くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

マイティーソーラブ& サンダーの魅力‼️

 

友達から誘われて映画館で見た映画。

封切りからちょうど5日目の今日見てきたけど、少し考察をしてみたい。

典型的な娯楽映画なので、基本ストーリーはどういったことなのか見終わった今でも私は理解できていない。

このタイプの映画は理解できなくても映画が楽しめないってことにはならないので。

マニアは相当下調べをしているので、隅々まで理解できる部分が多いだろうけど、私のような単なるミーハーな映画好きがちょっと見た位では到底何が何だかわかるはずもなく。

しかし、見終わった後ネットで様々な検索をしてみると、いくつかわかってくることもある。

トータルで面白かったかどうかと尋ねられれば、私の答えはフツー

決してずば抜けたものは感じなかったね。

ストーリーがわからないながら、過去に見たいろんな映画の中のおとぎ話の場面が所々被る部分もあったのでそのことが紹介できたらいいなと思う。

ほとんどコメディータッチに描かれた作品だけど、扱っているテーマはかなり重たい。

愛するものを目の前で失う、これ以上ない悲しみや苦しみが出発点になっている。

普通に描こうとすれば、およそ一般受けすることのない作品だが、この物語はそこを絶妙にパロディー化して作品としてまとめあげている。

私に言わせれば、作品制作のための心意気が感じられた。

風切り中の映画なので、露骨にネタバレするのも気が引けるので、多少は控えめなネタバレに留めておきたいけどあしからず。

クリスヘムズワーズとナタリー・ポートマン 2人の恋物語でもある😍

目次

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ほとんど理解不能な物語設定

今回マイティーソーはジェーンフォスター

振り返ってみても、どんな設定なのかほとんど理解できなかったね。

冒頭で描かれるのはクリスチャン・ベールが演じている神殺しゴアのエピソード。

彼がね、信じている神様に裏切られちゃってね、娘をなくした上に自分も魔界に落ちてしまう。

ひたすら神を憎んでいる彼はついに神殺しとして世の中に存在する神全てを抹殺することを目標に。

その彼が、とある国の子供たちを全部さらっちゃった。

さらわれた子供たちを救うためにソーが立ち上がるんだけど、彼はいつものハンマーは持っていなかったね。

代わりに持っていたのがストームブレイカー。

超自然的な力が宿った必殺のアイテムってところか。

ソーの元カノジェーン(ナタリーポートマンが演じている)が

今回のマイティーソー。

つまり、ネタバレするけど彼女がハンマーを持って活躍。

ちなみにこのハンマーは名前があるよね。

ムジョルニア

言葉で説明するより、実際にマイティ・ソーのどの作品でもいいから1本見ると納得できる。

とにかく次元の違う話やら人質奪還の物語や、様々なものが織り交ぜられていてほぼ最後までストーリーはわからずじまい。

そして物語そのものはコメディーで描かれる。

今日は4DX3Dで観させてもらったが、とにかく座席の揺れ具合水のかかり具合風臭いなど今までよりも格段に激しかったと記憶。

シートにきちんと座ってないと振り落とされちゃう。

アイテムはただの武器ではない

物語に登場するハンマーは自らの意思で仕える人を選ぶ

ストームブレイカーソーが持っていた武器はこちら

これらの武器は、単なるアイテムではない。

武器それ自体が意志を持っていてきちんと持ち主を選ぶみたい。

今回ムジョルニアはジェーンフォスターを自分の主人に選んだようだ。

それ故今回の作品では彼女がマイティーソーとして振る舞う。

ムジョルニアを持っているので、当然、神がかり的な力を発揮する。

つまりマイティーソーとして振る舞うわけ。

ソーの方は、ストームブレイカーを新しい武器として持っていた。

物語はアベンジャーズその他の物語に出ていた登場人物が山ほど出てくる。

あの辺の物語に多少なりとも素養がなければとてもじゃないがストーリーなど理解不能なのは当たり前。

しかし、そんなストーリーなどわかってもわからなくても基本娯楽映画。

多分小さな子供が見ても楽しめるような作りになっていたと思う。

物語に登場する少女は主役ヘムズワーズの長女

役柄ではゴアの娘として登場 実際はヘムズワーズの娘

物語の中で神殺しゴアはまだ人間だった頃、一人娘を失ってしまう。

その娘を演じていたのが

主役ヘムズワーズの長女インディアヘムズワーズ。

この映画は監督だけでなく俳優やその家族も同じように撮影に参加していて、どうやら俳優たちは皆、子連れで来ていてこの作品に興味を示して出たかったらしい。

その結果話し合いで出番が作られたような。

物語のストーリー展開は最初から確固たる脚本があるわけではなく、その都度制作スタッフのひらめきが織り込まれて物語として成立していくらしい。

悪役を演じたのはクリスチャン・ベール

最初誰だか不明だった 存在感バッチリの悪役だね

バットマンシリーズで有名な俳優クリスチャン・ベール。

彼は悲しい過去を持っていて、神様に裏切られた。

一人娘を必死に祈ったのも虚しく、神様に見捨てられて失ってしまった。

神様への復讐を誓った彼が物語の悪役として成立。

しかし娘への想いは決して断ち切る事はなく、物語の最後まで引きずることになる。

作品を見ると、

とても重いテーマであるにもかかわらず、描かれる感触はコメディーそのもの。

まともな感覚で描けば、とても重たくて誰も見ようとはしないと思うので。

キリスト教の世界ではこういったことがあるあるだなと感じる。

神様は超自然的な力を持っているが、人間と同じような行動をして同じように苦しむ。

そういったアメリカナイズされたストーリー展開が今回のマイティーソーの存在理由なのかも。