先週の物語から改まった今週からのエピソード。
ちむどんどんは暢子の料理修行が続くと思われた。
さて、フォンターナは高級イタリアンレストランとしての知名度はすこぶる高い。
店で提供される料理が大好きな著名人も数多く。
当然お客さんの中には博識な方も多数。
料理人としての暢子の評価は一定のものを得られていたが、しかし物語としてはそこで終わるはずもなく。
味覚に対する暢子の反応は申し分のないものだったが、それ以外はからっきし。
暢子は幼い頃から生活するための術こそが全てだった。
フォンターナのオーナー房子が目指している料理人の質は一定以上の博識さが求められるもの。
オーナーはわざわざ大学の先生から歴史や芸術などの特別講義を受けるほどの勉強家。
フォンターナのお客さんにふさわしい料理を提供するためには、それなりの教養が求められると信じて疑わない。
今日のエピソードでは、房子の求めるレベルには論外な暢子の様子が描かれた。
それと同時に、沖縄では良子ねーねーが出産間近。
歌子は何か相談事があるらしい。
千葉県で養豚場勤務の賢秀は養豚場のオーナーから褒められるぐらい仕事に馴染んでいる。
物語の最後で描かれた暢子のクビ通告。
オーナー房子から新たな試練が言い渡される。
目次
暢子の仕事ぶり
どうやら料理に関する仕事は申し分なさそう。
もともと経験者でもあり、味付けその他の研究心も旺盛。
本人も食べること、料理を作ることが大好きで、うってつけの仕事と思われた。
しかし、オーナー房子が目指すフォンターナの従業員としては明らかに不足の部分が。
それは、料理人としての品格のなさ。
教養とか芸術とか無縁の暢子。
料理について質問されても、専門的なことになったり、自分が知らないことにはまるで答えようもない。
さらには、新聞を見る習慣がないので、新聞の日付を確認するなんて作業も最初から眼中になかった。
そのせいで、にんじんの保管に使う古新聞と今日の新聞の区別がつかなかった。
あまりの傍若無人さに呆れ返るオーナー。
店の雰囲気に暢子は明らかにそぐわない。
フォンターナの客層
今回来られたのは大学の先生だったろうか。
取材のために出版社がわざわざお招きしたようだ。
その時の会話の中でピッツァがフォンターナにないことに言及。
暢子はおいしいんだから店でも出せばいいのにと発言。
その言葉に激しく噛み付く。
この店ではピッツァなんぞ絶対に出してはいかん。
暢子はイタリアの地図を示されてナポリやパロマがどこなのかを質問されてもまるで答えることができない。
さらにはアッラ・フォンターナが何を意味するのかすら全くご存じなかった💦
Google検索してみると、「噴水で」という意味になるそうな。
なんとも叙情的な南国風のネーミングだと感心する。
こちらのお客さんは、学術的な博識な方がとても多くて、そういった人たちに料理を提供することこそオーナーの真骨頂と言えるのかも。
オーナー自身は小学校卒業だけの学歴で、自ら独学で様々なことを学んでいるらしい。
知識と教養さらに芸術的センスを磨くことこそが料理人の礎になるのだと信じて止まないようだ。
沖縄の比嘉家
もうすぐ子供が生まれる良子ねーねー。
夫博夫とともに里帰りしてくる。
博夫は研修に出かけるので、良子は比嘉家で出産することになる。
もういつ産まれてもいい位の大きなお腹で登場していた。
生まれてくる子が男なのか女なのかの議論もごく普通のやりとり。
さらにはさらりと描かれていたけど歌子も何か暢子ねーねーに相談があるような雰囲気。
実はネタバレ情報で内容は把握しているけれど、やっぱり歌子歌を歌うことで自分自身へ挑戦してみたいようだ。
ちなみにバックに流れていた曲はこの当時デビューして大活躍していたアイドル歌手南沙織
YouTubeを検索すると当時の歌いっぷりがすぐにヒット。
当時の様子が何パターンか見られる。
決して今のような派手な振り付けがあるわけではなく、普通に歌っているだけなんだけどね。
ストレートのロングヘアがとても可愛くて、またミニスカートもよく似合っていて魅力的だった。
さらには、彼女は芸能界でいくらか活躍した後、後にカメラマンの篠山紀信と結婚。
2人の息子さんが今NHKなどのレポーターとしても活躍しているね。
あれからおよそ50年は経っちゃったので、彼女もかなりのお年にはなっているはず。
今日は歌子がオーディションに応募することを暢子に伝えようとしたときにこの曲が流れていた。
当時、少年少女の1部の人たちはアイドルとして活躍することに憧れを抱いていたのかも。
房子から暢子への指令
暢子の教養のなさは房子にとっても頭の痛いところ。
料理がおいしいのはわかるけど、それだけでは料理全体を統括することができない。
彼女にはそれなりの研修を積んでもらって、フォンターナにふさわしい料理人として再出発が求められる。
先週ペペロンチーノ対決で負けたときの確認事項が再び言い渡される。
オーナーの命令には絶対。
嫌ならクビ。
それを言われると口答えできない。
かくして、暢子は東洋新聞で下働きをすることになった。
果たしてどんな試練が待っていると言うのだろう?
でも予告編で描かれた通り、懐かしい再会もあるような雰囲気。