「カムカムエヴリバディ」は、物語が始まった頃からその展開のスピードが驚くほど早いのが特徴。
安子編の時も、情け容赦のないストーリー展開が連続して、結局最後は詳しい事情を説明することなく主人公の安子は物語から退場。
現在進行形のるい編でもその傾向は続いていると見える。
昨日ギリギリのところでジョーを救ったるい。
途中の説明は、視聴者が物語をあらかじめ心の中でこしらえることによって、舞台を京都に移す。
そして、物語を大きく動かすのは岡山で過ごした記憶やその時の人たちとの関わり。
ここへきてこの物語の主人公がるいなことを思い知ることになる。
主人公のキャラクターも彼女が登場してきた頃からは少し変わったような。
物語を牽引するための力強さと、彼女が過去から受け継いできた守らなければならない記憶。
ジョーは脇役としてるいを支える。
目次
いざ、京都へ
昨日の厳しい状況から京都行きを決めるまでにそれほど時間が経ったわけではなさそう。
京都で暮らす事は大阪で知り合った人たちにも安心感を与えることに。
距離が近いのが何よりもうれしかったようだ。


2人が一緒になるためには乗り越えなければならない試練が。
トランペッター大月錠一郎は挽回不可能な状況に陥っていた。
明確な治療方法がない以上、環境を変えるなど、医者たちも助言をするレベルでしか力になってやれない。
2人が求めたのは夫婦で新生活を始めること。
そして京都で最初に訪れたのがベリーこと野田一子さん
なんと彼女は京都ではお茶の先生をしていたよね。
るいの告白に、思わず彼女が放った一言
あんた見かけによらずギャンブラーやな😳
この時るいとジョーの持ち金は、2人が切り詰めて3ヶ月暮らせるレベル。
私なりに色々と考えてみたが、多分50万円位(現在の価値で)かなと想像。
あの当時なら、この想定金額の半分以下かなと。
物語の中では、この時まだ住むところも仕事も決まっていなかったはずだから。
かなり冒険だね。
しかし、るいの言葉では、“新しい生活を始めるならちょうどいい”とまるで屈託がない。
るいの記憶
るいとジョーの2人の様子が描かれる中で、天神様にお参りするところがあった。
そこで見かけた回転焼きを見て、るいには古い記憶が蘇る。
そういえば岡山から大阪へ出てきた頃も、母親と2人でおはぎを作りながら売り歩いて商売をしていた。
当時からあんこの味には定評があったんだよね。
一旦は大阪から岡山に戻って、そこで事故が起こってるいにはできれば思い出したくもない思い出を作ってしまうことに。
るいの額の傷はその頃のもの。
複雑な事情が絡み合って安子はるいを徐々に自分から遠ざけるようになっていた。
理由がわからないまま、誤解を生むような場面だけが記憶に残ってしまったるい。
母親に捨てられた😱
今までずっとるいを支配してきた古い記憶。
今回ジョーと夫婦になって一緒に仕事をすることを考えると、古い記憶ともう一度向き合う必要が。
夫婦2人で始める新事業
物語の中で回転焼きと紹介されていたが、実物を見ると私の地方では「おやき」
全国のあちこちで呼び名が変わるような雰囲気。
たいやきとは作りは同じだけれど見かけは全然違う。
子供の頃は、街へ出かけると何かにつけて買ってもらえた記憶が。
おやきは当時は中にあんこが入った1種類だけ。
ちなみに、最近のものはたい焼きも含めて中身はバリエーションに富む。
白あんとかカスタードとか、チーズなんかも入ったやつが。
いろいろ思いを巡らして行くと、何か食べたくなっちゃう😅😋
おいしゅうなれ
るいのしっかり者ぶりはこの辺にもよく表れていた。
どこかに働きに出るのではなく、
夫婦が2人でいられること、
初期設備投資が安価であること。
何よりも、自分の記憶をたぐると自信を持って行動できるのがこれ。
あんこを作る作業は母親の手元を幼な心にしっかりとたどることができたのだ。
そういえば、あの呪文を思い出すよね。
小豆の声を聞け
時計に頼るな
何をして欲しいかは小豆が教えてくれる
おいしゅうなれ、おいしゅうなれ😋
このあんこ食べた人の、にっこり微笑む姿を思い浮かべる
そうやって気持ちを込める
そういえば、これロバートさんが英訳してくれたんだよなぁ。
もう忘れちゃったけど。
いずれどこかで検索をしてみようかな。
こうしてるいはジョーとともに新生活をスタートさせたのだ。
すぐにうまくいくとは思えないが、2人が朝から晩まで一緒にいられるのはある意味とても素敵なこと。
余計なことだなこの2人には娘が生まれて、その娘が次のヒロインになってくる。
今日の物語を見て、とにかく進行スピードは鬼のように早い。
余計なことを考える間もなく、ぐいぐい進む“カムカムストーリー”