カムカムエヴリバディは今日の放送でちょうど全体の半分が済んだらしい。
これから折り返して4月9日が最終回と聞いた。
安子編では鬼脚本だと痛感したが、どうやら今回のるい編も同じような試練が待ち構えていそうな雰囲気。
トランペッターとして致命的なトラブルを抱えたジョー。
彼は演奏してこそ値打ちを発揮できる。
それが不可能になった今は、トランペッターとしての未来もさることながら、最愛のるいに対して申し開きができない。
男の気持ちとしてその事は痛いほどよくわかる。
男は女に対して常になにがしかの責任を感じつつ生きる生き物なのだ。
その責任が果たせなくなった今、どんな顔をして手紙に返事を書いたり、会いに行ったりできるだろうか。
今日のエピソードもあちこちにそんな苦悩に満ちたジョーが描かれた。
彼をめぐる周りの人たちの反応も様々。
かいがいしく身の回りの世話を焼く社長令嬢奈々。
彼女の存在があらぬ噂の原因にもなってしまう。
目次
ジョーを襲うアクシデント
突然トランペットが吹けなくなる病状にネットでも盛んに噂が。
ホットドッグが不足しているからとの理由付けが一番ユニークで面白かった。
他は何をどんなふうに説明しようとしても、突然降ってわいた災難。
ジョー本人も周りの人もどのように対応していいかわからない。
日常生活は何の問題もなく暮らせるのに、肝心のトランペットだけが全く思い通りにならない。
どうやら何人かの医者にも見せたような。
このアクシデントでもかいがいしく身の回りの世話を焼いてくれたのは社長令嬢の奈々。
彼女が献身的に尽くしてくれた。
笹プロ社長の怒り 奈々の献身
ふがいないジョーの様子に激怒する社長。
今も昔も変わらないと思うが、芸能プロダクションは新人をデビューさせるときに相応の投資をする決まり。
要するに、儲けるためにはあらかじめお金を投入して準備をする必要がある。
下世話な言い方だがジョーのデビューにも、コンサートの会場を予約したり、レコーディングスタジオの予約、またバンドを手配する必要もあった。
念には念を入れて十分な準備をしてその上でデビューさせようと。
しかし、肝心の本人が演奏不能ならデビューそのものを白紙にするしかなくなる。
社長が怒るのも無理は無いが、本人に対しては実に辛辣なものの言い方。
およそこれからデビューをする若者に対してかける言葉ではなかったね。
脚本がそうだったんだろうが、ジョーを罵倒。
そしてさらに、大阪に電話をしてマスターの木暮さんに迎えに来させるとも。
そこまでまくし立てた時に娘の奈々から助け舟が。
せめて春まで待って🙏
評判の良い医者も見つけてあるので、治療する時間が欲しい。
彼女は献身的にジョーを支えて、病院にも付き添う。
ただこうした優しさが周りではきちんと理解されなかったんだよな。
周りのバンドマンたちはジョーと奈々がレコーディングもせずに2人でデートよろしく出歩いていると。
ねもはもない噂を立てる始末。
実はこの噂は、大阪にも届くことになった。
噂を耳にしたるいは意を決して何通もの手紙を出すことに。
しかし返事が来る事はなかった。
大阪で待つるい
ジョーを信じつつ、大阪でじっと待っているるい。
クリスマスには会える、春になったら会えるそんなことを夢見つつ、普段の生活を送っていたが。
悪い噂が耳に入るたびに心配でたまらなくなった彼女はついに手紙を出すことになる。
しかし、ジョーがその手紙に返事を書く事はなかった。
ジョーの言葉。
かけるわけない😓
ジョーの心の中を探ってみればすぐに理解できる。
るいが好きでたまらないのは間違いない事実だが、自分がるいに対して存在する意味をきちんと提示できるのはトランペット。
それが失われた今、どの面下げて彼女の前に顔を出せばいいんだろう。
とてもじゃないが合わせる顔がない。
それがジョーの本心だろう。
ジョーが嘘をつかなければならなかった理由
こっそり内緒で帰ってきた大阪。
ジョーの顔を見た木暮さんは事情はわからずとも、ジョーの様子から重大な事実があることを瞬時に察知する。
東京からこちらへ戻るとき奈々さんに話していた。
大阪の仲間たちには内緒にしておきたい。
でも、木暮さんにだけはきちんと話したいと思っている。
るいにはとても合わす顔がない。
トランペットが吹けなくなった今、消え入りたい気持ちにさえになってしまうのだ。
そして、るいが噂話について話し始めた時に、一世一代の嘘をつくことになる。
奈々のことが好きになった
おまえとは終いや😔
いろんな意見があるだろうが、これはるいに嫌われるためにわざわざ嘘をついた。
存在価値のなくなった自分が、このままるいと一緒にいるのでは彼女を幸せにすることなど叶うはずもなく。
そう思えばたとえ嘘をついてでも、今ここで彼女から去ってしまうことが1番ふさわしいのだと考えたようだ。
なんとも短絡的な男の薄情だよね。
男と女のつながりはこういうこととはまたちょっと違うんだよな。
実は言葉なんかでは説明しようのない奥深いところで絆は静かに培われていくもの。
しかし、恋愛未経験に近い2人ではそんなとこまで気持ちが及ぶ事はなかった。
そして、なんとも思わせぶりに物語は来週へ。