どれだけ夢があっても、人の役に立っても仕事として報酬を得ようとすれば、それなりの勝算は必要になる。
舞と御園さんの起業はどうやら本気。
今週のエピソードは今日決着がつくカタチ。
物語は、昨日の続きから。
なんといってもご意見番悠人の厳しいダメ出しは決して無視できるはずもなく。
舞たちのやろうとしていることに一定の理解を示した悠人。
しかし、業務内容が今まで誰も手がけたことのない全く新しい分野。
彼の経験から見ると、新規事業が世の中で認められてしっかりと根付くためには時間がかかるという。
問題は、業務が軌道に乗るまでの運転資金。
そしてどれだけの利益を見込むことができるのか。
舞たちの事業計画には、決定的な甘さがあると厳しく指摘。
そして、めぐみ社長にふる。
IWAKURAのhey社長はどうなん?投資するん?
めぐみ社長は少し間をおいてから、私ならこの事業に投資してみたいと。
その言葉を聞いたときに悠人は1つの提案を出した。
生き残るために、唯一方法があるとすれば、
新しい会社をIWAKURAの子会社にする。
そうすれば、運転資金、開設資金等のリスクを多少なりとも減らすことができる。
これこそが悠人のプロフェッショナルとしての見通し。
本来なら、投資することに躊躇するような全く新しい案件だけど、やろうとしていることの意義は大いに評価できる。
今日は、新たな道に踏み出す舞たちの様子が語られる。
目次
事業計画の是非
事業計画は様々な人たちのコンセンサスを得るために何にも増して必要なこと。
組織としてやる以上、自分勝手な事は決して許されるはずもなく。
今回計画した新規事業は、会社と会社をつなげるのが仕事。
大阪の様々な会社には、それぞれ優れた技術力があってそれらを組み合わせることで必ずお客さんに喜んでもらえる良いものを提案できる。
そのポリシーはなんといっても強い決意のもとに覚悟として舞たちに。
会社が1つ潰れれば、芋づる式に次々と潰れていってしまう負の連鎖。
それをどうしても防ぎたい。
1つの会社を守る事は全てを守ることにつながる。
そのためには、値下げなど過度な競争を避ける必要が。
力を結集することで良いものを提案できれば、妥当な値段で売ることが可能だと。
確かに、日本の生産工場の様々な技術力は、1つの分野に特化している場合がほとんど。
総合的に全てをまとめ上げる力があるのは大手だけ。
中小企業は、なんといっても大手の下請けなことがほとんど。
限られた分野に特化しているので、どうしても全体をまとめ上げる力に欠ける部分が。
IWAKURA退職
悠人の出した条件はIWAKURAの子会社として傘下に入ることで、少しでも資金的なリスクを減らそうと言うもの。
多分、投資家として現役で働いていた頃の悠人なら今回の提案は言下に却下しただろう。
彼自身は、インサイダー取引の後、人間もすっかり入れ替わったような印象。
世の中で本当に値打ちのあるものが何なのかをしっかりと学んでいる。
その上で、自分自身の持っている能力がどんなふうに役立てられるのか覚悟できている雰囲気。
悠人の提案を素直に受け入れた舞たちはいよいよ新会社設立に向けて立ち上がることになる。
真っ先にしたことが、IWAKURA退職。
同じ頃、御園さんも長年勤めた新聞社を退職してきた。
パソコン画面に映し出されたやるべきことが、山ほどあったのにはびっくり。
日本ではベンチャー企業はそれほど育った経緯はないがアメリカなどでは、多くの企業が公的な援助も受けて新規事業を立ち上げている報告を見聞きしたことが。
日本の今の経済の不振は、コロナ禍ももちろんあったがそれ以上にベンチャー企業への応援の厳しさがあったかもしれない。
もう少しきちんとした応援ができたなら、様々な事業が立ち上がったのではと思わないでもない。
準備
準備として最初にやるべき事は屋号を決めること。
『こんねくと』
これは、五島弁の“こんね”をもじったものらしい。
確かに、五島は舞にもIWAKURAにもなじみの土地。
確かに、ちょっとユーモラスな響きだけど、悪くはないと思うね。
悠人の心意気と久留美
この2人、やっぱりいい関係だと思う。
セリフのやりとりもユニークだし、お互い好意を持っていることがそれとなく伝わってくる。ほんわかした雰囲気もとても好感度アップ。
こう言ってはなんだが悠人を演じる横山裕
彼は、以前とは表情がかなり違うような気がするよね。
物語の残りの話数を考えても、この2人がゆくゆく一緒になるような事は想定済みなんだろうか。
悠人は多分これからの物語のキーパーソンになるような雰囲気。
彼は舞の良き理解者で、応援者でもある。
おそらく次々と証明されるはず😅