週が改まった今日からも、脚本家は佃良太のまま。
先週1週間担当した彼の筆力は多くの人の共感を呼べたような気がする。
さて、舞は着陸の特訓の後 発熱事件があって訓練は明らかに遅れている。
ソロフライトが終わった後はセカンドソロとが待っている。
決められた授業時間の中で、どれだけの努力をすれば挽回できるのか。
先週の流れを受けた展開は、柏木が教官変更の依頼をするように申し入れを。
諸々の事件がなかったら舞は二つ返事で了解していたかもしれない。
しかし、発熱事件のあった後、大河内教官への舞の印象はがらりと変わってしまった。
鬼教官としか認識していなかったが、本当は訓練生のことを親身に考えてくれている心優しい人なのではないかと。
今まで、見返すためだけに努力していた舞はいよいよ遅れている訓練の次のステップへ。
舞はセカンドソロの訓練に臨む。
その時、予定していた訓練空域までは無事到着。
問題はその後、訓練終了後の帯広空港への着陸が強風のため変更になってしまう。
そのままいけば、帯広への着陸は無理と言う判断で急遽着陸を釧路空港に変更することに。
訓練機の中で焦ってしまう舞。
釧路など行ったこともない。
1人で見ず知らずの空港に着陸できるのかどうか。
万事休すと思われた訓練機の横に現れたのは何と❗️
目次
遅れを取り戻すために
着陸の特訓は1日だけではなかったと思った。
そして、その直後から発熱したので、さらに何日か訓練を休んだことになっていると思う。
舞の遅れはひょっとしたら、1週間程度になった可能性も。
厳しいスケジュールの中、1週間の穴開きはとんでもなく厳しい事態。
微熱もおさまりつつになった頃、早々に訓練に戻ろうとする舞。
さて、舞の訓練仲間柏木は舞の苦境は自分のせいだと思い込んでいた。
そういえば、最初柏木が大河内教官を見返すためにこのまま訓練を続けると言い切っていた。
舞も二つ返事で了解していたはず。
柏木は状況を打破するためには訓練教官を変えてもらうのが1番確かな方法だと考える。
そのために色々と手を回して、教官変更のための手続きは最低でも2週間必要なところまで調べあげる。
大河内教官の指導を受ける
舞はなぜ自分が空を飛ぶことを目指しているのかをコーチの助言によって再びしっかり自覚できるように。
そして、鬼コーチと呼ばれる大河内は、自分たちが考えているような人間でないことも気づかされる。
彼は、訓練中に生徒をフェイルすることで有名だったが、それはあくまでもパイロットに向かない人間をなるべく早く発見して、他の生徒たちにもふさわしい道筋をつけるために行動してきたのだ。
舞は自分の勘違いに気がついたことで、遅れながらでもこのまま大河内教官の指導を受けようと決意。
言葉数こそ少ない大河内の厳しい訓練は、パイロットになるためには、最短の方法なのかもしれない。
仲間たち
舞のチームはもともと6人体制。
飛行訓練が始まったところで、その6人は3人ずつの2班に。
舞は柏木とともに、大河内の指導を受ける。
ソロフライトが終わったことで、次なるステップはセカンドソロ。
自分で訓練空域を決めつつ、計画も全て立案。
技術的なこともさることながら、準備も報告も驚くほど複雑多岐にわたる。
すでに、かなりの遅れが生じている舞のために仲間たちはかいがいしく世話を焼いてくれる。
特に、訓練空域のレポートをまとめた吉田ノートは力強い味方に。
仲間から落伍者が出る事は、シリアスで厳しい現実。
そのことを思えば、再びフェイルされそうな舞のことを放っておけないと考えた仲間たち。
もう二度と水嶋学生のような仲間を出したくない。
それは、自分たちの心の支えでもあったはずだから。
セカンドソロ
舞のセカンドソロは、上空で気象条件が突然変わってしまう。
訓練空域はともかく、肝心の帯広空港は横風が強すぎて限界値を超えてしまうらしい。
物語の中で、詳しく語られていたが、横風13ノットで訓練機の着陸は禁止されるらしい。
離陸した時は確か8ノットだったと思う。
限界値を越えてしまえば、それが下がるまで上空で待機する必要が。
しかし、物語の設定はそれだけでは済まなかった。
帯広空港の着陸はどうやらあきらめなければならない。
そこで提案されたのが釧路まで飛んで、そこで着陸させてもらう。
しかし、駆け出しの訓練生舞にとっては未知の体験を経験することになる。
今日のエピソードの中で最も感動した場面はこの直後。
なんと、大河内教官は帯広を飛び立って舞の横に同じ訓練機で並走していた。
ここで少し突っ込んだものの言い方をすれば、大河内は帯広を離陸したときに、果たして横風何ノットで離陸したんだろう?
確か着陸はできない設定値を超えていたと思った。
そういった悪条件をものともせずに、同じ機体で離陸してきて、
釧路へは、自分が誘導する
舞にとってはこれ以上ない心強い応援だろう。
まさか、こんなすごいエピソードが最後に登場するとは思ってもみなかった。
脚本家のエピソードを構成する力に凄みさえ感じてしまう。
今週はまだ始まったばかり、明日は釧路に着陸するんだろうと思うが、その後も最終試験に至るまで厳しい訓練が続くのだ。