くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

カムカムエヴリバディ サマーフェスティバル

 

昨日思わせぶりな終わり方をしたカムカムエヴリバディ。

改まって“8月の土曜日に早がりをしたい”とクリーニング店ご夫婦にお願いをするるい。

ジョーから誘いを受けたサマーフェスティバルに行ってみたいと。

今日の物語はそこから始まる様々な人たちの関わりが描かれる。

サマーフェスティバルは、ジャズ喫茶Night and day の催し物。

ジャズ演奏家が多数出演する人気のイベント。

出演する演奏家や、観客として参加する人など、様々な準備やそれぞれの人たちが抱えている胸の内など、さらりと描かれながら思いのほか内容は奥深い。

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シャーベットカラー このとき流行の色の洋服を新調

目次

お名前.com

トミー北沢の焦り

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トミーはアメリカ行きをナベサダに超されてしまった

渡辺貞夫は日本のジャズ界では伝説的な有名人。

彼のサキソフォンはソプラノサキソフォンでもアルトでも私の世代では特に記憶に残る。

その彼がちょうど日本人ではじめてのアメリカ行きを決めたところなんだね。

『日本で1番』を目指していたトミーは、それで負けたと思ったようだ。

彼なりのプライドがあって、自分が頑張っている分野ではナンバーワンを目指したいような。

気持ちの上でどうしても焦りとか、悔しさとかがあってそれが楽器の音色に出ちゃう。

トランペットの音についてジョーからプロ同士にしか通用しないようなダメ出し。

ずいぶん荒れてるなぁ😓

何かあったんか?

二言三言交わした言葉の中で、“わかっているんならいちいち聞くなよ”と。

プロは、奏でる音を聞けば、どんな精神状態で演奏しているかが瞬時にわかるようだ。

娘とショッピング(のつもり)

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濱田マリさんのインスタから

和子さんはるいの母親代わりを自認している。

娘のためには労を惜しむことをしない。

サマーフェスティバルに向けて新しい服を新調する時もわざわざ同行して様々なアドバイス。

調べてみたところるいを演じる深津絵里ちゃんは49歳。

母親世代とされる濱田マリさんは53歳とあった。

こう言ってはなんだが、親子と言うには年齢が近すぎるところがね。

しかしドラマだと、本当に親子ほど世代が離れているようにしか感じない。

同席するベリーとるい

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ベリー 存在感たっぷり😅

るいにライバル意識満々のベリー。

しかし、なんだかんだ言いつつも様々な情報を惜しみなく提供しているところが、彼女の人となりがよく出てるよね。

トミーの実家のことも詳しく語って聞かせていた。

彼はいい所のお坊ちゃんらしく、子供の頃からクラシック音楽の英才教育を叩き込まれたそうな。

そしてクラシックではないジャズに目覚め、その世界で道を極めようと努力しているとも語っていたね。

彼は家柄のせいで、それなりの苦労を負っているのだと不思議ないたわりの気持ちを見せるベリー。

その彼女が提供する情報に素直にうなずいてお礼を述べるるい。

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ベリー 京都に実家があるけれど、ジョーの才能に惚れ込んで大阪へ

自分のこともそれとなく明かしていたべりー。

彼女は自分自身がジャズ愛好家であることを誇りに思っているような。

気持ちとしては新たな才能を発掘するジャズの良き理解者を自認しているようだ。

ステージの演奏にちょっと感じる違和感

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ほとんどの人気がつくと思うけど役者さんは演奏していない(汗)

登場人物に楽器の演奏家が。

吹奏楽部出身の私としては、本当に演奏しているかどうかが大いに気になるところ。

結果は、ちょっと残念かな?

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残念ながら演奏してません😌

マウスピースに当てている唇の緊張感とか、本来、演奏中は額に血管が浮き出たりするのが通常。

そういったものが全く感じられないので、トミーは演奏してません。

演技なのでこんなものでいいのかなとも思うけど、息継ぎの位置とかある程度気にしないと、かなり違和感あるように感じちゃうよね。

他の楽団員たちがどうやら普通に演奏している様子なので、それで少し満足感が得られる。

役者の演技の中でも管楽器の演奏は難しい部類に入ると思う。

金管楽器も木管楽器も演奏中は相応の緊張感が表情に浮き出てくるので、その辺をどんなふうに再現するかでドラマ全体の値打ちが決まることだってあり得る。

カムカムエヴリバディのこの辺のエピソードでは、こんな風に描かれるんだなと私なりに納得。

思い出の曲

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on the sunny side of the street

ジョーの演奏はるいの古い記憶を呼び覚ました。

母親と2人で京都の喫茶店でレコードを聴いていたことが思い出される。

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自分の名前の基にもなったルイアームストロング

実は、るいにとってはこの記憶から逃れたい思いがとても強い。

彼女は幼い頃、この曲の説明を受けていた頃、母親から捨てられた思いがとても苦しく伝わる。

父親が生まれてくる子供のためにとっておきの名前としてつけた“るい”。

しかし、その名前がもとで自分の運命は大きく変わってしまったと。

母親は、そのまま娘を捨ててアメリカに渡ってしまったから。

この辺の詳しいいきさつは事実関係だけが知られるだけで、それぞれの登場人物の心の中まではまだ正直な告白はないんだよね。

いずれ回を重ねれば、誰もが知りたい安子ちゃんの胸の内とか、アメリカでの様子とかが物語に多少なりとも出てくるかも。

ただし、役者さんの登場はもうクランクアップしているので、上白石萌音ちゃんが再び登場してくる事はなさそう。

さて物語はるいがこの先どんなふうにジョーと関係を深めていくのか。

ジョー以外の男性と彼女が結ばれる事はとても考えにくいので。