舞いあがれの物語を描けるのはあとわずかとなった。
主人公舞は、子供の頃から空を飛ぶことを目指して様々なことにチャレンジしながら今日まで。
さて、今週 描かれたのはIWAKURAを離れて、自らの力で新しい道を切り開くこと。
それは間違いなく茨の道には違いないけど、舞が守るべき東大阪の様々な工場のためにどうしても必要なことと思われた。
“こんねくと”を起業した舞たちは早速最初の仕事を依頼される。
それは、金属加工を利用したランプシェードの製作。
描かれた内容は、当時の(ほとんど今と変わらないが)時代背景に基づいて新規参入業者が厳しい試練に立たされる様子が詳しく描かれた。
そして、登場人物たちの様々な恋物語。
特にクローズアップされたのは望月家の佳晴とノーサイドの主人津田道子さんのいきさつ。
このエピソードが加わることで、物語は、人と人との関わり合いについて大きく花を咲かせることになる。
物語の残りはわずか15話。
既に来週の予告編もしっかりと確認することができるが、様々なエピソードについて詳しく描ききるだけの時間は無い。
いくつかは結果だけの報告になる可能性も。
しかし、間違いなく空を飛ぶことこそがこの物語の原点。
目次
こんねくとの立ち位置
東大阪のそれぞれの工場は、専門的な製品作成に特化していた。
それぞれの技術力は間違いなく素晴らしいものには違いないが、それが世の中に1つの製品として提案できるには至っていない。
どうしても大手の会社の下請けの仕事がほとんどで、自ら需要を見出して売り込むことは今までできていなかったのだ。
こんねくとは工場と工場を結んで新しい商品開発を。
さらにはそこから生産販売までを手がけて、東大阪の技術力の高さを世の中に問うてみたい。
先週までのエピソードで河内大学のオファーで金網を使った様々な商品の提案が最初の成功例。
そこからさらにニーズを掘り下げていこうと言う試み。
ランプシェードの外側のパンチングアートは東大阪の象徴的な技術。
商品の出来栄えは誰もが納得する素晴らしいもの。
東大阪の工場
ランプシェードの開発には我妻社長という専門知識の持った特別な業者さんの協力が不可欠だった。
見事に完成した試作品だったが、製造と販売となったときにこんねくとは採用されなかったのだ。
どうしても、コストと信用度の問題で外注加工が妥当と思われた。
平たく言えば、せっかく良いものをこちらから提案できたとしても、おいしいところはよそに持っていかれてしまう。
こんねくとの初仕事は、残念ながら舞たちへの利益還元とはならなかった。
それでも、たった1度の挫折でめげるわけにはいかない。
前向きに様々な検討を繰り返して、新商品の開発に追求の手を緩めずに進む舞たち。
次に受けた注文は、金属アレルギーの人でも身に付けられるアクセサリー。
その中でも佳晴は彼女へのプロポーズに間に合わせるための指輪がどうしても欲しかった。
納期は2週間。
考えられないような突貫工事を可能にしたのは、ランプシェードでお世話になった我妻社長。
プロポーズのアイテムとしてどうしても欲しかった指輪。
金属アレルギーの人とはなかなか目のつけどころが違った。
アレルギーの人でも大丈夫な材質ってところがミソだよね。
佳晴と道子さん
佳晴と道子さんのプロポーズのシーンは、さすが大阪と言われるようなコメディータッチ。
ユーモア満点の描き方は、吉本新喜劇を思い出させる。
中年の男女の出会いが物語の彩りとして描かれていたけど、今回の登場人物の中では久留美と悠人の関係も誰もが注目しているはず。
どうやら、来週はそういったことも描かれるような気がするね。
おめでたとこれからの展望
来週の冒頭は、予告編にあった通り舞たち夫婦に子供が生まれる。
姿かたちから見て女の子のようだ。
ネタバレ情報では、名前もはっきりしているけど、ここはあえて来週のお楽しみということにしておこう。
驚きなのはなにわバードマン時代の先輩刈谷が再び登場してきている。
何かまたエピソードが加わるような雰囲気。
最終回までの概略のストーリーは既に公開されていて、私自身もある程度把握している。
この物語はやはり空を飛ぶことに関係した展開になる事は間違いない。
登場人物の様々な様子としてばんばが体に何かトラブルを起こしたような感じだし、生まれてくる女の子の様子もしっかり描かれていた。
すでに、今描かれているところから2年ないし、3年は経過したような様子。
とにかく、残りは3週間。
撮影は全て終了しているが、しっかりと報道管制が敷かれていて詳しい情報は一切漏れてこない。