くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

舞いあがれ ものづくりは人づくり

 

1週間の締めくくりとなる舞いあがれストーリー。

この物語はもともと深刻な話は、あまり感じられないような作りだったので、安心して見ていた部分はあったと思う。

脚本家の思いいれは、私のような視聴者の想定を上回る部分で物語を展開。

オープンファクトリーが成功するかどうかで、大勢の人たちの結束があげられた。

みんなが力を合わせるというベーシックなコンセプト。

そこに人と人とのつながりを絶妙にリンクしていくところは、朝ドラに最もふさわしい設定かもしれない。

今週の初めの頃に語られていた笠巻さんは老齢の一人暮らしの設定になっていた。

娘と孫がいるのだが、笠巻さんが無口なこともあって、子供の世代は家に寄り付かないとの説明が。

舞は人の輪を巧みに構築。

オープンファクトリーでは、模型飛行機製作がアトラクションとして予定される。

そして、部品の全てが今回参加した様々な会社の持ち寄り。

実際に手のひらに乗る大きさの飛行機は組み立ては街工場で、組み立て指導は現在進行形で働いている職人さんたち。

今回は、その中に笠巻さんも加わった。

舞は笠巻さんの娘佐知子さんとお孫さんの正行君を説得して模型飛行機作りに参加してもらうことに成功

はじめての試みのイベントは、みんなの協力によって大成功に終わる。

舞と佐知子さん 佐知子さんはこの物語で大阪弁の指導も担当している

目次

笠巻さん

69歳まで現役で居られたなんて😅😍

私たちのように会社勤めをする人間にとっては長く働き続けるのが美徳とする受け止め方があると思う。

私自身、振り返ってみると東京で5年ほど道路関係の仕事をして、その後北海道で木材の関係会社に30年勤め上げた過去がある。

笠巻さんはIWAKURAで1番古い社員だったんじゃなかろうか。

自分の使っていた作業服を返して花束をもらう

会社が倒産した場合は、こういったイベントはありえない。

私自身、何人かの先輩たちの定年退職に同席したが、これほどの感動はなかったかも。

何よりも自分自身が会社の倒産を経験したことで、かなり目も釣り上がっていたような気がするね。

一生通して考えてみると、会社を辞めた後も、人生はそれなりに続くので、その後何をするかが話題になるだろう。

もちろんゆっくり休むというのも選択肢に入る。

ある程度年齢がいくと、自分の人生の後始末を考えるようになる

(今の私がまさに、それ)

笠巻さんは奥さんをなくした後、娘と孫の関係に不安を抱えていた。

オープンファクトリー

メインイベントは模型飛行機作り

ここは模型飛行機を作る会場。

このほかに、各企業で会社訪問の現場案内があったはず。

物語の中で、中心的に描かれたのは模型飛行機作りについて。

どうやら参加費用が1000円で、実際に飛行機を作ってそれをお持ち帰りいただくというシステムらしい。

各工場で部品制作

ちなみに、こちらの飛行機に使われているネジはIWAKURA製。

模型飛行機

かなりの出来栄え😍❣️❤️

子供の夢をと考えたときに、浮かんだアイディアが模型飛行機だった。

考えてみれば、今回の行事にブレーンとして参加したのは皆なにわバードマンの末裔

当然の結果かもしれない。

ちなみに、金属で様々なアートオブジェを作るのはいろいろあることがわかる。

金属アートの数々

廃材を使ったものもあるし、様々なアイテムが陳列されていた

ビジュアルはかなりユニーク

こういったものが芸術作品として、ネットでは簡単に検索できる。

もちろん、アートとしても成立するだろう。

祖父と孫

孫のものづくりをじいじが指導

振り返ってみると、私たちの世代から世代間の断絶は様々論じられてきたと思う。

親子の断絶なんて、昔からあっただろうに。

大抵の場合、仕事に忙しい両親が子供の話し相手になってやれなくて、起こった場合がほとんど。

笠巻さんのところがまさにそれ。

しかし、これらの問題のほとんど全てがきちんと交流することで難なく解消できるんだろうと思う。

正行君の満足そうな様子を見てうれしそうな笠巻さん

じいじの無骨な演技がかなり好感を持てたと思う。

自分の身内が可愛くない祖父母がいるわけないと思うので。

ただ、どう接していいのかわからないんだよね。

子供たちの将来を考えれば、親世代の様々な経験をある程度は踏襲できたほうが楽に決まっているんだろうと勝手に思ったりもするが。

何もかも0から出発するのはとても大変なことなので。

今週のエピソードは、微笑ましい終わり方で終了したが、来週のチラリと流れた予告編では、ものづくりに関わる大変さがさらに深掘りされるような雰囲気だった。