高校3年生の夏休みが終わって、物語はいよいよその翌年、卒業後の様子が描かれる。
設定は1984年。
昭和60年に相当するから私の世代だとほぼ昨日くらいの記憶になってしまうね。
夏休みの宿題で小学校以来のドタバタ劇が終了した後、ひなたは虚無蔵さんからアルバイト料をいただくことになる。
これがなんとも風変わりで5円玉と50円玉を紐に通した、時代劇でよく見る感じのお金。
あの量から見て一体どれぐらいの金額なんだろうかと思うが、多分お小遣い程度だと想像。
しかし、このアルバイトは ひなたの卒業後の進路を決める大切なきっかけに。
ひなたはなんと太秦映画村に職員として就職。
毎日忙しい日々を過ごすことになるが、彼女にしてみれば願ってもないことだろうね。
さて、ここからカムカムエヴリバディは新しいエピソードを踏まえて物語展開することになる。
目次
あいも変わらず夏休みの最終日のやっつけ宿題
小学校以来、連綿と続いてきた夏休み最後の悪あがき。
いつもの通りひなたの力になってくれるのはいっちゃんと小夜子ちゃん。
この2人は何かにつけてひなたの味方。
赤螺の吉之丞も相変わらず憎まれ口を聞く、でもそういったことも含めてみんな仲良し。
小学校から高校卒業までの6年間、変わることなく繰り返された夏休み最後の悪あがき。
本当は最終日も太秦映画村でアルバイトをする予定だったけれど、さすがにそれは叶わず。
そんな中、虚無蔵さんがアルバイト料と称して昔風に束ねたお金を渡しにやってきてくれる。
ひなたは虚無蔵さんに自分がますます時代劇が好きになったこと、そしてこれからもできれば時代劇に関わっていきたいことなど感謝の気持ちとともに伝えることになった。
祝就職 太秦映画村
物語は知らないうちにどんどん進んで翌春映画村に就職してからのことが描かれる。
配属先はあの榊原さんトップの庶務係。
ここでは毎日訪れる観光客の案内とか、他にも撮影に使う様々な機材の運搬や、休憩所でお茶をふるまったりなど、仕事は尽きることなく。
やっぱりなんといっても激務だと感じている様子が伝わってくるね。
どうやら、五十嵐君は映画村のイベントの宣伝のための案内係りを仰せつかっているらしい。
新選組のしゃきっとした装束をつけてはいるが、これはあくまでもイベント用の衣装。
揶揄するひなたと憎まれ口をきくのも相変わらず。
この2人はでも、この先さらに親密になると思うんだよね。
どのネタバレ情報を見てもこの2人がこの先一緒になるとかといった記述は見つからないので、どういった関係が想定されているんだろう。
今の段階ではまだ若い2人なので、関係が進むとも考えにくいけれど、少なくとも10年以内には何かきっかけになることがあっても不思議は無いよね。
やっぱり激務
すみれさんは女優のみの活動を方向転換。
映画村の様々なイベントにも登場。
変わらぬ明るさで愛嬌を振りまく。
付き人を任されたひなただが、要領の悪さは相変わらず。
草履と雪駄と下駄の区別がどうやらつかないらしい。
すみれさんに叱られても致し方ない。
ひなたの持ち味はとにかく時代劇を愛する情熱。
それだけは誰にも負けないだろう。
五十嵐君といい勝負。
今日からは制服を身にまとったひなた。
80年代って銀行とか、おもだった会社の女性社員はみんなこんなような制服を着てたような気がする。
いかにも事務職って感じだよね。
仕事は途切れることなく次々進むので、はっきり言って息つく暇もないぐらい。
モモケンと算太😳
満を持して算太が登場。
そういえば彼はお菓子屋さんを継ぐのを嫌ってダンサーになったはずだよね。
どうやら物語的にはその流れを受けた設定に。
今日のエピソードの中で、振付師としての仕事が描かれていた。
なんと、モモケンの古い知り合いとの設定。
モモケンの紹介となれば、監督その他映画村のスタッフたちも文句など言えるはずもない。
それにしてもハッタリで人を納得させるやり方は若い頃と変わってない。
算太とそっくりの別人ってこともないはずだから、おそらく本人だろうと推察。
彼の指導で、映画村宣伝のコマーシャルはモモケン中心で踊りを踊る斬新なやり方が採用されたね。
これって、マツケンサンバみたいなものだなと勝手に思ってみたけど。
時代劇俳優も今は舞台で踊ったりコメディーをやってみたり、いろんな活躍の場が求められるのだ。
物語的にも納得の設定だなと。
文四郎と虚無蔵さん
モモケンは先代の父親が残した作品黍之烝シリーズを映画で撮り直すと発表。
先週の予告編の中にもあったけど、虚無蔵さんとは何か確執がありそうな。
そして、文四郎君は虚無蔵さんに剣道の稽古をつけてもらっていた。
どうやらこの2人、監督の轟さんの配慮もあって師匠と弟子みたいな関係に。
さて、昨日と今日で映画村に関わる様々なエピソードは新たな展開を迎えることに。
ひなたは物語の主人公としてどんな風に振る舞うんだろう?