くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

カムカムエヴリバディ ジョーとるいの本格的な出会い

 

ジャズ喫茶 Night and day  での新しい出会いがこれからの物語の中心になっていきそう。

何人かの登場人物は昨日少し紹介できたが、その中でも特に大切な関わりを持ってくるのが

ジョー(宇宙人)

彼との関わりが少しずつ深まるようなストーリーだてになっている。

そして何気ない日常を描きながら、るいやジョーの性格が少しずつ明らかに。

るいは引っ込み思案だけれど、物事を合理的に捉えてなんでもてきぱきとこなす頑張り屋さん。

対するジョーは音楽家として優れた感性を持ちつつも、どちらかと言えば日常の様々な事柄はざっくばらん。

要するになんでもテキトーにやっつけるのがいつものこと。

この2人はまるでつながりのない関係のように見えるが、凄腕の脚本家はどうやらこの辺からいくつかの伏線を張っているような、そんな匂いが感じられるね。

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控えめ、おとなしい、でも合理的でなんでもてきぱき😅

目次

ジャズ喫茶 Night and day

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クリーニングの仕上がりは文句なし 月極でよろしく頼む😍

思わぬきっかけで店全体のクリーニングを任されることになった竹村クリーニング店

ジャズ喫茶ではちょうどこの時、契約していたクリーニング店が値上げするとの話。

たまたまお客さんで来ていたるいちゃんがクリーニング店の店員とのことでものは試しに頼んでみたところが、値段が安い上に仕上がりも申し分ない。

特に以前のクリーニング店で取れないとされたシミもきちんと取れている。

大喜びの小暮支配人。

これからは月極で契約したいとのこと。

ひょんなことで大口の月極契約を1つ獲得することができた。

お客さんが大勢集まる店だと、中で働く人たちは制服を着ることになるが、これらのメンテナンスも店の必要経費としては大きく関わってくる。

クリーニング屋さんの出番って普段は意識しないけど、いろんな業種でかなりお呼びがかかることになりそう。

食べ物屋さんはもちろんのこと、病院なども関わってくることになる。

制服を着るような店だとほぼ必ずと言っていいほどお世話になるのではなかろうか。

こちらのジャズ喫茶ではそういったことも含めて、経営上様々な努力がなされているようだ。

ジョー(宇宙人)のすみか

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Night and day の2階に住んでいた😅🤣

出来上がったNight and Day のクリーニングを届けに来たついでに、大口のお客さんジョーの出来上がったクリーニングを持ってきてみた。

こわごわ尋ねてみる

ジョーさんはまた店に来られますか?

支配人の答えは驚くほどざっくばらん。

来るも来ないも😌

この後のセリフはなかったけれど何を語ったかはすぐに想像がつく。

この店の2階に住んでいるよ!

おそらくそういったやりとりがあったんだろうな。

店の2階を尋ねてみたところお目当てのジョー(宇宙人)がそこに。

ついでに届けにきましたとるい。

洗濯物を届けるついでにこの間発見したトランペットのマウスピースを差し出す。

行方不明のマウスピースが見つかってよかったと喜ぶジョー。

ジョーとるいの笑えるやりとり

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行方不明のマウスピースが見つかってよかった😍

プロのトランペッターなのでマウスピースを複数所有しているのは当たり前だと思う。

金管楽器なので皆同じような形だけれど、木管楽器の場合でもマウスピースを複数所有している人はいるだろう。

特にクラリネットなどのリードを使う楽器なら、リードはダース単位で持っている可能性が。

あれはとてつもなく消耗品なので。

ジョーがテキトーにコーヒーを入れるシーンがあった。

それを傍で見ていたるいがすぐにダメ出しをする。

いけんいけん😤

そんないい加減なやり方でコーヒーを入れて、“まじぃまじぃ”言いながら飲むんではコーヒーに失礼。

きちんとスプーンで測ってお湯で溶かさなきゃだめ。

この辺は、きっちりしているのと、極めて合理的な考え方。

いい加減に作ってまずくなった物をけなしてみたところで誰も得しないので。

スプーンできちんと計量して適正な温度のお湯で溶かしたコーヒーならインスタントといえどもそれなりの味にはなるはず。

2人のやりとりがなんとも笑える。

たわいもないことを描きつつ、ここで2人の性格を巧みに対比させているあたりが脚本家が実力を発揮しているところだよなと感心。

おおらかで、繊細な芸術家肌のジョーは日常生活の様々な約束事はからっきし。

対するるいは控えめでおとなしく地味な女の子だけど、合理的な考えの持ち主で、なんでもてきぱきこなす。

そして、これはと決めたことへの意思の強さも折り紙付き

片桐さんとの別れ

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2人のやりとりが描かれていたけど挨拶以外のセリフはなかったね

片桐さんとのやりとりがわずかな時間を割いて語られていた。

彼はるいの額の傷にありえない位大きく反応してしまった。

彼女の人柄にはいささかの落ち度もないのに、大きな傷跡がそこにあるだけで、引いてしまうところが昭和30年代の若者たちというか、世の中というか。

物語の中では、どうやらこれで片桐さんとは終わってしまったような。

最後にるいが笑顔でありがとうございましたと語ったセリフに、彼女がすっかり吹っ切れたことが見て取れた。

彼女の対応にも自分自身の反応の仕方にも納得ができない様子の片桐さん。

物語の中からもこの辺で退場になるのかもしれないね

トランペッターとクリーニング店の店員

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るい編の物語はこの2人が中心に描かれるみたい

トランペットで吹き始めた曲はサッチモの有名な曲

on the sunny side of the street

この曲はるいにとっても思い出の曲で耳に聞き覚えがあるだろう。

昔のことを思い出すと母親との切ない思い出がよみがえって、思わず涙ぐんでしまう。

ふと流してしまった涙にジョーが反応。

どうかしたの?

大丈夫?

慌ててその場を去るるい。

やっぱりこの2人の物語がこれから先のカムカムエヴリバディの中心に据えられているんだと感じざるを得ないだけのシーンに描かれていた。

るいはジョーとはなんとなく不思議な縁で結ばれているような描かれ方だなと。