今週は盛りだくさんな内容で語られると思ったら、それを通り越して事件勃発。
文ちゃんはこともあろうにひなたとの約束をすっぽかしてやけ酒。
それだけならまだしも、立ち寄った居酒屋ですみれたんご夫婦と遭遇。
酒に酔った勢いで、ご主人の破天荒将軍(凛太郎)に絡んでしまった。
その時の言葉の勢いで、文ちゃんは凛太郎の演技にケチをつける。
さらには、妻のすみれさんにも侮辱の言葉を。
そこから、物語の中では描かれなかったけど大立ち回りがあったような。
その時の状況は、すぐに撮影所はおろか、周りにいた居酒屋のお客さんにも知れ渡ることに。
そして、文ちゃんは条映に呼び出されて厳しい沙汰を言いつけられる。
この事件の後、ひなたと文四郎の関係には決定的な進展が。
さらにはすみれさんのお茶指導でずっと参加しているいっちゃんが、何やら榊原さんと良い関係に。
重大な事件が描かれつつ、それと並行して他のエピソードもしっかり登場してくる。
脚本家の冴え渡る手腕。
目次
文四郎 ご乱心
本当は桃太郎の誕生パーティーに合流する予定だった。
しかし、自分の境遇にどこまでも不遇感を禁じ得ない文四郎。
約束をすっぽかしただけではなくそのまま居酒屋でやけ酒を煽る。
偶然居合わせたのがすみれさんご夫婦。
夫婦で仲良く飲んで語っていたところが、すみれさんが文四郎を発見。
様子を見て優しく声をかけて、
こっちで一緒に飲まない?
悩みがあれば凛太郎もいるから
相談に乗ってあげられるよ😅
この優しさが仇になるのだ。
文四郎はこともあろうに破天荒将軍の主役の通りいっぺんの演技をけなす。
それだけではない、
彼の人気をねたんでの発言、「金も女も思いのままだけど、選んだ女は二流の女優」。
この発言が決定的なきっかけになってどうやら大立ち回りがあったようだ。
物語を見ているとよくわかるがこの様子は赤螺の家族にバッチリ目撃されていた。
条映からの処分
約束をすっぽかされたことで翌日文四郎を探すひなた。
そこですみれさんとばったり遭遇。
すみれさんから昨日の大立ち回りの詳しいいきさつを聞かされることになる。
凛太郎は自分自身への批判だったらば、その場でぐっと抑えて飲み込もうとしたらしいのだが、すみれさんを馬鹿にしたことで勘弁できないことに。
その様子が次の日、条映の幹部に報告されることになったのだ。


監督等の話によればこれは寛大な処置らしい。
その場で首が飛んでも文句は言えないけれど、将軍様はさすがの名さばきで、彼自身は不問に伏すと言ってくれたそうだ。
ただし、映画会社としてはそうはいかない。
きっちりとけじめをつけると言うことに。
文四郎はこの段階で、俳優としてはやってはいけなくなることが確定。
とにかく安い給料でやっとの思いでその日を暮らしている人間が、1年間無休で在籍できるはずもなし。
誰がなんと言っても、厳しい事態に追い込まれたのには違いない。
ひなたが大好き❤でも…😭
事務所からしょげかえって出てきた文四郎。
すぐに日向と2人きりで話をする。
文四郎曰く
俺、役者やめるわ
東京に行って親父の会社を手伝う。
ひなた 一緒に来てくれないか?
ひなたが返す。
どうしてそうなるん?
夢をあきらめるん?
うち、大丈夫やで🙆♀️
ちょびっとだけど結婚資金も貯めてるし😍
しかし、文四郎の決意は固かったのだ。
彼は役者としての自分の未来にも失望していた。
さらにはやけで起こした今回の事件が息の根を止めたのかもしれない。
それでもひなたは食い下がって役者を続けるよう説得する。
ウチは大丈夫やて
あきらめんと夢を追いかけて😅
しかし、追求もここまで。
文四郎は自分自身のプライドにかけて、このまま俳優は続けられないと決意するしかなかったのだ。
いっちゃんと榊原さん


ひなたと文四郎の切ないエピソードが交錯する中で、何気なく描かれていたいっちゃんと榊原さんの2人の関係。
いっちゃんは榊原さんをとても立派だと褒めていた。
わがまますみれさんがきちんと復活するまで根気よく説得して導いてきた。
そのくせいささかの見返りも求めていない。
榊原さんがすみれさんを好きなのはバレバレだとも言ってたね。
そしてあほやからみんな人を好きになると
これは今日の名言かも。
そして世の中の人全てがあほやと。
主人公たち2人だけのエピソードで終わるならそれなりの完成度だろうが、それ以外の脇役のエピソードが挿入されることで物語がぐっと格調高くなっているように感じたね。
ひなたの失恋
文ちゃんがひなたに別れを告げるのは男のわがまま。
自分には責任もあるし、プライドもあると言いたかったんだろうな。
中途半端な、意気地なしの男にありがちな行動だけど、おそらく99%の男はこんな行動をとると思うよ。
こういった無様なことにならないように夢を追いかけるときは相応の落としどころを考えておく必要が。
そこをあいまいにしたまま憧れたままで突っ走った結果だね。
文ちゃんはそろそろ30歳。
もうやり直しをするなこの辺が潮時かもしれない。
その判断は正しいと思うが、ひなたは決して納得しないだろうな。
ひなたには堪えただろうなぁ。
さて、今日のエピソードはこれで終わりなんだけど、実はひなたの両親がこのことを知っているようだ。
それはほかならぬ赤螺家から情報収集。
両親がきっと慰めてくれるに違いない。