流だった彼はこの当時から日本でも相当な人気だったと思う。
ベトナム戦争が始まってから作った彼の反戦歌
what a wonderful world
YouTubeで検索するとほとんどこちらがヒットすると思う。
宇宙人の名前がジョーな事はわかった。
しかし、未だ本名にまでは至っていないよね。
思いがけずクリーニング店の営業
なぜジャズ喫茶に入ったのかもその理由はわからずじまいで、店を出るときにはマスターからクリーニングの依頼まで受けてしまう。
店で働く人たちの制服がおそらく数着ほど。
るいにとって、クリーニングは自分自身のポリシーとも重なる。
染みついた汚れを丁寧に落としていくプロセスは自分自身のこれからの人生が始まるようにも思えてしまうのだ。
トランペッターのジョーがクリーニング店の店員なことを話しかけて、身分もすっかりバレバレになったところで、ベリーの追求を逃れてデートから戻ることに。
その時には失恋のこともきれいさっぱり忘れてしまっていたような。
るいは天然😅
周りの人が心配しちゃうほど彼女は自分の気持ちを伝えない子。
クリーニング店で店主ご夫婦があれこれと心配していることをよそに大量の洗濯物を抱えつつ、食事もせずにお腹を空かせて帰ってきた。
映画を見に行ってはずなのに何故かジャズ喫茶の洗濯物をたくさん抱えて。
どうして?の問いかけにも私にもようわからん
この答えは天然そのもの。
これからの彼女のキャラクターの1つで物語が続いていくのかもね。
ただし、過去から背負い込んできた様々なしがらみの中で、
自分らしい人生を歩もうとするるい。
その彼女がこれからどんなふうに進んでいくのか、物語は大きく広がりを見せる。