何日か前に、久しぶりに映画館でブラックアダムを見ることに。
いわゆる、アメコミ物のヒーロー映画と思いきや、物語の設定が単純を装いながら、意外にも複雑にできていて、自分自身いまだにどんなストーリーだったのかピンと来ていない。
それでも、理屈抜きに楽しめるのが、このタイプの映画。
映像も音響も最新鋭の技術を駆使しているので、ストーリー関係なく楽しめる作品だったと思う。
若干のネタバレを含むのはあしからず。
目次
ブラックアダムの原点
アメリカンコミックはハリウッド主流になっていると言える。
映画のオリジナルの脚本は、今どのくらいの割合で発表されるのだろう。
人気のコミックは、マーベルシリーズなど多数存在。
その中からそれぞれのキャラクターに焦点を当ててストーリーが作られる。
今回の物語は、コミックの中のヒーロー物が原点になっている。
今から5000年も昔、その時代生きていた奴隷が復讐のために、時を越えて現代に蘇る設定。
正直なところ、荒唐無稽な設定だが、物語を見ていて、違和感なく見ていられるのは、なんといっても、最近の映画技術の凄さが支えているからだろう。
はっきり言って、単純明快なストーリー立てには見えるが、最後までどれとどれがきっちり結びつくのかいまひとつ理解できないまま終わったようながするね。
それでも、ふしぎな満足感を残すのは、娯楽映画の真骨頂と言える。
主役ドウェイン・ジョンソン
彼を調べてみて、真っ先に行き着くのはプロレスラー出身なこと。
ジョンロックとして人気を博したレスラーだった。
ヘビー級レスラーとしては、普通の体格だろう。
体の大きさなら、プロレスファンならよく知っているだろうが、かつてのブルーザーブロディが、196cm135kgで体格的には近いかもしれない。
私は個人的にプロレスラーはパフォーマーだと受け止めている。
体そのものを見せること、エンターテイメントとして演技をすること。
そこにプロレスラーとしての真骨頂があると思う。
彼はおじいさんの代からプロレスラーでよく知られる。
彼の父親も、プロレスラーで、著名な選手。
アンドレザジャイアントとのツーショット写真などネットでは検索できる。
このお父さんは日本に来たことがある。
黒人レスラーで、チャンピオンカーニバルにも出てたんだよね。
この時の日本の代表的な選手がジャイアント馬場とアントニオ猪木。
ドウェイン・ジョンソンが現在50歳なので、親の世代だとそういった関係になるのかも。
プロレスラーから俳優に転じたときに、最初に出た作品がハムナプトラ2。
この映画はwowowで見たと思った。
プロレスラーで人気を博すだけの力があれば、役者としても充分やっていけるだろうなと。
理由は、両方とも人前で演技をして、自分自身をアピールするから。
物語の背景
ブラックアダムには、この物語で初めて登場してくる。アベンジャーズメンバーも。
こちらの黒人の彼がチームリーダーで物語に登場してくる。
もちろん、超能力を駆使する役柄で、見ていてもかなり強そうなイメージ。
彼女は空気の流れを操るのが能力。
これら3人の主要な脇役たちがブラックアダムの相手役として登場。
最初は、ブラックアダムを押しとどめる側として登場するが、最後は力を合わせて別な敵と戦う。
物語は、5000年のタイムスケールを元にしているので、かなり壮大なスケールにはなっている。
まとめ
筋肉ムキムキの俳優たちがもてはやされるのは、それだけ、そういったビジュアルに憧れる人が多い証拠だろうか。
考えてみれば、シュワルツェネッガーやスタローンの人気は未だに衰える事は無い。
もちろん、映画の中で登場してくる。彼らは筋肉ムキムキなのはもちろんだが、最近の映像技術は、それらをコンピューターで作ることも10分可能。
例えば、バットマンやキャプテンアメリカなど、コンピューター処理で筋肉を作っている。
映画は、映像と音で演出する芸術。
素材としての俳優は、あらかじめどれだけのビジュアルが準備できるかで、その値打ちが決まってくるのだろう。
もしこの次同様の映画が映画館できたと案内されたら、私は多分パスする可能性が高い。
今回の映画に関して言えば、4DXでみたけど、観客は私と友達の2人だけだった。
たいていのお客さんは、映画館で見るほどの価値を見出していなかったのかも。