くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ファミリーブルーグラス ザ・ピーターセンズに注目

 

ここ何年間かで私の音楽鑑賞はほぼYouTubeが8割を占めるように。

ずいぶん前はテレビが主力だったと思ったが、最近はごくまれに見る位で、考えてみれば歌謡曲と呼べるものは全く聴かなくなったかもしれない。

この1ヶ月ほど、YouTubeで気になったファミリーグループがいるので紹介してみる。

ザ・ピーターセンズ

最初聞いたときにカントリー&ウェスタンのグループだと思ったが、調べてみるとジャンルはブルーグラスとあった。

ちなみに今の今までカントリー&ウェスタンとブルーグラスの違いを認識せずに至る。

ただし、調べれば調べるほど違いと呼べるほどのものはなさそうだ。

アメリカの土着の民謡みたいなジャンルの音楽がブルーグラス(主に白人)

そこからポピュラーミュージック風に くだけた感じに表現するのがカントリー&ウェスタン。

言葉で説明するといよいよわからなくなるね。

このグループがまずすごいと思ったのは、家族でやってるんだけど、それぞれが自分の担当の楽器をきちんとこなすだけでなく、彼らのハーモニーが驚くほどの完成度。

一言で言えばびっくりするほどうまいのだ。

とにかく、ハモリ方が抜群。

メンバーは6人編成だが、見た感じベース以外の人たちは全員ボーカルをこなす。

さらには、誰かがボーカルを担当したときに残りのメンバーがハモリを担当するが、その時のバランス感覚が秀逸。

主旋律をどこまでも際立たせるようにハモる。

決してでしゃばらないハモリ。

意外と簡単なようでかなり難しい。

さて、実際いかなるものか分析してみる。

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ベースがお母さん スチールギターは家族の友達と聞いた。残り4人が兄弟

目次

6人編成だが独特の楽器担当

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歌っているのは3人姉妹が中心

このグループは家族で構成されている。

ベースを担当しているのがお母さん。

そしてスチールギターを弾いているのが家族の友達と聞いた。

他の4人が姉妹。

長女が担当しているのがバイオリン

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長女ケイティー彼女はバイオリン担当だが全体の音楽監督でもあるらしい

ちなみにブルーグラスではバイオリンとは言わないのだそう。

フィドルと呼ばれている。

ネットで調べ始めた時に楽器の呼び名が独特なのでクラシックの事しか知らない私にとってはどれもが皆新鮮。

ちなみに二女エレンはバンジョー担当。

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奥の赤いセーターの女の子がエレン

長男 マット

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彼のソロも聞いたけどかなりうまい😍

そして3女のジュリアンのがマンドリン担当となっている。

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彼女も普通にメインボーカルを担当する

ドブロギターたる独特の楽器を担当するのがエメットフランツ。

家族の友人と聞いた。

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演奏スタイルはブルーグラス独特のもの

音もさることながら、やはりこの演奏スタイルが大きく変わっている。

ギターは専用のものが使われるが私の中ではスチールギターと認識してきた。

ブルーグラスではドブロギターと言うんだそうな。

ベースを担当するのがお母さん

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カレンピーターセン 4人の母親

彼女は大学時代音楽理論の修士号を取得。

学生時代に知り合った夫とともに家族でバンドを始めたが、最初はトランペット奏者だったものが、バンジョー担当になり、三女が生まれてからベースに転向したと聞いている。

こういったお母さんだから子供たちも才能豊かなのかなと勝手に解釈。

ブルーグラス独特の音楽性

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スチールギター(ドブロギター) 演奏スタイルは独特

ブルーグラスはカントリー&ウェスタンと同じ音楽性だと認識する。

アメリカンポップスと言って良いのかも。

様々な、歌手たちが存在して活躍しているが、日本でも人気のあるジャンルだが、そのほとんどがマニア向けと言って良いのかも。

テレビで特集等組まれることも皆無で、ネットの世界でしかお目にかからないと思う。

レコードやCD等は探せば見つかるかもしれない。

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基本となるのはこの6種類の楽器

この中でバンジョーなどはこのジャンルの音楽ならではのもの。

せっかくだから失礼してYouTubeからアップしてみたい。


www.youtube.com

伸びやかな歌声とハーモニー。

グループの特徴が遺憾なく発揮されていると思うので。

アメリカンミュージックって基本こういう世界だよなと私は解釈している。


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それぞれの歌い手としてのポテンシャル、演奏家としての実力もよくわかるだろう。

日本の演歌に相当するのかも

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日本の演歌歌手たち ネットで調べるとそのものが絶滅危惧種とあった😨

日本で根強い人気があるのが演歌だと認識。

ただし私が演歌歌手として何度か聞いたことがあるのは、北島三郎、八代亜紀、石川さゆり、

坂本冬美ぐらいだろうか。

進んで聞くジャンルではないが、聞いていてうまさを感じなければそれ以上積極的に触れる事はないだろう。

もっともここに紹介していなくても、演歌歌手の中ではへたくそな歌手はいないと思う。

演歌はへたくそには絶対に歌えないジャンルなので。

古き良きアメリカの伝統

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ボブ・ディランとジョ–ンバエズ このジャンルでは二大巨頭かも

私の中ではカントリー&ウェスタンとかブルーグラスはアメリカの古き良き伝統を踏襲している世界だと思っている。

これ以降のロカビリーとかロックとかそういったものはいまひとつなじみがない。

これ以外のアメリカの伝統として挙げるとすれば、私の中ではジャズとゴスペル。

このジャンルはひょっとしたらクラシック音楽を凌駕しているかもしれない。

そして、ジャズとゴスペルを語る気になれば、黒人たちの紹介を避けては通れない。

今回紹介したブルーグラスではどちらかと言えば白人中心の音楽になるので、黒人たちの味わい深い音楽はまた別な機会に紹介してみたい。