今日の物語でエピソードの中心になっていたのは暢子ではなかった。
沖縄と鶴見の同時進行で描かれた物語は、1人は矢作。
もう1人は暢子の妹歌子と智。
比嘉家の姉妹たちはどんなふうに努力をしているんだろうか。
暢子の杉並の新しい店は着々と準備が整いつつある。
そんな中、銀行とのやり取りで、融資を多めに設定しておいて良かった旨の話が。
どんなに綿密な資金計画といえども、実際にフタを開けてみたら狂ってしまうなんて事はざらにあるので。
特に家の新築とかリフォーム等では、メクラ金と言っていわゆる使途不明金が発生する事はしょっちゅう。
そして沖縄では歌子がいよいよ人前で歌うことに。
これがまた、残念な結果に終わるんだけど、その後のエピソードがいかにもちむどんどん風。
歌子と智のやりとりを物陰で優子がこっそり聞いているという。
ベタな設定だが、この物語は最初からこんな感じが多かったような気がするね。
智が歌子を応援したい気持ちがどうやら2人共通のものになる様子が描かれていた。
さて、矢作を探していた暢子たち。
暢子の出店計画では、どうしても外せない重要なメンバーの矢作をどこかに連れて行こうとしている。
今週のエピソードは明日の締めくくりを前にさらなる広がりを見せる。
目次
歌子の努力 智の応援
昨日のエピソードで智が前払いと称してギャラを歌子に渡していた。
これが、彼が自前で出したお金だって事はみんなが気づいていたと思う。
智は暢子への失恋からきちんと立ち直ったような描かれ方だよね。
あの強引に出席させられた結婚式で何か吹っ切れたのかもしれない。
ネットではダメ出しの投稿で溢れかえっていたけど。
今日、智の紹介で歌わせてもらった店は居酒屋。
歌手を目指す人たちが取り組むにはちょっと敷居が高いよね。
お酒の入っている店で歌う時、聞く人は歌なんかあまり聞いてないので。
若くて美人の女性ならそれなりに注目もしてもらえるけど、男性の流しみたいな存在なら門前払いもしょっちゅうだろうな。
この時代、私も過ごしてきたからわかるけど全国津々浦々酒を提供するお店では、このようなどさ回りに近い歌手たちも大勢いたと思う。
今日はそんな設定で描かれていたストーリー。
歌子は相変わらずの弱気の虫が、せっかくのステージを台無しにしていた。
沖縄独特で三線の弾き語りなんだから、きちんと歌えれば絶対に受け入れられると思ったけど。
そこはちょっと意地悪な物語設定に。
『ちむどんどん』出店準備
無職の和彦は母親にずいぶん叱られていたよね。
しかし今日のエピソードで彼の企画が月刊誌に採用された旨の報告が。
この夫婦にとって1番の課題は、やはり経済的な基盤だろうね。
店の準備とともにへ出産を控えるわけだから。
この先、苦労する事は目に見えている。
特に信用金庫の担当者がどたばた焦っている様子は、人柄が表れていて、微笑ましくもあり。
しかし、横浜の信用金庫が杉並の物件を紹介していた事は今でもちょっと?がついたまま。
かなり越境しているよね。
信用金庫等金融機関は、悪い言葉で言えば縄張りが決まっていると思うんだよね。
まぁそんな事は無視して物語として楽しめばいいだけなので。
比嘉家
今日の物語の中でかなりの時間を割いて描かれていたのは歌子と智のやりとり。
彼の歌子に対しての行動は物語の中ですっかり歌子にばれていた。
それに対する歌子の反応。
私を馬鹿にしているの?
暢子ねーねーの代わりに私を?
確かにそんな疑問は湧き上がってきて当然。
智は昔から暢子のことが大好きだったからね。
結婚してしまったからといってすんなり忘れられるわけもなし。
しかし、智は正直に自分の気持ちを伝えていた。
歌子の唄を聴いていたい
その気持ちに嘘はないと言い切っていた。
やりとりの後で、歌子も気を取り直して良い雰囲気になったところが。
実はこの1連のやりとりを庭でしっかりと聞いていた優子。
なんでこんな設定にしたんだろうと思わないでもないが、さらに隠れていたことがばれてしまうという。
そして優子が必死で聞いていなかったを強調しても、それすらもばれてしまう。
まぁ、この物語らしいなと。
矢作が料理人をやめられない理由
行方不明になっていた矢作は暢子に見つかってしまう。
彼は料理人として頑張っていた過去を決して忘れてはいない。
奥さんとも離婚したと語っていたが、物語的に見て再び奥さんと出会う事は多分間違いないと思う。
それ以上に暢子の店を手伝うことになりそう。
今週のエピソードは明日で1段落するんだけど、この後の広がりに乞うご期待ってところかな。