今週から物語の脚本担当は桑原亮子さん。
これで元通りになった感じが。
舞は就職活動がなかなか厳しかったけど、ついに博多エアラインから内定通知をもらう。
そして、物語はとんとん拍子に進んで、内定が1年延期することが今週の出発点。
航空業界を始め、様々な経済分野でリーマンショックの影響がじわりとのしかかる。
製造業も運送業も、そしてサービス業も。
とりわけ、金融関係の不況も、この時代の記憶として強く思い出に残る。
舞は恋人の柏木とは遠距離恋愛が確定する。
柏木は語学留学のためにサンフランシスコへ。
舞は離れ離れになる寂しさを感じるが、彼女には新しい依頼が舞い込む。
五島で暮らす祥子ばんばが怪我をしたとの連絡で、手伝いに向かうことに。
1週間、物語の舞台は五島に。
五島では、お試し移住で母親と子供のふたりづれを預かることになった。
森重美知留と朝陽君親子。
この2人は、他の人にはなかなか理解しにくい問題を抱えていた。
息子の朝陽君は登校拒否の傾向が。
どうやら家に引きこもって、なかなか外には出歩かないようだ。
そして、わがままで自分勝手。
そんな子供を抱えた母親は、周りからの非難を受けることも多く、すべては、自分の育て方のせいと1人悩んでいたようだ。
朝陽君の心の中に入って、心を開かせる役目をになったのが舞。
そして、全国を旅して歩いている幼なじみ貴司も物語に登場する。
目次
就職内定と1年延期と
やっとの思いで、勝ち取った内定と思いきや、1年延期の無慈悲な連絡を受け取るしかなかった。
航空学校時代の仲間たちも同じような感じ。
舞の彼氏柏木は毎日忙しくしているようだが、なかなかお互いこまめに連絡を取り合うこともできずにいる。
下世話な感想だけど、携帯電話で国際電話だよね。
この時代、一体いくらの料金がかかったんだろう。
特に舞は無職なので、収入は無いはず。
余計なことかもしれないが、そういったことが大いに気になった。
再会 五島のばんば
五島ではばんばが手伝いを必要としていた。
今まで通りの行動で、船から飛び降りたところが足をくじいてしまったらしい。
年齢があるので、若い時と同じようにはいかなくなる。
舞とは4年ぶりの再会で、お互い懐かしさ満開。
さらには舞は五島に来るときに、隣のうめずから貴司の様子を確認することを頼まれていた。
相変わらず詩を書いたり、和歌を読んだり。
彼は五島で、挫折しかけた人生から立ち直った過去が。
その時、立ち直るきっかけをくれたのがばんばだった。
内定通知が、1年延期したことで始まる新たな道すじ。
お試し移住でやってきた親子
五島のイベントで、都会からお試しで移住体験ができる企画が催されている。
ばんばの家にやってきたのは、母1人子1人の親子。
しかし、息子の朝陽君はどうやらかなりの問題児。
見ていても、自分勝手でとにかくわがまま。
思い通りにならなければ、わめき散らすなど、およそ周りの人に合わせて共同生活できるような雰囲気ではない。
母親は、息子の状態は自分のしつけのせいだと思い悩んで、環境を変えたい一心で五島までやってきている。
そして息子が学校にも行けず、わがままなのは自分の育て方が悪いと意気消沈している。
そして、自分勝手な息子に翻弄されて、既に限界を超えているような描かれ方。
この親子がこちらの才津家にやってきたのは、周りの多くの人たちから応援をもらえることだったのかもしれない。
自分の胸だけに問題を抱えてしまったのでは、なかなかうまくいかないことだらけ。
星空クラブ
さくらさんの彼氏が作ったとされる「星空クラブ」。
中学生や小学生が放課後やってきて星空を眺める郊外学習みたいな感じ。
当初、行きたいけど勇気を振って行動できなかった朝陽君は舞と貴司の適切なアドバイスで、自分の殻を打ち破ることができた。
今までは、自分勝手な行動を撒き散らすだけだったのが、他の人にも耳を貸すような雰囲気。
自分と同じように、星空の好きな人たちと出会うことができたことが限りなく嬉しい。
舞は周りの人たちを観察する力、コミニケーション能力など独特の持ち味を発揮。
航空学校時代も、彼女の特徴をよくとらえた脚本が採用されていた。
自分勝手でまとまりのなかったチームが、一致団結して全員合格を勝ち取ったあたり。
今週からのエピソードでも、その能力がいかんなく発揮されている。
まとめ
週の最後に飛び込んできた思いがけない電話。
それは、父親浩太が救急車で病院に運ばれたとのこと。
IWAKURAはリーマンショックの影響で、業績不振にあえいでいた。
その心労で浩太は倒れてしまったのだ。
慌てて、大阪に戻ろうとする舞。
来週は、物語の舞台が大阪に戻るようだ。
予告編の中で使われていた言葉、リストラ。
この言葉には、ロクな響きがないよね。
短い予告編では、なかなかわからないことも多いが、舞はIWAKURAでネジの選別作業をやるシーンが描かれていた。
これって、どういうことなのだろう。
内定の決まっている就職先との兼ね合いなど気になることばかりだよね。
さらには悠人が登場してきた。
彼はリーマンショックを予想したヘッジファンドの投資家として、誰もが認める有名人。
いくつかの事柄が、この先どんな風なつながりで結びつくんだろうか。