関西のジャズトランペッターNO 1を選ぶコンクールはすぐそこまで。
どうやら物語の中でいくつか紹介されていた新しい事実が。
企画したのが、東京の笹川プロダクション。
そういえば番組の公式サイトでは東京で新たな登場人物が加わることになる。
芸能プロダクションの笹プロと、
そこの社長令嬢(佐々木希が演じる)。
そうなると今回のコンクールで優勝するのは錠一郎と決まったようなもの。
銀座の一流クラブのステージとレコーディングが副賞だとあったよね。
複数名選ばれるはずはないので、やっぱりジョーしかいないと私は確信するが。
しかし、物語はそんなに平穏無事には進んでいかない。
著名な評論家たちのラジオ放送があったが、
一番人気はダントツでトミー北沢。
彼を高く評価する声が大勢を占めていたんだよね。
そして大月錠一郎は到底及ばないと。
競技みたいなもので、やってみなければわからない部分が多々あるとは思うけれど、前評判でこんな話を聞かされたら、そりゃいい気はしないね。
今日はそんな前評判の逆風を受けてのエピソード。
目次
ジョーの胸のうち
ジョーはとにかくるい一筋。
本当はコンテストになど出るつもりはなかった。
しかしどうやら夢ができたと語っていたよね。
それは、サッチモちゃんと一緒にアメリカに行く。
ヨットの堀江謙一がとても有名だけどバイクとか他にもいろんなジャンルで世界を目指していた人はこの時代だったと記憶する。
私の記憶の中に残るのは浮谷東次郎
わずか23歳でこの世を去った日本を代表するレーシングドライバー
この彼が、本を出版していたので私の記憶の中に残った。
相当古い記憶。
この時代、最初の東京オリンピックの前後だが、やっぱりアメリカは憧れの国だったと思う。
ヨットやバイク以外でも、当時タレントだったミッキー安川さんもアメリカで活躍した人だよね。
私の子供の頃の記憶と被って、ひたすら懐かしい限り。
ラジオでの前評判は辛辣
ラジオの放送は評論家が自分の気持ちを述べる内容になる。
結論から言えば、独断と偏見で成り立っている世界。
自分にとって有利な情報なら若干位は嬉しいけど、けなすような内容だと正直言って面白くないよね。
ラジオのジャズ評論家は優勝候補はダントツでトミー北沢だと。
大月錠一郎ではかなうはずもないと酷評していた。
結果をうすうす知っている視聴者は、何を言ってるんだと思うところだが、物語の中ではジョーはすっかり意気消沈してしまうのだ。
るいも武村夫妻も必死で励まそうとする。
B級映画に励まされたのはジョー
気晴らしに映画でも見に行ったらいいだろうと言い出したのはいつも店にやってくる映画館の店主。
その時紹介されたのが、なんともこれもラジオで酷評されていたB級時代劇。
世の中にはB級映画なるジャンルがあって、それはつまり作品の完成度が低く、よほどの映画好きでなければとても見るに値しないと言う。
確かに様々な映画のジャンルの中で、一体これは何なんだと思うようなお粗末な作品も数限りなく。
映画大好き人間の私から見ても、つまらないと断言せざるをえないような作品も過去には何作も。
今回 割引券をもらった作品は条映映画作とあった。
カムカムエヴリバディでは時代劇がちょこちょこ出てくるが、それほど重大な意味を持って描かれているわけではなく、まだその存在価値が100%発揮されているとは言い難い。
しかし、この気晴らしで見た映画、ジョーには感じるものがあったらしい。
るいのために全力で頑張るよと。
映画のどの部分に感動したのか理解不明だが、とにかくこの映画がしっかりと背中を押してくれた事は間違いなさそう。
もうすぐコンテスト
コンテストの当日は、竹村クリーニング店も早じまい。
とりあえずご夫婦が先にジャズ喫茶に出向いてもらって、その後をるいが追いかける。
そんな中、店じまいしようとしていたところに慌てて駆け込んできたのがジョー。
なんとステージ衣装にべったりとケチャップが。
聞けば、腹が減ってしまったので、いつものようにホットドックをほおばってしまったとのこと。
その結果こんな事態。
呆れてものも言えなくなるるいだが、必死で染み抜きを始める。
もし間に合わなければ別なのは来てください
そんなのいやだ、サッチモちゃんの選んだ服を着る😭
このレベルではほとんど駄々っ子だよね。
ジョーとはこういった男なんだよな。
まず第一におっちょこちょい。
早とちり 天然でしかもピンボケ。
でも心根の優しさは天下一品。
さて、結果は見当がついているけど、コンクールがもうじき始まる。