昨日の流れを受けた物語は、今までの状況からは考えられないほどハラハラドキドキさせられた。
舞は突然の天候異変で訓練の途中、釧路空港にまで行かなければならなくなった。
車の運転とは違って、飛行機の操縦は未経験な状態は通常ありえないようだ。
一人ぼっちでと思い始めた舞には、思いがけない味方が自分の訓練機の右側に現れる。
それは、
舞を誘導するために、危険を犯し帯広空港を飛立ってきた
大河内教官。
例えは悪いが、地獄に仏とはこんな気持ちだろうと舞は受け止めたに違いない。
無事、釧路空港に着陸できた舞は大河内教官と話を。
今回の着陸が、今までで1番出来が良かったこと。
そして舞は心にわだかまってきたことを改めて質問してみる。
水嶋学生をフェイルするときにした質問の答えは今も同じですか?
努力をしても、パイロットに向かない人間もいる。
むかないものを落とすのが私の仕事。
この答えに納得できなかった舞は再び真意を確かめようと。
本心だ。
水島学生はパイロットになる適性がなかった。
しかし、彼はまだこれからいくらでも人生をやり直せる。
彼は別の道を歩むことができる。
その判断を素早く見極めて、次の道を歩んでいく。
舞自身が訓練の本当の目的を納得して、わだかまりを捨て去った瞬間。
今週は、脚本家、佃良太の真骨頂が描かれているような。
実にドラマチックでうまいと思う😍
目次
無事着陸
見ていて思うのは、車の運転とは全く別物だっていう事。
パイロットは、空間の中で自分の状況を判断しなければいけない。
車は平面上で、飛行機とは全く違った状態で運転をする。
はじめての空港にもかかわらず、舞は大河内教官の励ましを受けて、今までの経験に基づいた完璧な着陸をしてみせた。
空を飛ぶことの難しさが改めてわかった気がする。
安定飛行にさえなってしまえば、多少のよそ見は許されるんだろうけど、先回したり上昇下降する場合は、デリケートな操作が必要。
そして、着陸は、感覚を体で覚えるしかないとも語られていた。
教官の本当の気持ち
大河内教官は決して生徒に興味がなかったわけではなかった。
ひょっとしたら、他の誰よりも生徒のことをよく見ていたかもしれない。
教官がこの仕事をしているのは、とにかく空が飛べるからの一言で済まされるらしい。
舞が発熱したときのエピソードで語られていた。
そして、舞にも語って聞かせる。
何のためにパイロット目指すのかよく考えてみること
それは、この仕事をする上で原点とも言うべき事。
舞は大河内教官の本当の気持ちを知ったことで、このまま卒業まで彼の指導のもとで頑張っていこうと決意する。
帯広に戻ってから舞は柏木に教官は変更しないことをしっかりと伝える。
そのことに二つ返事で納得する柏木。
このシーンもかなりきわどくて、柏木が思わず舞に抱きつく描き方。
気持ちはわかる🤣
それだけ心配でたまらなかったんだよね。
無事帰って来れたし、今後の方針も決まったわけだからめでたいことこの上ない。
訓練の遅れを取り戻す
舞は持ち前の頑張りと、周りの応援をたくさん受けることができる得な性格。
ともすれば、自分勝手に殻の中に閉じこもって他の人との関わりを指定する輩が多い中で、舞はいつも誰かがそばで見守ってくれている。
厳しい訓練はずっと続いたようだが、舞は所定のノルマを問題なくこなせて、最終試験まであと1週間と言う所までこぎつけた。
途中、様々なハラハラもドキドキもあっただろうに、努力がきちんと報われるところが、さすが。
仲間たち
今日のエピソードの最後で、描かれたのが中澤学生の離婚報告。
彼はこの何日間か気もそぞろで訓練していたようだ。
それは奥さんとの離婚話が進んでいたから。
離婚は結婚の何倍ものエネルギーを必要とする。
経験したものでなければわからないが、男は相手のことを思いやるつもりが、その気持ちが空回りすることで結局関係修復には至らない場合が多いのでは。
電話にも出ない状態が続いていたと語られていた。
普通、そういった場合、話したくないんだろうと思って距離を置いてしまう。
私の個人的な意見だが、関係をどうしても修復したいと思ったなら、相手の目の前まで行って気持ちを伝えた後は、首に縄をつけてでも力ずくで自分の所へ引き寄せる強引さがなければ、その関係は縁がないと思うべき。
ただし、女性は選択する生き物。
女性が放棄を決めたなら、それを覆すのは難しいと言える。
中澤学生に激しくダメ出しをする倫子。
彼女の反応が女性として普通の感覚かもしれない。
物語は、明日のエピソードでこのことに決着がつくらしい。