いよいよ授業が始まって、6人1チームとなった舞たち。
個性的なメンバーが勢ぞろいだけど、ここだけは女性2人が在籍。
舞と矢野倫子。
舞と違って倫子は驚くほどの合理的精神の持ち主。
パイロットになるために一番合理的な方法は何かを常に模索しているような。
わからない事は自分で悩むより先輩に聞くのが1番と、毎夜きちんとお化粧をして先輩の部屋まで。
6人のグループは最初の課題として、日本からアメリカの西海岸までの航路設定を。
しかし、ここで大きな問題が勃発。
倫子と柏木で意見が真っ二つ。
険悪な雰囲気で仲違いをしてしまう。
事態を収集しなければと考えた舞はクリスマスパーティーを計画。
メンバーたちを誘ってささやかながら親睦を深めるための集まりをと呼びかけることに。
皆が参加することが難しいと思われた中、舞の巧みな誘導でメンバー全員が一堂に会することになる。
今日の物語では、6人のメンバーたちそれぞれについて詳しいエピソードが語られる。
最初は、誰もがエリートで優秀だと思われていたが、実はそれぞれには周りには知られていない家庭の事情もあったりする。
ここへきて大きく盛り上がる舞いあがれ。
一見、落ちこぼれに近いような舞だが実は驚くほどのポテンシャルを秘めていた。
目次
都築ポイント
今週のエピソードが始まった段階で教官がいつも持ち歩いているノートが注目される。
ここには、生徒たちの様々な評価が書き記されているらしいのだが、勉強以外の細かいエピソードも、どうやら書かれていると、もっぱらの噂。
生徒たちは、なぜかそのノートに厳しく反応。
食事中の時も、気持ちが休まることがない。
そういえば、昨日のエピソードでは舞が質問に対する答えを間違ったときに、柏木が正解を述べていたあたりなど詳しく紹介されていた。
トラブル
6人のメンバーで最初に与えられた課題が、日本からアメリカの西海岸へ向かうコース設定。
倫子は地図通りにまっすぐ東へ向かうコースを提案していた。
それに対して、柏木は地図自体がメルカトル図法で少し湾曲していることに注目。
最短距離を選びたいのならば、少しアラスカよりの地図上では湾曲したルートこそが合理的だと主張する。
確かに、現在我々がお馴染みの地図は全てメルカトル図法で南北は大きく引き延ばされていて、実際はあれほど大きくは無い。
つまり、カナダとか、ロシア等は実質的にはもっと狭い領域で描かれてしかるべき。
飛行機等は、私が聞いたところでは、第一に燃費を気にしろと言われるらしい。
航空燃料は莫大に消費するので飛行機はいかに燃料を節約するかが大切だと聞いたことがある。
個人的に思うのは、柏木の意見が正しいのではないかなと。
倫子の意見はわかりやすく操縦しやすいことが優先されていた。
パイロットとしては、実際に空を飛ぶ場合は燃費の事など必ず言われると思うので。
舞の果たす役割
仲間たちの険悪なムードを見るにつけ、なんとかしなきゃと思う舞。
たまたまクリスマス時期だったこともあって、みんなでパーティーをしようと言うことに。
しかし、メンバーに声かけをしても、簡単に人集まらない。
みんなの親睦を図るためには、何をしたらいいのかと思案する舞。
そこで思いついたのがクリスマスパーティー。
食べ物は自分で作って用意するとの事。
そういえば舞の実家の隣はお好み焼き屋うめず。
子供の頃から見られていた。作り方をそのまま踏襲すれば、みんなに喜んでもらえる。
舞は本人も周りも自覚していないけど、彼女がきっかけになって、みんなの心が1つにまとまるようなそんな雰囲気。
彼女は、周りの人たちの願いを受け止めるだけのキャパシティーがある。
実は、都築ノートにはそのことも記入されているような気がする。
メンバーそれぞれ
6人のメンバーは、それぞれいろんな事情を抱えているようだ。
彼が、都築ノートの存在をみんなに知らせていた。
当初、パーティー参加を欠席するつもりだったが、どうやら奥さんとは関係がいまいち。
物語の中では喧嘩している様子も描かれていたね。
さらには、柏木君。
彼は、最初から参加する気などなかったようだが、都築ノートに協調性のことが記入されるかもとの舞の誘導に反応。
パーティーに参加することになる。
舞の撮った1連の行動は都築ノートにしっかり記録されたような気がする。
舞には周りの誰もが気がつかないけど、彼女しか持ち合わせていない特別な才能が備わっている。
みんなの心を和ませ1つにまとめることができる。
パイロットは、いざとなれば大勢の人たちの協力をも受け取る必要が。
最も基本となることだけど、物語の展開はとても興味深い。