年内最後の放送となった今日のエピソード。
舞いあがれは、リーマンショックについて詳しく語られる内容となる。
この時代は、私自身の記憶とも被って一つ一つ描かれた内容が、皆胸に突き刺さる。
真っ先に登場してくる言葉が経費削減。
最初に餌食にされるのは、働いている人たちそのものの人件費。
つまり、リストラ。
その他にも、考えられる必要経費の全てに見直しが必要とされた。
今では当たり前のことだが、会社内で使う様々な備品。
例えば、消しゴムとか、鉛筆とか、ボールペン等に至るまで勝手に購入することができない。
つまり、それらは皆、自前で用意した記憶が。
物語で描かれたIWAKURAは従業員全員を集めて、経費削減の緊急会議が開かれた。
現場の意見を反映させようと言う浩太の思い。
さらには売り上げこそが至上命令なので、どうすれば仕事をとってこれるのか。
物語の最後で、ひたすら営業先に頭を下げる浩太の様子が描かれていた。
物語を見るたびに、切なさがよみがえってくる。
これだけ必死な努力を重ねるにもかかわらず、すべての企業が生き残れるわけではない。
努力虚しく散っていく会社もたくさんあったと記憶。
年内の最後のエピソードは、ほとんど神頼みにすがるしかないIWAKURAの先行きが描かれていた。
目次
社内ミーティング
物語の冒頭で語られていたのが会社内で緊急に開かれたミーティング。
社長の浩太はもはや、自分の考えだけで経営不振を打開するのはどうしても厳しいと考えた。
そして、頼りになるのは普段働いてくれている従業員たち。
現場で仕事をしているからこそ、見えてくるものがある。
そして、担当部署によっては、自分の所しか見えない場合も多々あったりするので、それぞれ部門の意見交換の場にもなる。
このくらいの規模の会社なら、経営責任とか経営方針なんて話はあまり出てこないかもしれない。
しかし、毎日仕事をしていれば、会社の内情がどれぐらい厳しいかうすうすわかると言うもの。
仕事は、忙しすぎても困るけど、あまりにも暇なのは不安が駆り立てられるだけで、それもまた困りものなのだ。
ヘッドハンティング
笠巻さんと章が「うめず」で食事をする様子が描かれていた。
2人は長い付き合いで、気心が知れている。
しかし、章は笠巻さんにも言い出せないちょっとした秘密が。
それは同業他社から“給料倍で雇うから来てくれないか?”と言うヘッドハンティングの話。
アメリカでは、この時代当たり前になってきた引き抜きも、日本ではまだそれほどメジャーな話ではない。
引き抜かれる話を持ち込まれたものは、どうしても後ろめたい気持ちにならざるを得ない。
しかし、相談を持ちかけられた笠巻さんの答えはおおらかなものだった。
1人前の職人なんだから、他のことなど気にせずに、自分の人生としてよく考えて進むべき道を決めろと。
はっきり言える事は、お金だけで人は動かない!
これだけは間違いない。
仕事のやりがいとか、働きやすさとか、人間関係全般が考えられる条件に。
章が声をかけられた会社に移るかどうかまだわからないけどね。
舞の仕事ぶり
どんなことでも、手を抜かずに全力で頑張るのが舞の持ち味。
検品と発送が彼女の仕事だけど、大変なのは検品。
もともとIWAKURAは高品質な丁寧な仕事がウリの会社。
不良品がたくさん出るはずもなく。
それでいて出てくる製品には必ず目を通す必要が。
改めて見つめて見ると、不思議な形のネジである。
ネジ山の下に縦方向の溝が刻んであって、そこから下はテーパーのついた通常のネジ。
確かに、普通の金物屋さんでもこんなネジは見たことがない。
これを、1日に気が遠くなるほど見つめ続ける。
そして、1箱200本の箱詰めに対して203本入れる。
普通大量生産の場合、予備として入れる品物の数は3%多く以内が普通だけど、IWAKURAは. 1.5%
かなり少ないかもしれない。
大きな品物なら一点もので納入するだろうけど、細かいものだと、こういった感じの納入方法になるはず。
舞は給料も発生しない中で、両親を手伝いたいが為に頑張っている。
未来を切り拓く力
必死で営業を続ける浩太。
描かれた様子は本当に切なく感じる。
やはり、競争相手も多いことで、頑張らなければ生き残っていけないのだ。
営業のやり方を見ていてもとにかくひたすら頭を下げ続ける。
お願いします🙇🏻♂️
何でもやります💁♂️
頑張った結果、とうとう大口の仕事が取れそうな。
太陽光発電の組み立てに使う特殊ネジのようだ。
年内最後の放送で、年明けの予告編も若干。
最後に登場した兄悠人の様子が気になるところ。
何が起こるかはわからないけれど、甘ったれた話にはならない雰囲気だね。