くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

舞いあがれ 揺るがぬ決意

 

IWAKURA再生への道は、限られた時間の中で厳しい状況が続く。

にわか仕込みの営業など、ほとんど成果が挙げられるはずもなく。

父浩太の苦労と、がんばり、さらには社長としての偉大さを今更のように思い知る。

そんな中、基本となる勉強をしなければだめだと気がついた舞。

笠巻さんからネジについての講義を受けることになった。

快く引き受けてくれる笠巻さんは浩太の若い頃の様子が頭に浮かんだかもしれない。

始まった勉強会は最初は舞1人だけだったけど、そのうちめぐみが加わり、女性社員の土屋も加わって3人が学ぶちょっとした勉強会に。

物語の描き方が巧みだなと思うのは、意欲的に前向きに物事を捉えようとする人と、それとは逆の反応をするネガティブな人たち。

2種類の人たちを対比させることで、舞がどんなことにどんなポリシーで取り組んでいくのかがよくわかる。

そして、兄悠人が彼なりの気遣いで、再び自宅に。

彼は、株のトレーダーとして会社の存続などありえないと思う判断をしていた。

母めぐみのために、マンション建設の話を持ち込んでくる。

彼の判断基準は、将来性とどれだけのお金が儲かるか。

物語の中で、彼の提案した内容は、決して間違いではない。

貴司からの励まし😍

目次

ネジ勉強会

笠巻ゼミ 3人の生徒たち😊

営業といってもそれなりの専門知識がなければ、務まるものではない。

技術職ではないので、確かに具体的な作業そのものはできない場合がほとんどだが、製品の特徴や製造過程など職人に負けないくらい詳しい場合がほとんど。

今日の物語の中で、鍛造と切削の違いが詳しく説明されていた。

かつて工場勤めの経験のある私にとって、興味深い内容。

出来上がった製品は、その仕上がり具合とコストによって値段が大きく変わる。

高く売りたいのは山々だけど、おのずと話し合いの中で相場は決まってくる。

笠巻さんの講義は、興味のある者にとっては、かけがえのない大切な経験になるはず。

参加した女性社員の土屋。

彼女は浩太から、機械のメンテナンス等について様々なアドバイスをもらっていた過去がある。

物語には登場しないけど、浩太の存在がストーリーの中に感じられるような設定は大いに好感が持てる。

社員たちのそれぞれ

鼻先で笑う者 一緒に勉強しようとする者

最初に講義をお願いしたのは舞1人。

その様子に気がついためぐみと土屋が加わることに。

普段仕事をしていると、知っているようで、知らない事は結構あったりする。

たとえ知っていたとしても、主な職人たちはこの勉強会に参加すべきものだと私は感じたが。

製造工程の違いについて詳しく説明を受ける😌

この辺のやりとりって、工場経験者の私にしてみればなににもまして大切なことと思うけど。

機械の操作は、学んで覚えなければならないが、その原理となる考え方がきちんと掌握できていないと、やがて出来上がる製品はいい加減なシロモノになってしまう。

私が携わっていた木材関係でも、営業の理解度は、現場の作業員にも大いに影響を与える。

明らかにシロートと思われる営業がやってきて、仕事を依頼してくる場合は、出来上がる製品の完成度にも大きな影響が出る。

たいていはそういった営業職は、人の話を聞くことをほぼしないので、こちらも鼻先で笑いながら従ってそのまま作業することになるが、出来上がる品物は気の毒なくらいお粗末なものに。

そういった経験は幾度もしてきた。

営業職で大切なのは1番にアピール力だと思われるかもしれないが、むしろ相手の話をきちんと聞き取る傾聴力ではなかろうかと思う。

今となっては“後の祭り”の笑い話だが。

悠人の示す優しさ

工場を壊してマンションを 初期投資は俺がやるねん

悠人が示す優しさに、ほっこりするめぐみ。

息子は、家には寄り付かないものと諦めていた部分もあるが、残された実家のことが心配なことには変わりない。

悠人の判断では、やっぱり工場を売り払ってしまうことが1番だと。

その判断は多分正しいんだろうと思う。

しかし、あえて茨の道を選んだめぐみは悠人の提案には従うはずもなく。

心配してくれてん 考えてくれたんか😍❣️

悠人が母親が亡き浩太の仏前にお参りするときの様子を見て、

やつれたなと一言。

彼が示す精一杯の気遣い。

物語の流れから言えば、工場を売り払う事は決してしないと思うけど、彼の優しさが形となる事はあるんだろうかと余計な事まで勘ぐってしまう。

貴司の優しさと久留美の恋

八神先生との事は言い出すチャンスがなかった😅

久留美は八神先生との付き合いを舞には話せずにいた。

考えてみればちょうどその頃、舞は柏木と失恋したばかりだった。

久留美の示した気遣いにほっこりする舞。

そして貴司からの葉書を紹介する。

そこにはお得意の和歌が認められていた。

君が行く

新たな道を

照らすよう

千億の星に

頼んでおいた

励ましとしては、申し分のない歌だろう。

ちなみに、私たちの所属する銀河系は、およそ二千億の星があるらしい。

この場合の千億は、たくさんと言う意味に解釈できる。

さて、前途多難な道だが、舞たちのチャレンジは成功するのかどうか。