今週1週間は、主人公舞の今後のエピソードが描かれる上で転換点となる大切な週だったと言える。
人力飛行機のパイロットを経験した舞は、空への憧れが空を飛ぶことだと確信するに至る。
つまり、自分自身が本物の飛行機の操縦桿を握って空を飛ぶこと。
ジェット機のパイロットになること。
その夢を叶えるための行動が、今週の大きなテーマ。
しかし、物語は主人公だけのテーマとしては描かれない。
舞の幼なじみたちも、それぞれに苦しい事情を抱えていて、詳しい内容が語られる。
さらには舞の“航空学校に通いたい”発言に反対を表明する両親。
簡単には認めてもらえそうにもない。
物語では、幼なじみたちのエピソードを交えつつ、舞は子供の頃過ごした五島に赴くことになる。
さて、五島では幼なじみ3人組が勢ぞろい。
それぞれが自分の進むべき道を確認し合うような形。
1番の見所は、舞を迎えに来た東大阪の両親をどのように説得するか。
そして、その話し合いの後、実は祥子ばんばと母めぐみ、さらには浩太とも過去のいきさつについて、わだかまりが解かれるような物語。
困難を乗り越えつつ、さらには周りの協力も得ながら先へと進む主人公たちの様子が描かれた。
目次
パイロットになりたい宣言
なにわバードマンを休部して、航空学校を受験する準備を始める舞。
狭き門を目指すこともあって、周りの協力が不可欠なところ。
何よりも両親の説得が1番困難な事と思われた。
案の定、最初の話し合いでは、母めぐみが反対を表明。
やりたい事はわかったが、大学を卒業してからではダメなんか?
今やりたいんだ!と引き下がらない舞。
話し合いは物別れに終わる。
さすがに大幅な進路変更で、せっかく合格した浪速大学も中退するなんて言い出したから。
両親が反対する気持ちは、大いに納得できるところ。
貴司君行方不明事件
舞が両親の説得に失敗したその翌日、お隣さんのお好み焼き屋うめずの雪乃が血相を抱えてやってくる。
貴司が会社もやめて行方不明やねん💦
うろたえる母親雪乃といくぶん冷静な夫勝。
聞けば貴司君は3日前に会社に退職届を提出してそのままどこかへいなくなったようだ。
連絡しても電話にも出ない。
しかし、いろいろ探していた最中、貴司君当人から舞宛に電話が。
この後、舞と久留美ちゃんは2人して五島まで貴司君探しの旅に出ることになる。
物語の布石として、五島での舞台がしつらえられた瞬間でもあった。
五島で見つけたそれぞれの未来
五島でのエピソードは、それぞれが自分の進むべき道を見つけて、そこに向かうことを確認する内容。
このときの重要なキーパーソンを演じたのが祥子ばんば。
彼女の人生観が貴司君始め、幼なじみたちの心をじんわりと溶かしていく。
幼い舞を預かったときのばんばが再び登場。
人生の先輩として、
『もっと肩の力を抜いて、自分らしく生きればよか!』
貴司君にとって何よりの励ましだっただろう。
このときの夕食のやりとりは、翌日3人が浜辺で話し合った時、“久留美ちゃん自身も自分の過去と向き合う決心”を促すことに。
舞も東大阪からわざわざ五島まで迎えに来た両親にきちんと自分の気持ちを伝えることができた。
めぐみと浩太は舞の決心が揺るぎないものであることを確認。
ついに航空学校チャレンジの許可が。
実は、このときのやりとりが祥子ばんばと岩倉家の中にあったわだかまりを溶かすことに貢献。
祥子ばんばと岩倉家
祥子ばんばはかつてめぐみが20歳の時、結婚に大反対をして、2人を追い返した切ない過去が。
それは、浩太も心の中に負い目として残っていた。
一人娘を連れ去ったことでばんばに寂しい思いをさせてしまったことを心から謝罪。
お互いを思いやる気持ちが、20年以上の時を経て、それぞれが抱いていた本当の気持ちを確認しあえることになる。
浩太はめぐみを連れ去った後、こと、あるごとに手紙などで大阪の近況を報告していた。
それは物語の過去に描かれた通り。
時を経て、直接向き合うことでわだかまりを消し去ることができた。
まとめ
さて、舞いあがれはいよいよ本格的な進路が決定して、それについて描かれることになる。
来週以降は登場人物も一新されるような。
今注目の俳優目黒蓮もここから登場。
彼が舞とどんな関係になっていくのか興味津々ではあるね。
年齢からいっても年頃の設定なので、物語の主人公舞が誰と結びつくのかみんな知りたいと思う。
しかし、ネタバレ情報を見ても、残念ながらその辺の情報は無い。
おそらく、今まで様々な相手が登場してきているのでその中から、恋仲になる誰かが出てくるんだろうなとは思うけど。
航空学校のエピソードもさることながら、プライベートな人間関係も大いに注目されるところ。