先週の金曜日の朝イチに出演していた主演黒島結菜のエピソードをずっと思い出していた。
彼女の特集だったので、撮影中の彼女の様々なエピソードの話や、一緒に登場している役者たちの証言など、興味深いものばかりだったと記憶。
その中で撮影中の様子をメイキング映像のように紹介していた時間も少なからずあったような。
実は、その時の様子で役者たちやスタッフたちが物語をその都度作っているようなニュアンスが。
つまり、みんなが意見を出し合ってストーリーにしているような部分が。
もちろん、この物語は脚本家羽原大介の書き下ろしという設定にはなっているが、どうやらその内実は、撮影状況に合わせたぶっつけ本番の部分もあるような。
撮影している当事者たちは楽しくてノリノリでやっているだろうが、物語をトータルで見たときに、第三者に伝わる面白さとか、さらには物語自体の整合性とかに影響を与えないのかなと今改めて考える。
今日の物語では賢秀がついに清恵を見つける場面までが導かれる。
実はそこに至るまでの物語設定が、あまりに稚拙だったので、ちょっとヒンシュクを。
この物語は、一風変わったお笑いの要素も投入されているので、シリアスなドラマとして受け止めるとあてが外れるなとつくづく納得。
目次
リリィこと猪野清恵
今日の物語の冒頭から見ていた人は違和感を感じただろうなと。
あそこまで逃げまわる必要はないんじゃなかろうか、清恵ちゃん?。
確かに結婚していた事実を隠していたのは多少後ろめたく感じるかもしれないが、そんな悪い事でもなかろうに。
人生に失敗なんかつきもの。
逆に、失敗しない人生なんかありえないので、そのことを考えたらバツイチぐらいの失敗がどれくらいの負い目になるんだろうか。
挙句の果てには、痴漢扱いされた賢秀。
ちょっと見ていて哀れに感じたなぁ。
彼はこのドラマのだめんず枠なのでこんなものかなと思いつつも、最近はあまりにくめなくなってきたのも正直な気持ち。
でも状況が少しずつわかるとね、2人ともとてつもなく不器用なんだよね。
お互いが相手のことを大好きで気にいっている事は、ドラマを見ていれば誰だってわかる。
今日はそこからのストーリー展開だけど、この設定はどうなのかなぁと思った人はきっと多いと思う。
賢秀の3ヶ月遅れ誕生日
ちむどんどんで3ヶ月遅れと銘打った賢秀の誕生会だったけど、楽しいわけないよね。
痴漢扱いされて警察に連行されてきたんだから。
それでも、祝ってくれる周りの仲間たちの気持ちは嬉しいに違いない。
特に、暢子のアドバイスがとてつもなく説得力あったのでは。
いつもは、鈍感なところがある暢子だが、ここへきてどうしてこんなにも冴え渡っているんだろう。
清恵ちゃんと直接 話ができているので、彼女の性格なども見当がついた可能性が。
そして、賢秀が必死になって探している姿を見るにつけ、好きな人でなければそこまで頑張れないよなと。
よく考えれば素人だってわかることだけど、ただし、お互いが相手の気持ちをきちんと知っているかどうかと言えばそれはなかなか難しい問題で。
親しい人に自分の気持ちをきちんと伝えられる人は、少数派かもしれない。
しかも言葉にしてきちんと伝えられるとなれば、それはある意味才能と言って良いかもしれない。
実は、心を通い合わせる事は驚くほどの奥深さが。
それぞれのアドバイス
賢秀には三郎さんが丁寧なアドバイスをしていたね。
とにかく、賢秀の抱えている事実を誤りなくきちんと理解できている。
その上で、心の奥でどんなモヤモヤを抱えているのかを全てお見通しなわけで。
だから、いろんな人にアドバイスができるんだろうなと思うし、また周りからもこの上もなく頼りにされるんだろうなと思う。
自分の気持ちを正直に伝えろ!
惚れてるんだろう‼️
うまく言えなかったら後からがばっと抱きしめろ!
このセリフはちょっと感動したね。
清恵の相手をしたのはオーナー房子。
凄腕のレストラン経営者だけど、恋愛相談など、彼女の経験を考えればお手の物かもしれない。
今でも三郎とは、つらく苦しい過去を共有している。
その彼女が、清恵に当たったアドバイス。
気持ちを正直に伝えてごらん。
そして、そばにいてあげなきゃだめじゃない。
好きなんだから、一緒にいたいでしょ❣️
この言葉も理屈抜きに説得力があったと思う。
やっぱりそれぞれ、自分の気持ちをうまく伝え切れないんだろうな。
三郎も房子もそういった伝えることのもどかしさを熟知していたんだよね。
賢秀と清恵
あちこち探し回っていた賢秀がついに清恵と再会する。
あちこち探していて、なぜ彼女の働いているキャバレーヒットパレードにたどり着けなかったのか甚だ疑問だけどね。
だって目と鼻の先だよ。
しかし、設定がそうなっちゃってるんだから口答えのしようもないわ。
三郎のアドバイス通り、後からしっかりと抱きしめる賢秀。
今日の1番の見せ所だったと思う。