くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

沖縄とポーランド ウクライナとの関わり

 

ロシアがウクライナに侵攻してからニュースをチェックしない日はなくなった。

もちろんテレビでもネットでも様々な情報を見聞きするが、長期間ニュースに接していて肝に銘じていることが1つ2つできてきた。

それは見たり聞いたりするもの全てが真実ではないものが混ざると言うこと。

逆な言い方をすればどうしてこうも嘘ばっかりを並べ立てるんだろう。

その中でいくつか信憑性のあるニュースに触れることもできた。

特に毎朝見ている朝ドラの舞台沖縄と被る部分もあったので注目したニュース。

沖縄出身の1人の若者はポーランド在住で、ご当地の女性と家庭を持っている。

ロシアのウクライナ侵攻ニュースを聞き及んで、避難民のウクライナ人の家族を自分たちでも受け入れようと思い立った。

その人のインタビューニュースを見ていて、とても感じるものがあったので私なりに調査をして、さらに私自身の知りえた情報も披露してみたい。

琉球新報からの抜粋

目次

NHKのニュースの中で紹介

ryukyushimpo.jp

ロシアから東欧かけて

このニュースを見たのは2日ほど前だったと記憶。

テレビで紹介された沖縄出身の若い男性はポーランド人の婚約者と生まれて間もない赤ちゃんを抱えた3人暮らし。

ウクライナの避難民のために何かしなければとの思いに駆られて自分の家に避難民を受け入れることを決意。

2家族6人を受け入れたとニュースの中では語られている。

もちろん、お金をいただくなどはあるはずもなく、全て自分自身の持ち出しと義援金を募ったとニュースでは語っていた。

ポーランドでは、ロシアからのエネルギー供給が止まって暖房費が通常の2倍3倍と聞いた。

生活は我々が思う以上に大変なんだろうと推察。

聞くところによると、沖縄出身の彼は、彼自身の曾祖父の話で、沖縄戦の体験をよく聞かされたようだ。

私自身も個人的に詳しく調べたことがあるので大まかではあるが理解している。

沖縄での戦いは、日本軍もアメリカ軍も多大な犠牲者が。

しかし、沖縄島民はおよそ200,000人が亡くなっていると聞いた。

これは、昭和20年当時の沖縄の人口の3分の1に相当する。

ちなみに、今ウクライナでは沖縄ほどでは無いにせよ、数万人レベルの死者がいると推察。

残念ながら正確なニュースは伝わってこないので、様々なアンテナを巡らせて信憑性の高いニュースを自分たちで判断するしかない。

ロシアのプーチン大統領

映像は本物だろうが、ニュースの内容に信憑性は乏しい

彼は政治家と言うよりは諜報員とかスパイとか言ったほうが正しいだろう。

私は時代錯誤の狂人だと断定する。

彼の脳みその中にあるのは、かつて彼が所属したKGBの非合法活動そのもの。

彼は、多分まともなことなど何一つやっていない気がする。

それは、彼自身の生い立ちを見ると納得できる部分もあるが、彼自身の不安や欲望のはけ口を外に向けたところに決定的な過ちが。

おそらく彼自身の手で何千人かそれ以上の人が粛清されているだろう。

御年70歳 私より1つ年上だが、体は驚くほど若々しい

彼自身を止められる人は周りにはいないだろう。

しかし今回の様々な行動や、過去の彼が行ってきた事は必ず何らかの形で自分自身に跳ね返るはず。

このままロシアが何事もなく未来へ続くとは到底思えない。

ウクライナの危機と言うよりは、私はロシアに取り返しのつかない危機が迫っている気がしてならない。

彼の命をもってしても、その罪を償うことにはならないはず。

いろんな見方ができると思うけど、驚くほど気の毒だなぁと感じるのは不謹慎だろうか。

ポーランドウクライナ沖縄

ウクライナと沖縄 同じ境遇に見える

ポーランドは第二次世界大戦の最中、ナチスドイツのユダヤ人迫害によってその当事者となったお国柄。

虐殺されたユダヤ人は私が聞いたところでは600万人を超えるらしい。

ポーランドと日本は昔から不思議な縁で結ばれている。

ナチスドイツから逃れるためにポーランドを出国する際、ユダヤ人たちは日本人外交官の杉原千畝のビザを握り締めて逃亡した。

杉原千畝はギリギリまで粘ってビザを書き続けたのだ。

彼によってその後の子孫たちも含めれば一体どれぐらいのユダヤ人が救われただろうか。

国外脱出しなければ、強制収容所で虐殺される運命にあったのだから。

今回のウクライナはロシア侵攻でこの当時のポーランドと似たような運命をたどっているのかもしれない。

日本では沖縄がアメリカ軍上陸によって、その時の一般市民は多くの犠牲者の上に、生きながらえる事のできた人たちも多数。

現在のウクライナ難民と被って見える沖縄の当時の映像

ウクライナでは「人道回廊」なるものが準備されていてそこでは安全が保障されると言う。

しかしこれらは皆口だけで、今回の戦争が始まって以来ただの1度も成功していない。

ロシアに捉えられたウクライナ人たちはロシア国内に連行され、どこにいるのか見当もつかないと言われる。

逃げてきたウクライナ人たちの話の中には、ロシア兵は人間を人間として扱っていない。

家畜か何かと勘違いしていると言うんだろうか。

今回の惨状を見たときに、沖縄出身の若者は自分の先祖たちの話と被って聞こえたに違いない。

沖縄戦の頃の沖縄の一般民は、日本軍といえども必ずしも味方ではなかったとの報告も。

洞窟の中に逃げ込んだ日本へと一般民は食料をめぐって、日本兵が一般民たちの食物を略奪した事件もあったようだ。

戦争中ならなんだって起こる。

極限まで追い詰められた人間はどんなことでも欲望の赴くままに行動してしまうんだろう。

人間の犯す過ち

敵味方に別れなければ存在意義を見出せない

人間は過ちを犯さなければ生きていけないんだろうか。

過ちとはすなわち自分以外の人たちへの暴力行為全般を指すと思う。

戦争はその最たるもの。

敵味方に分かれて、敵を殺してしまうまで追い詰めければ気がすまない。

誰かを殺すようなことがあれば、その恨みは必ず残って次の世代に引き継がれることになる。

恨みを抱いたところから過ちが始まる。

そして残念ながらそういった誰かを傷つける気持ちにだけ人間は 驚くほどの集中力と、実行力を持ち合わせているようだ。

そして今に至る歴史が作られているんだろうと思う。

未来へ伝えるべき心

他者を思いやる心だけが伝えるべき遺産

ギリシャ哲学では、人間が他へ抱く愛情には2種類あると説く。

1つはエロスと呼ばれて見返りのある愛

つまり、親子とか男女とか、夫婦とかの関係について。

もう一つはアガペーと呼ばれる。

いわゆる無償の愛(見返りを一切求めない)

キリスト教などではこのアガペ–が賞賛される。

これだけ素晴らしい哲学を持ちながらも、欧米人の精神構造は残念極まりないと考えてしまう。

本来きちんとした精神性があるにもかかわらず、そのことを何一つ実現できていない。

それを考えると本当に残念だなと思わざるを得ないが、今生きている者の責任として、未来に申し開きのできるような行動をしなければと強く考える。