くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ちむどんどん 嫌がらせの果て

 

今週膨らみ続けているエピソードはフォンターナを襲う嫌がらせの数々

と同時に、暢子と和彦の結婚話がいまひとつ進まないことも描かれる。

今までのストーリー展開とは違って、明らかに大幅な時間を割いて詳しく描かれている。

今更だが、嫌がらせをしている月島の権田

この界隈では“すっぽんの権田”と呼ばれるほどしつこい嫌がらせを続けることで有名らしい。

矢作の一件があって以来、次々とアクシデントに襲われるフォンターナ。

そして、物語の特徴として、登場人物それぞれには過去から紡いできた歴史があって、そこにはそれとなくわだかまりも続いているような描かれ方。

描かれる内容は、権田の様々な嫌がらせに対して、フォンターナがどんな対応をするか。

今週のエピソードは今日がちょうど折り返し地点に相当。

物語的にも展開はピークと思われるが、エピソードがうまくまとまるためには、何か別なアイテムが必要になるような気がするね。

なんとなく匂わせているのはオーナー房子と三郎の関係

戦争中に何かあった事は間違いないはず。

そのいきさつがあったので房子は県人会を抜けて今は関わりを持たないようにしている。

おそらくそのわだかまりについて何かのきっかけとして語られるような気がする。

さらには沖縄から良子から意外な電話もあった。

登場人物たちのキャラクターがより生きるようなストーリー展開が画策されていそう。

事態は、より深刻な方向へ

目次

お名前.com

数々の嫌がらせ

店内で暴力事件も演出😨

物語の冒頭で描かれていたのは、フォンターナの入り口に大量に貼られていた嫌がらせのチラシ。

さらには大量にまき散らかされたゴミ。

そういえば、この時代から地上げとか買収とか、土地に絡むトラブルがニュースの話題に上ることが多くなったかも。

資産としての土地の価値とか建物の価値とかは取引材料としては申し分のないものと思われていたから。

しかしそういった様々な事件の裏には暴力団が見え隠れすることもしばしば

物語で描かれた状況はこの時代の世情を大いに反映しているのかもしれない。

二ツ橋シェフの辛抱

すべてを私のせいにして、私は店を退職します💦

様々な嫌がらせの方法が描かれた中で、サクラの客を1組投入して、一芝居打たせる。

物語で描かれていたのは、1組の男たちが、片一方が店にもう片方を招待して食事を振る舞う設定になっていたね。

その時に騒ぎ立てる。

この店の接客はなっていない

料理はまずい

なんでこんな店に連れてきたんだ😡

申し訳ありません

こんなカスみたいな店には二度と連れて来ません💦

こんなやりとりを客がいる前でやってみせる。

さすがにたまりかねた二ツ橋シェフと、もみ合いに。

大げさに倒れ込んだ男は、これ見よがしに痛がって見せて、救急車を呼べだの警察を呼べだの

やりたい放題。

要するに、法外な治療費と慰謝料を請求するための手段

ヤクザがよく使う手口だよね。

挑発にまんまと乗ってしまった二ツ橋シェフ。

弁護士に相談しても、権田興業はこの界隈でも有名なカツアゲ団体らしい。

目をつけられたら最後、二度と経営はできなくなるようなそんな描かれ方。

二ツ橋シェフは自らが責任を取る形でフォンターナを守ろうとしている。

退職を絶対に認めないと言い張るオーナー房子。

しかし、流れでは今日の決着はつかなかったね。

フォンターナの行く末

このままでは店を継続できない😓

嫌がらせが執拗に続いていては、店の客足は徐々に遠のき、やがては経営自体が危うくなってくる。

店を開けばとにかく嫌がらせの嵐。

店で食事をした客が1円玉でお金を払おうとする様子も描かれていたね。

確か今の法律では20枚以上の硬貨は支払いを拒否できるんじゃないかと思ったけど。

気になって調べてみて分かった事は、私の記憶は間違っていなかったけど、

法律が施行されたのが昭和63年とあったね。

この頃はまだ昭和53年頃だよね。

と言う事は、物語で描かれた大量の1円玉の支払いは受け取るしかなかったってことかな。

あんなことをされたら営業妨害以外のなにものでもないけど。

この時代ではまだ今のような法律が機能していなかったわけで。

物語から見えてくるもの

弁当作りも一旦はやめざるを得なかった😓

この物語では様々な困難を乗り越えつつ未来へ進もうとする若者たちの様子が主たるテーマで描かれる。

それは物語に登場するお年寄りたちの若かりし頃も同じテーマとして描かれている。

実は、ブログでアップする手前、SNSを始めとする様々な人たちの投稿に毎日チェックを入れるが。

その中でちむどんどんは驚くほどダメ出しが多いのも事実

特に今日の物語のセリフの中で暢子が和彦に問うている。

ウチ 、 何か 間違った こと してる ?

首を横に振る和彦。

Twitterの投稿だけど、

視聴者は間違っている

自分の行動を決して改めることなく他の人に強要していると。

言われてみればそんなふうに取れないこともない。

暢子をはじめ、比嘉家の人たちは自分から折れると言うことを知らないようにも見える。

自分の感じること、やりたいことがすべて。

そのためには徹底交戦も辞さない。

様々な物語で描かれた内容に多くのダメ出しが出されているのも事実。

さて、私が思うのは、舞台となった沖縄の人たちは一体どう思っているんだろうか。