1週間の締めくくりとなるエピソードは、全てが丸く収まる大成功を絵に描いたような終わり方。
しかし、この物語がこんなにあっさりと順調に進むのは、逆に違和感を感じるのかも。
今日の最後の方で語られた、来週の予告編。
わずかな時間だったが、今回願いが叶ったと思ったのは、いっときの課題がクリアされただけだと思い知ることに。
さて、昨日のエピソードで語られた、長井金属工業の社長は、快く機械を貸してくれてさらには、工場を閉じてしまう様子も描かれる。
昨日描かれたのは、目指すべき部品の頭の部分の加工。
その後、その下のネジ加工の分がそっくり残っている。
通常と同じような加工方法では、素材の気難しさから考えて困難が予想された。
そこでIWAKURAの大黒柱とも言うべき笠巻さんは自分自身の先輩にあたる人を訪ね、そこの機会を使わせてもらえるように頼み込む。
何度も試行錯誤を重ねた結果、ついに目指すべき部品は完成。
今日は、舞のエピソードが大半を占める内容だったが、幼なじみたちのそれぞれの様子も描かれていた。
貴司と久留美。
この2人にやってくる大きな運命。
目次
IWAKURAの大黒柱笠巻
今週ずっと描かれてきた金属加工の話。
材質がニッケル基合金とのことで、加工がやりにくいのは周知の事実。
飛行機のエンジンに使う部品なので、高熱に耐えられるのが最初に求められる条件。
さらに、材質的に一般的な加工は受け付けないとされる。
こういった加工の場合、広く用いられるのはあらかじめ熱を加えて金属を柔らかくしてから加工をする。
口では簡単だが、実際には温度や加熱時間など様々な条件を試行錯誤しながら作業しなければならないようだ。
IWAKURAでは、さすがに今まで未経験の分野ですべてが手探り。
そんな時にも、頼りになって力を発揮するのが笠巻さん。
彼は、ボルトの頭部分の加工が終わった段階で、ネジ加工の部分をどうするかを考えて、自分自身に仕事を教えてくれた先輩を訪ねることに。
そこにある機械を使わせてもらえれば、あるいは何とかなるのかもと。
何度も悩みながら、試作を繰り返しながら、ついに目的とするボルトにたどり着くことに。
出来上がったネジはぱっと見た感じ、普通のネジにしか見えないが、そこには大勢の努力と試行錯誤がたっぷりと盛り込まれていた。
チーム東大阪
今回のプロジェクトでは舞がリーダーを務めていたが、技術的なことで彼女の出番はほぼなかった。
しかし、最も重要な役目、東大阪の様々な会社の技術力を結集して目的に向かわせる。
彼女が様々な人たちに声かけをしたところで、人同士のネットワークができて、今回の成功に結びついたものと考える。
長井社長は、IWAKURAのリストラの時に小森を引き受けてくれたことで視聴者にも記憶に残る。
今回は縁があって、社長の会社の店じまいの時に送別会を催すことに。
この後、小森は再びIWAKURAで働くことになる。
小森がIWAKURAに戻れたことが、私的には1番の喜び事のように感じるが。
二つ返事で了承する舞。
特に彼が長井社長のもとで培った熱加工に関する技術は今回のプロジェクト成功のカギを握ると思われた。
貴司の長山短歌賞受賞
無事、目標とするエンジン部品が完成したことで、舞はデラシネの貴司のもとへ。
ネジが完成したことを報告すると、我が事のように喜んでくれる貴司。
そこに1本の電話があった。
どうやら、彼がこの間応募した長山短歌賞を受賞したらしい。
一流の歌人として世の中に知名度もできるような感じ。
物語は、このまま来週のエピソードに続くので、新しい登場人物も出てきそうな雰囲気。
来週の予告編に彼がチラリと出ていたが、どうやら編集者とおぼしき人物から何かを吹き込まれているような様子も描かれていた。
このまま順調に文筆活動ができるのかどうかは物語を見てみなければわからない部分も。
久留美へのプロポーズ
幼なじみの久留美は八神という医者の彼氏がいる。
どうやらこの2人は関係をずっと育んできたらしく、今日のエピソードで描かれたのはなんとプロポーズの様子。
画面で見た感じでは結構大きなダイヤっぽい指輪が。
2人はどうやら結婚するんだと、誰もが思った直後に流れた来週の予告編が実に秀逸。
八神のお母さんを演じていたのは、どうやら羽野晶紀だよね。
お母さんが結婚に反対するような描かれ方だったような気がする。
さらには今日のエピソードにセリフも何もなく登場した悠人。
彼にも何か大きな事件が起こりそうな雰囲気。
彼は、株などのトレーダーで、一般の人には分かりにくいような情報もたくさん持っているんだろうと思うけど。
どうやら何かありそうな雰囲気だよね。
来週見てみなければ何とも言えないけど。