物語は1993年、世紀末。
20世紀が終わるまであと7年。
この時代、世の中を席巻して一大ブームになっていたのが
「ノストラダムスの大予言」。
五島勉さんの本が大ベストセラーになって、テレビでも様々な特集番組が。
2022年に生きている我々にしてみれば、大予言の言葉の内容にそれほどのものはなかったと理解しているが、当時 頭から信じて疑わなかった人たちもいたような。
ひなたもその1人。
西暦2000年に地球は滅んで、すべての人たちはそこで死に耐えると信じて疑わなかった。
物語の設定ではミツ首の龍が襲ってくると。
これはおそらく怪獣映画に出てくるキングギドラか何かを想定しているんだろうな。
さて、現実問題として映画村の来場者数の減少は撮影所存続の危機に瀕していた。
入場者数のアップのために何かをする必要に迫られていたが、ひなたの出したアイデアはベタながら、時代劇の特徴を生かしたユニークなもの。
それはお化け屋敷。
仕事がなくなった大部屋俳優たちにも仕事を割り振ることができる。
その上で来場者が増えれば言う事はないと目論んだのだが。
目次
妄想ひなたの大予言


2000年の7月、空から恐怖の大王が降ってくるってみんな何を想像しただろう?
巷で噂になっていたのは、核兵器による放射能とか、あるいは隕石とか、何かが襲ってくると信じていたような。
ただ、その後のアンゴルモアの大王を蘇らせるでちんぷんかんぷんになった人も多かったと思う。
結果から言えば、特に目に見えて何か問題が起こったわけではないので、あのノストラダムスの詩は何か別な解釈方法があったのかもしれないね。
ひなたはテレビの影響をまともに受けて、7年後に地球が滅びると信じて疑わなかったみたい。
あまりにものどかすぎるし、単細胞すぎるなと思うけど、彼女の場合 時代劇とかモモケンとか後は漫画とかアニメなどで世界は埋め尽くされていたので、信じたとしてもそうかなと思ってしまう。
ミツ首の龍はキングギドラだよな。


さて、気になることだらけだけど残りの人生が7年しかないと思っちゃうんだね。
映画村の来場者数アップなんて果たしてどれだけの意味があるのかとひなたが抱く素朴な疑問。
それでも今の仕事を精一杯こなすと榊原さん。
そういえばすみれさんはいっちゃんのことを一恵と呼び捨てにしてた。
やっぱり本来のわがまま女優は健在。
とにかく何とかして、来場者数アップのための方策を講じなければならない必要が。
桃太郎の小夜子記念日


高校1年生になった桃太郎。
学校の先生として仕事をしている小夜子ちゃん。
この2人には、桃太郎の片想いというエピソードが。
ことあるごとに理由をつけて小夜子ちゃんに会いにいこうとする桃太郎。
今回は、国語が苦手なので何かよさげな本を選んでほしいと。
選ばれたのが『サラダ記念日』。
中には短歌がたくさん並んでいるので読み物としてはわかりやすいかも。
ページを開いては小夜子ちゃんに思いを馳せる桃太郎。
4月20日は小夜子記念日🤣
企画 お化け屋敷
ひなたが知恵を振り絞って出したアイディアがお化け屋敷。
これは現在の東映太秦村でも人気のアトラクション。
ドラマの中では企画書を見た轟監督が、“演出は私がやったる”
これは心強い味方が1人増えて、話題性もバッチリ。
映画村としては大部屋俳優たちが仕事にあぶれて皆生活が苦しく。
彼らをお化け屋敷の、様々な役柄に雇い入れることができれば、収入にもなり、映画村の来場者数アップにも大いに貢献する。
ちなみに、ドラマを見ていて感じたけど大部屋俳優たちは、みんな日払いでその日の報酬を得るんだね!
これは、今も同じシステムを採用してると思うけど、大部屋俳優たちがどれだけの身分なのかよくわかるってもの。
日払いのアルバイトって、身分はかなり低い。
それも現金で直接だからさもありなん。
銀行振り込みとかこの時代は主流になってたはずだけど。
そういった世の中のシステムからも外れてるってことだ。
やっぱり、その日を暮らすための日銭を稼ぐって考え方は私の世代ではとても納得できるけど、今の若い人たちにはなじみがないかも。
ひなたと文ちゃん
時代劇俳優として志を失わずに必死で頑張っている文ちゃん。
しかし、妖術七変化の出演してから、それ以上に出世する事はなかった。
時代劇の中ではこの作品が最後のヒット作品って言われる位だから。
何年も下積み暮らしが続く文ちゃん。
ひなたの事は大好きだけど、自分の現状を考えたらその日を暮らすのが精一杯。
ひなたはノストラダムスの予言を疑いもなく信じていて、自分たちはあと7年の命と受け止めていた。
それだけの時間しか生きられないなら1秒でも長く文ちゃんと一緒にいたい。
一緒に暮らしたい。
ひなたらしい、わかりやすいストレートな気持ち。
ちなみに、本郷奏多君、朝ドラ後の朝イチに出演していて、様々なレアトークを。
さて、今週はここまでだったんだよな。
この後どんなふうに続くんだろう。
予告編はネットではもうしっかり発表されているので、私はしっかり見させてもらったが、どうやら2人の将来についていろんな人たちのアドバイスがありそう。
感心するのは残りの時間で伏線回収が鬼のようになされるってことかな。