和彦と、お母さんの関係を修復しようと頑張る暢子。
彼女は結婚も仕事もあきらめないと言い切った。
かつて父親からさとされたように、
相手に好きになってもらうためには、まず自分から相手を好きになること。
驚くほどの直球勝負。
暢子のとった方法は毎朝2人前のお弁当を届けること。
和彦の母親とお手伝いさんのために2人前のお弁当を届ける。
彼女の考えついた唯一頑張れる行動。
今日のエピソードでは、届けられた弁当についての青柳家の反応と、和彦と重子のぎくしゃくした関係が描かれる。
さらには、沖縄に里帰りしていた智。
彼は暢子に思いっきりふられた直後だったけど、歌子には素直に自分の気持ちを言い表すことができた。
暢子はお弁当を届ける中で、日曜日の夕方、重子をあまゆに招待をしてご馳走しようと。
果たして、暢子の気持ちは重子に届く のか ?
目次
重子と和彦
重子は朝から出かけて喫茶店で朝食をとると言う。
おそらくコーヒーか紅茶を1杯飲む位で時間を潰すんだろうと推察。
その時にも欠かせないのは中原中也の詩集。
聞くところによればこれは夫からプレゼントされたものらしい。
確かに、あのお父さんならこういった叙情的な文学も愛していたような気がする。
詩集と言うのがなんともおしゃれな感じ。
和彦はどうやら母親が毎朝ここで時間を過ごすことを知っているような。
母親のところまで赴いて、一旦は断られた結婚について、再びアプローチを。
決してあきらめないで認めてもらうまで話をすることを告白。
やりとりの中で気がついたのは、こちらの重子さんは夫と良い関係ではなかったってこと。
最後まで夫を憎み続けて終わったような。
いい思い出なんか一切なかったと言い切ってあたりに、彼女が今までずっと味わってきた屈辱みたいなものを感じたね。
そのくせ、息子を溺愛している。
彼女自身も、生活してきた中で不幸を背負いこんできたような人生を送ってきていると思う。
息子の和彦が、家庭的に恵まれていなかった事は、今回の縁談にも良い影響を与えるとは思わない。
頼りになるのは暢子の明るさかも。
暢子おべんとう大作戦
暢子は毎朝早起きして青柳家に弁当を届ける作戦に出た。
お手伝いの波子さんに2人分とお断りをしつつ、ある程度強制的に押し付けていたね。
これはかなりおせっかいなことだと思うけど、受け取ってくれた波子さんは道やだ暢子の料理が気に入った様子。
ただし、せっかく2人分作った料理も重子は一切口をつけないらしい。
食べてみればそれなりに味とか、人間性とかわかると思うけど。
ここでムキになってしまうのが重子の心の狭さを象徴しているかも。
波子さんは何日か続くうちに、暢子に胃袋をしっかり掴まれてしまったような。
お弁当大作戦のこのアイディアは暢子の発想とされているが、脚本に起こすまでには一体誰が考えついたんだろう。
このドラマは脚本家羽原大介のオリジナル書き下ろし。
彼自身のアイディアだろうか。
正直なところ、作戦としてはかなり強引な気がしないでもないね。
料理がおいしいのは想像つくけど、受け取る人や送る人それぞれが頑固でなかなか自分の考えを曲げるってことができなくなっちゃってるね。
沖縄
智はたまたま仕事の関係で沖縄に里帰り。
その時、歌子には今回の1連の結婚騒動について自分で話そうと決めていたみたい。
彼は失恋した側の人間だから、おそらく人前に出るのだって嫌に違いないのに。
でも、そこは大人な対応。
そして、再び会いに来てくれたことに無邪気に喜びを表す歌子はとても健気に映る。
せっかく沖縄に帰ってきたことで、共同売店にも無理矢理連れて行かれてたね。
そこには優子や善一さん、近所のおばぁも。
地元に帰ってくれば、何よりも気心の知れた人たちの前でしっかりエネルギーを補給することができる。
個人的に思ったけど、智は歌子とお似合いだと思うんだよなぁ。
この2人は一緒になればきっといい夫婦になれると思うけど。
そのためには沖縄で暮らすのが1番だよね。
あまゆ
日曜日の夕方あまゆにて。
暢子は重子を招待して晩御飯を差し上げる。
テーブルの上に並んだ料理を見ると、すべては沖縄料理。
イタリアンシェフとしての仕事用のスキルはどうやら使っていない様子。
やはり家庭の味が1番との発想だからだろう。
それにしても気合の入った料理ばかりだけど、肉料理が多いよな。
以前知り合いに聞いたことがあるけど沖縄料理は見かけによらず割とあっさり薄味系に感じるんだそうだ。
今回も、柑橘を使ったり味噌に醤油を隠し味として使ったり、料理人としての工夫がなされているような。
さて今日の物語で、最後に音だけの登場になっていたのは一体誰だろう。
この後の朝一で鈴木アナが言ってたけど、
賢秀しかありえないでしょ🤣。
ネタバレ情報を知っているのであまりばらすわけにはいかないけど、下で並んでいた料理をパクパク食べていたのは多分賢秀。
この問題児は良いところで必ず足を引っ張る役割で出てくる。
今週のエピソードは明日と明後日で終了するわけだから、そのオチやいかに。