いよいよ最終回となった舞いあがれ。
物語のタイトル通り舞いあがれるのか?
15分の設定で、全てを描ききるには明らかに厳しいとは思うけどこの物語は見事にオチがついた気がする。
舞たちの期待を一身に受けた『かささぎ』は見事に飛翔。
乗組員は、ばんばと地域のお医者さんとパイロットの舞。
2020年の7年後、有人ドローンは1人乗りではなく、3人定員の完成されたもの。
初飛行のときの様子が、様々な角度から描かれて物語を締めくくったと言える。
物語を最初から見ている人なら明らかなことだが、舞は本来航空免許を取得したパイロット。
何よりも、今週冒頭から描かれた型式証明も無事クリアできて、立派な機体がお目見えとなった。
わずかな時間の中で描かれたエピソードでは、岩倉家は梅津家や望月家とも親戚になっていたね。
悠人と久留美は結婚した後、きちんと娘を設けていた。
多分3歳位だろうか。
そして、感動的だったのはなにわバードマンと航空学校のかつての仲間たちが一堂に会したこと。
想像はしていたけど、ここまでサービスしてくれると、この物語に思い入れを深く抱いていた人たちにとっては嬉しい限り。
最新鋭のテクノロジーが採用されているので、主なものは操縦桿とタッチパネルと、連絡用のアイテム。
子供時代からの思い出の地、五島の上空を飛ぶ舞たち。
すべてが未来へ向かってtake off。
目次
離陸
離陸に至るまでの様々な手続きは、かつてはバインダーにチェック印を入れていたけど。
最新鋭なので、タッチパネルで軽く触れるだけ。
時代は、こんなにも進化している。
撮影は全てCGを利用して行われたんだと思う。
NHKの様々なCG加工はいろんな番組で拝見するがかなりレベルが高いよね。
思った通り、複数の人間が乗れるように設計されていた。
ただし、機内の様子は驚くほどシンプルで実際に設計して実物を作ったなら、もっとごちゃごちゃしてもよかったのかもしれない。
ドローンなので、垂直に上昇した後、時速50kmほどで飛行するとのコンセプトだった。
どの程度の時間飛べるのかは定かではないが、島と島を行き来するような運行にはもってこいだろう。
結集したかつての仲間たち
なにわバードマンのメンバーが驚くほど賑やかだったと思う。
何といっても、彼らはスワン号つながり。
あの時の様子を思い出した人も多いのでは。
そしてさらに結集したのが、航空学校時代の仲間たち。
こう言ってはなんだが、柏木は舞の最初の彼氏だよね。
みんなそれぞれパイロットとして活躍しているわけで、今回舞が全く新しいシステムを搭載した機体の操縦をすることに興味深々だったに違いない。
ドローンによる有人飛行はそれぐらい値打ちのあることかもしれない。
単なるお金持ちの道楽の部分がつよいと思って見ていた私だが、五島のような地域性を考えると、近距離を空を飛んで移動するのは極めて合理的な方法だと言える。
岩倉家
悠人と久留美ちゃんに娘ができていたのにはびっくり。
佳晴と道子さんはしっかりおじいちゃんおばあちゃんしてた。
悠人はIWAKURAとの関わりをとても大切にしていた。
わずかな時間だけれど、彼は父親への万巻の思いを表現できていたと思う。
今回空を飛んだかささぎは父浩太の夢でもあったわけで。
息子が父親の夢を叶える。
涙ぐましいほどの親孝行。
めぐみ会長も感慨深いだろう。
本当はみんな結構なお年のはずだけど、演じている役者たちがかなり若いので、年取ってるようには見えない。
朝ドラあるあるだと思うけど。
五島
五島の空を飛ぶかささぎは物語の象徴だったのだろう。
バラモン凧のようにむかい風でもしっかり前を向いて挑戦し続ければ必ず飛び立てる。
この物語は、逆境にも負けない様々な人たちのチャレンジャーとしての証でもあった。
最後に描かれたエピソードは、物語を締めくくるにふさわしい未来が描かれていたと思う。