1週間締めくくりのエピソードとなった今日の物語。
高校3年生になったひなたは周りの友達が皆きちんと進むべき進路を決めていることで、焦る気持ちを抑えられない。
年頃にはなってみたけれど、自分が何をしたいのかもよくわからない。
自分の希望はと言えば、今と同じように永遠に高校3年生。
そして小学校に上がったばかりの弟桃太郎。
そして両親。
4人での暮らしが永久に続けばいいなと思ってみたり。
ひなたの気持ちをよく理解している友達2人は、あっさりと答えを出す。
ひなたは回転焼き屋を継ぐべき。
やることがなければ家業を継ぐのが最もふさわしい道なんだと諭すのだが。
そんな中、物語の中では、ひなたのプライドを逆なでするようなことが立て続けに起こることになる。
さらには、ひなたが憧れて止まない「さむらい」
そんな潔く気高くかっこいい生き方がひょっとしたら可能になるような、新しい発見が。
目次
傍若無人な青年の振る舞い
店にふらりとやってきた青年は、母親のるいがご希望らしい。
いつものおばちゃんと言っていたから。
ひなたを指して
娘⁉️
そして、店の中を一通り見渡した後、あんたでいいから新しいの焼いてくれと。
実は、ひなたは店番はできるが、回転焼きを焼く技術は持ち合わせていない。
困った様子を見た青年は、馬鹿にしたように言葉を続けるのだ。
ここの娘なんだろう!
焼けないの!
明らかに、仕事ができないことを罵っているよね。
そして諦めた様子で、じゃぁそこにあるのでいいよと。
いくつにしましょう?
一個😤
さんざんもったいぶって結局頼んだのは一個だけ。
ひなたは腸が煮えくり返るのをぐっと抑えて青年の後ろ姿に真似事で一太刀浴びせる。
ひなたは店の事は何もできなかった(汗)
高校3年生にもなっているんだから、少なくても店の仕事をある程度把握してたって決しておかしくは無い。
そのことを追求されると、今までいかに自分が甘やかされて勝手気ままに暮らしてきたか思い知らされる。
この青年は、どうやら何度かこちらの店に買い物に来てくれているお客さんらしい。
そして対応はいつもるい。
おばちゃんに売ってもらった回転焼きは間違いなくおいしいことを知っている。
たまたま夕方やってきてみたら若い娘ひなたが。
思った通り彼女は単なる店番しかできない。
ドラマを見ていてわかったけれど回転焼きはおよそ10年経って1個100円に値上がりしていたね。
青年が出した1000円札に900円のお釣りを出すひなた。
引き算はできるんだ😂
この発言もとんでもない侮辱だね。
これがこの後物語の中で深く関わってくる青年との最初の関わり。
NHKがこだわる「おしん」
事あるごとに「おしん」をカムカムエヴリバディの中で紹介する。
「おしん」はわずか7歳で奉公に出されて学校にもいかず仕事をさせられたのだ。
私の記憶に間違いなければその時のおしんの給金が米3俵だったか5俵だったか。
大月家ではこの「おしん」に皆感情移入。
ドラマの中でも妄想の世界でひなたが奉公に出される様子をユーモラスに描いていたよね。
錠一郎が“桃太郎を奉公に出すことだけはしないでおこうね”とるいに。
我が家はそこまで貧しくありませんとるい。
物語は1983年なので、奉公なんて話はほとんど死語に近かったのでは。
この「おしん」がどれだけ凄いドラマなのかはGoogleで検索するとつぶさに納得できる。
最高視聴率が62.6%だったか。
今これだけの数字を上げられる番組は逆立ちしたってないよね。
そしてブームはこの朝ドラの放送が終わった後も続いたんだよね。
俳優たちも亡くなった人たちも含めて、熱演が光っていたと思う。
ちょうどNHKが1番誇りに思う朝ドラの放送時期とカムカムエヴィリバディが被るのでこれ幸いとばかりに物語に登場させているような。
ひなたの試み
仲良しの友達2人から家業を継ぐのが一番良いのではとアドバイスを受ける。
自分も回転焼きを焼いてみようかなと思いつきで挑戦してみたところが。
どんな商売でも、いざ具体的に行動を起こすと意外と大変だったりするのだ。
ひなたは大きくてあんこがたくさん入っていればお客さんは絶対嬉しいと勝手に解釈。
こういった商品は実はデリケートなバランスの上に成り立つんだよね。
自分勝手な思い入れて勝手にマニュアルを変えちゃうと結果はろくなものにならない。
教えた通りにきちんとこなせばこんな風にはならないのにね。
でも、るいは優しいね。
初めてなんだからこんなもんでしょう。
今まで全くやったことないくせに突然思いつきでうまくやろうなんて、そりゃ虫がよすぎるよ。
母親のこのセリフは痛烈だけどまさに真実。
全くふがいない自分の姿についに感情が溢れてボロボロと泣き出してしまうひなた。
私はどうしたらいいんだろう(涙)
みんな将来のことをしっかりと考えているのに、自分は何一つ計画できていない。
何をやったら良いのかもわからないし、自分に何が向いているのかすらわからない。
悩みは底なしに深いように思われた。
聖地 太秦にて
悩みがあるときに必ず訪れるのが太秦の映画村。
ここはひなたが憧れて止まないさむらいの心意気を感じることができる。
ここでしばらく時間を過ごすとひなたはエネルギーをチャージして再び世の中に変えることができるのだ。
モモケンの記念撮影の場所で、ふと見かけたミス条映の募集。
首尾よく選ばれればモモケンと共演できるばかりでなく賞金50万円とあった。
これは😍❣️
思わず大きな期待を抱いてほくそ笑むひなた。
さて今日はここまでで終了。
来週に物語が進んでいくけど、どういったことになるんだろうね。