実は、昨日は気がつかなかったけれど、今週から脚本家が再びチェンジ。
佃良太
調べてみたらまだ30歳の新進気鋭の文筆家とあった。
今回の舞いあがれは大抜擢かもしれない。
今日描かれた物語は、昨日行われたプリソロチェックの結果発表。
既に、ある程度予想のついていた視聴者も多かったと思うが、柏木と舞は無事合格。
水嶋学生だけは不合格判定で、3日後の再審査にも再び不合格の憂き目に。
詳しいいきさつが描かれた今日のエピソードは、思わず涙ぐんでしまうような展開。
大河内教官の結果発表では、ごく手短に講評も加えられていた。
柏木は文句なく合格だったが、これからの訓練を考えると空域が広くなるので今以上に地図をしっかり読み込むこととアドバイスが。
そして舞
彼女の場合、ゴーアラウンドで着陸をやり直ししたことに合否の判定ポイントが。
横風にあおられた時、素直に危険回避のための方法を素早く選択できたことがパイロットとしての資質に高評価。
ただし、着陸の際に相変わらず機軸がブレるクセがあるので、今後技術をしっかり身に付けるようにと厳しい指摘。
そして、水嶋学生への判定は非常に厳しいもの。
不合格となった彼には3日後の再試験が言い渡されたが、そこでも同じように不合格で、学校を退学となることに。
詳しいいきさつは物語の中で描かれたが、一緒に頑張ってきた仲間たちのそれぞれの気持ちも同じように描かれていた。
目次
プリソロチェック判定
航空学校の生徒たちで舞たちのチームは本来6名。
フライト訓練になった場合につき、3名ずつの2班に分かれた。
そのうち、水嶋を除いた5名だけは順調に合格。
水嶋だけが再審査となり、2度目の試験でも残念ながら不合格に。
今後の訓練を左右する試験だったが、
ここで判定の基準になるのはいかに安全に飛行機を飛ばすことができるか。
これが最も大切な判定基準とされていたようだ。
技術的にきちんと操縦できる事はもちろんだが、危険回避のためにどんな行動が取れるのか。
なかなか厳しい事実だが、とっさの時に出る人間の行動は必ずしも安全第一とは限らない。
実は、物語の中でも詳しく描かれていたが、ここに合否判定の明暗が。
舞と柏木
この2人は無事に合格を果たすことができた。
特に柏木は何の問題もなく操縦していたように描かれていた。
彼の場合、管制塔とのやりとりがスムーズで落ち着き払っていたと思う。
ただ、以前のエピソードでも描かれた通り、彼の場合、ロストポジションする不名誉なことも過去にはあったと思う。
大河内教官はそのことにも厳しく触れていたね。
これからのことに備えて、しっかり地図を読み込むようにと。
そして、舞は着陸の時に横風にあおられてやり直しをしてしまった。
しかし、このことこそが、パイロットには最も求められる資質だと判定される。
自分の技術を過信せずに、素直にやり直しをする危険回避のための行動がパイロットにふさわしいという判定。
ただし、着陸の時に機体のコントロールがうまくいかない事は、これからもしっかり努力目標として言い渡される。
水嶋
水嶋学生は、試験の最中上空で待機するように管制官から連絡が。
彼は、どうやら同時に2つのことができないらしい。
通信を聴き逃してしまったにもかかわらず、了解と受け答え。
さらには、自分勝手に着陸態勢に入ろうとしていた。
この時点で完全にアウト。
大河内教官は直ちに操縦桿を自分の側に引き寄せ、操作することに。
水嶋は明るくて、チームのムードメーカーだが、おちゃらけていて、どうしても真面目な気持ちを表現できない。
さらには、飽きっぽいところ、何をやっても長続きしないところなどパイロットには厳しい部分があったかも。
腰を据えて努力ができにくい性分。
大河内教官の立ち位置
大河内教官は情け容赦なく学生をフェイルする鬼教官と呼ばれている。
しかし、物語をじっくり見るにつけ、それは必ずしも的を得た表現でないことがよく伝わってくる。
パイロットを目指す若者が、早く一人前になれるよう、さらにはパイロットに向かないと思われる学生は、早めに見切りをつけて、別な道に歩ませる方が本人のためと考えているような。
今回のプリソロチェックでもそのポリシーがいかんなく発揮されていたと思う。
努力しても、パイロットになれないものがいる❗️
舞からの質問に厳しく言い放つ大河内教官。
舞はその気持ちを理解することなく、大河内に激しい反発心を抱く内容として描かれた。
彼らはパイロットになった場合、大勢の人の命を預かって空を飛ぶわけで。
そのためには、危険回避できるかが最も重要なところ。
これからの訓練でも、そのことが厳しく求められるはず。
仲間たち
今日のエピソードで描かれた最後に6人の仲間たち全員が集まったときの様子。
水嶋は照れ隠しでふざけて見せるが、柏木はじめ舞たち全員が悔しさを隠しきれない。
水嶋がパイロットになりたかった気持ちには偽りは無い。
最後に、6人が集まって号泣するシーン。
脚本家のアジな演出だなと感心する。
さて、今週のエピソードとしてはこれで駒が揃った感じがする。
残ったメンバーたちは、この後どんな訓練を続けていくのだろうか。