今週からは物語の舞台はいよいよ沖縄。
1978年、昭和53年の8月18日。
私自身の記憶としっかり重なってくる。
物語では、急遽里帰りした暢子と賢秀。
さらには歌子と良子が加わって久しぶりに兄妹4人が揃う。
どうやら今週描かれるのは、戦後の沖縄がどんなふうに復興してきたか、さらにはそこで暮らす人々が何を感じ何を目標に生きていたのか。
登場人物たちの気持ちを重ねて描かれる。
良子は夫博夫との関係に疲弊していた。
そして歌子は父親と同じように民謡歌手としての活動をやってみたい。
賢秀は相変わらず。
母親優子は前田善一さんとの縁談話に、困惑気味。
そして、東京では和彦がついに沖縄行きの取材旅行が可能となった。
登場人物たちすべての舞台が沖縄に。
今日はまだ始まったばかりのストーリーで、この先どんな流れになるのか想像もつかないが、それぞれの登場人物たちの素直な気持ちがいたるところで表現されていたような。
沖縄の戦後は終戦から30年以上経ったはずのこの時点でも全く終わっていなかったことが改めて実感。
それは75年以上経った今でも変わらない事実なのかも。
沖縄に思いを寄せる人たちの、過去から未来への継承とも言うべき物語。
目次
舞台は沖縄
暢子と賢秀がわざわざ沖縄までやってきたのは、緊急連絡とかで母親優子の縁談が持ち上がったから。
その真相を確かめるための里帰り。
ちなみに賢秀はお金には汲々としているようで、飛行機代は暢子が負担。
沖縄空港からバスでやんばるの故郷まで戻ってはみたものの飛行機酔いで賢秀はダウン。
彼の運動神経は、かなり偏りがある。
格闘技系が強いようでいて実際はそうでもない。
沖縄角力はそれなりの強さを発揮するようだが、メンタルの影響を大きく受けるので、必ずしも実力が発揮できるわけではなさそう。
久しぶりに比嘉家の家族が一堂に介することになる。
良子は夫といまひとつ関係が修復できないことを報告していた。
実際に結婚して子供を設けているので、夫婦がどんなふうに暮らすのかリアルタイムで経験しているよね。
歌子は民謡歌手として知らない人の前でも堂々と歌えるようになるのが目標。
どうやら民謡教室にもこれから通うような。
4人兄妹は女性たちがそれぞれ進むべき道をきちんと歩んでいるのに対して、賢秀だけは未だ暗中模索のまま。
ビックビジネスがどうの言っているうちは、成功はおぼつかない。
察した妹たちが、地道に働かなければダメだと言って聞かすけど💦
物語の様子では、まだまだ前途多難な雰囲気だね。
母親優子
優子は何故か沖縄遺骨収集のメンバーの中に加わっていた。
唐突な行動にも思えたので、ネットではそのことを盛んに批判する声も。
ストーリーの展開として無理があるのでは といった意見が多かったかも。
しかし、優子は自分と夫の出会った頃の事はまだ一切語っていないような気がする。
その一環として描かれた展開なら多少は納得できる部分もあるのでは。
この物語は沖縄出身の家族たちの歴史。
誰がどのように知り合ってどんな未来を築いていったかはまだまだ物語の中ではこれから語られることも多いはず。
母親として、どれだけ家族を大切に思ってきたかは まださわりの部分が語られ始めたばかりだと思う
新聞記者としての和彦
賢秀の沖縄行きには新聞社からは渡航費用は出なかった。
負担してくれたのがなんとフォンターナのオーナー房子。
オーナー房子と新聞社の編集長多良島は不思議な連帯感でつながっている。
彼がオーナーに声掛けしたことで、今回の渡航費用をカンパしてもらえた。
物語の中ではさらりとしか描かれていなかったが、どうやらこれから取材に向かう沖縄の人とは房子は知り合いな様子。
確か小さな包みを預かっていたよね。
本人に渡してほしいとの事。
無理なら奥さんにと。
房子はそのお願いをするためにわざわざお金の面倒を見てくれたような。
詳しい事は明日以降でなければわからないと思う。
沖縄で過ごす兄と妹達
沖縄行って真っ先に尋ねたのが共同販売所。
そこには善一さんがいるので、母親優子との縁談がどうなっているのか直接問い正すことができる。
善一さんは大人な対応をしていたね。
優子さんを人として尊敬している。
噂が先走りしていて申し訳ない。
迷惑だけはかけたくない。
この言葉を聞けば、子供たちだって納得するしかないだろう。
そして物語は洞窟の遺骨を始めとする遺品調査の場面に移動。
そこで語られたのは、マスコミ嫌いの取材対象が和彦には口を開かなかったってこと。
そして思いがけない優子との再会が洞窟の中でなされたこと。
今日の物語はそこまでで終了。
この雰囲気では、昔話を聞かせてもらわなければ、事情を納得することにはならないね。
沖縄には何日か滞在するはずなので、過去の記憶が必ずや語られるものと。