昨日で年内の放送を終了した舞いあがれ。
今日は総集編も放送されていて、このドラマの全体の流れがよくわかるようなシステム。
物語は主人公「岩倉舞」がパイロットを目指す物語と理解していたが。
しかし、年内終了して見るとどうやら少し方向も違ってくるような気がする。
何よりも舞の実家のネジ工場はリーマンショックのあおりを受けて、経営不振の真っ只中にいた。
パイロットの飛行免許を取得して、航空会社に内定も決まっていた舞だったが、リーマンショック以降、航空業界も採用を1年延期しなければならないほど、不況にあえいでいる。
1年間のブランクが発生した舞は実家が厳しくなっていることを受けて、自ら手伝うことを決意。
それは無給で仕事をする厳しく切ない内容。
舞にとって大切なのは、自分が楽しいこと、そして自分の周りの人たちが幸せそうな顔を見ること。
総集編を見ると、物語のコンセプトが今さらながら納得できる形で迫ってくる。
今までの流れを受けて、年明け以降どんな展開になるのか、私なりに考察を。
目次
物語の流れ
大阪の小さな町工場の娘舞は子供の頃から何かあるとすぐに熱を出す体の弱い女の子。
しかし、本当は周りを気にするあまり、自分が何をしたいのかよくわからずに、そのせいで熱を出してしまうことが。
その彼女は、母親の実家五島での暮らしを経験して、自分が何をしたいのか、どんな役割を持っているのかをはっきりと自覚できるように。
そして、空を飛ぶことこそが自分の夢だと気がつくことになる。
空への憧れを抱きつつ浪速大学に入学後、さらにパイロット目指すべく、航空学校にもチャレンジ。
物語を見ていると、普通の女の子の人生を描きつつも、波瀾万丈に飛んだエキセントリックな内容だと納得させられる。
パイロット免許を取得後は、就職試験にも内定をもらったが、残念ながらこの当時世界中を席巻していたリーマンショックのあおりを受けて、入社は1年延期に。
そんな中、実家の工場が深刻な経営不振に。
自分ができることをしなければとの思いで家業を手伝うことになった舞。
主人公舞の人物設定
舞は子供の頃から、周りに気配りができる健気な性格。
自分がどうすれば、周りの人に喜んでもらえるのか、周りの人の喜ぶ顔を見ることこそが、彼女の生きがい。
航空学校時代も、彼女の所属したグループ6人はまとまりのないことで有名だったが、舞の働きで、他のどのチームよりもチームワークを発揮。
6人のうち、5人までが無事卒業試験にも合格できた。
さらには、幼なじみたちも舞と絶妙に絡み合ってくる。
北学校時代からできた恋人柏木とも遠距離恋愛中。
舞は他の人との関わりが楽しく嬉しいものに感じているようだ。
登場人物たち
朝ドラの場合、登場人物たちは他のドラマでもよく見かける顔ぶれ。
そして役者として皆一流の存在感を発揮。
かつてのドラマで脇役だった俳優が後のドラマで主役に抜擢されることなど、しょっちゅう。
舞いあがれの登場人物では、大河ドラマに出演していた人たちも多いと見る。
浩太を演じている高橋克典は麒麟がくるで織田信長の父を演じていた。
笠巻を演じる古舘寛治は今回の朝ドラの直前のドラマちむどんどんにも登場していた。
よく目を凝らしていなければ、気がつかない場合も多いが、毎日じっくり見ていると、これ以前のドラマで、あちこちに登場していたことがよくわかる。
年明けに予想される展開
ブログをアップする上で、ネタバレ情報にも必ず目を通すことにしている。
実は、年明けのエピソードからは浩太の登場がなくなってしまうような気がする。
それは、浩太に深刻な何かが訪れることを意味するのでは?
私は、胃潰瘍が実は重篤なガンなのでは?と疑っている。
働き盛りの命を奪ってしまう深刻な病気。
あまり想像したくはないが、そういった流れがなんとなく見え隠れする。
そして、パイロット目指すはずの舞にも思いがけない方向転換があるのでは。
すなわち、パイロットにはならずにIWAKURAの仕事を継ぐような気がするのだ。
しかし、物語の性格からいって、パイロットや航空機に関わる事から、完全に離脱してしまうわけではなさそう。
物語は、およそ半分が過ぎたものと推察。
これからどんな方向に進むのか、しばらくはじっくりと見守る必要が。