くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 雑草と言う名の草は無い

たまたま、昨日はらんまんのモデル、牧野富太郎博士の特集番組を見る機会が。

その中で、博士の言葉として紹介されていた有名なセリフ。

世の中に雑草と言う名の草は無い

その草の名前を知らないのは、不勉強でその人が知らないだけ。

自分がその草の云われをきちんと調べて、必要があれば名前をつける。

植物学に傾注する並々ならぬ心意気が感じられる。

今日描かれたらんまんのエピソードが、まさにそれ。

昨日からの流れを受けて、万太郎たちは、どうやら新しい住処を見つけた

それは、裏長屋の場末とも呼べる場所だったが、願ってもない場所だった事は言うまでもない。

長屋の人たちとの交流や、昨日詳しく登場してきたトランクを盗んだ犯人倉木とも詳しいいきさつが語られることに。

彼は背中に刀傷を背負った過去があるような。

どこかの戦に出て後から傷つけられた証拠だろう。

考えてみれば、戦場で敵に後を見せたことの証明でもある。

不意打ちを食ったのならまだしも、もし逃げる途中で切りつけられたのなら、それは恥以外の何物でもない。

詳しい説明はないが、物語の流れから推察する事は多い。

倉木の息子けん坊を介抱する万太郎

目次

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十徳長屋

引っ越しついでに仲良く昼食

この時代は、江戸時代の名残がそのまま残っていて普通の人はほとんど長屋住まい。

今で言うところのアパートみたいな感じで、それもかなり安い値段で住まわせてくれるような。

物語に出てくるここは一般的にはクサ長屋と呼ばれたようだ。

昨日も描かれたように、こちらは日当たりが悪く、あちこちに草が生い茂っている。

しかも、独特の匂いを発するドクダミが密生している。

長屋の持ち主は、信仰心の熱い人らしく、十徳長屋と名付けたような。

名前だけはかなりありがたい様子が伝わってくるのだが、住んでいる人たちは、ほぼみんな貧乏暮らし。

長屋の住人たち

一宿の恩義

昨晩、泊めてもらったところもそうだが、みんなかなりお粗末な環境で暮らしていることには違いがない。

聞くところによると、様々な商売の人たちが一緒に住んでいて、それぞれ助け合うこともあるらしい。

紹介された職業の中に棒手振り言うのがあった。

明治の頃の棒手振りの様子

天秤棒を担いで様々な品物を売り歩く。

時代劇では「一心太助」が魚売りだったが、あれも棒手振りの一例。

今で言うところの屋台の、さらに1つ手前の商いだろうか。

そういえば、江戸時代では、蕎麦屋なども棒手振りで行われていたような気がする。

きちんと店構えを設ける人たちはかなり恵まれていたのかもしれない。

万太郎が、ここに住むことになったきっかけが、2部屋空いていたこと、そして安価なこと。

2部屋合わせて一円の家賃との事なので、現在のレートだと2万円程度になるだろうか。

長屋の人たちが、何かと、親切なのも裏がありそうな描かれ方で面白いかも。

打ち明け話

峰屋の当主なことがバレる

引っ越しの時に話をしてみてわかったこと、それぞれ誰がどんな仕事をしているかが語られていた。

そして、万太郎たちが高知の造り酒屋峰屋の人であることが知られてしまう

峰の月の峰屋がこの間開催された博覧会の参加者のことがわかったときの周りの驚きよう。

峰屋の当主がなんで⁉️

万太郎は峰屋を感動されたつもりでこちらに出てきたと告白。

そこでみんながっかりしてしまう。

お金持ちだと思っていたようだが、どうやら金づるにはなりにくいと考えられたようだ。

約束

約束の200円を支払います

万太郎たちは、酔っ払った蔵生の後について長屋を訪問。

今週描かれた1連の流れで、もし標本をきちんと返してくれたなら、100円払うと語っていた。

どうやら標本は無事無傷で戻ったようだ。

そうなれば、約束の金を払う。

このときのやりとりが、今日の一番の見所。

たかが草のためになんでそこまでの金を払う?

そこで万太郎の有名なセリフが語られるのだ。

雑草と言う名の草は無い。

知らないのは不勉強なだけ。

この世にあるものは、必ず名前がついて理由があってそこに生きている。

草花の知らない名前に出会える事は、自分にとってこの上もない喜びだと語っていた。

思いがけない答えにうろたえる倉木。

彼自身も、自分の存在価値を見失っているような物語の描かれ方。

それは彼も背中の刀傷が大きな理由なんだろうと思う。

物語の最後で、さらに描かれたのは竹雄が万太郎に対する厳しいいさめ。

住まい探しの時のオフショット🤣

峰屋は若の財布ではない!

万太郎は、金に困れば姉の綾が助けてくれるとあてにしていたようだ。

実際に研究に必要なものがあれば、支援すると約束を取り付けていたようだ。

そのことを厳しく諫める竹雄。

これからの暮らし向きは峰屋を頼ってはいけない。

必要なお金は竹雄が2人分働いて稼ぐと。

昨日の牧野博士の特集番組で見たけど、博士は生涯にわたって莫大な借金をこしらえたようだ。

研究のために必死で標本集めをしたが、活動の費用は全て借金するしかなかったようだ。

物語で、どんな描かれ方をするかはわからないが、牧野博士は、公募によって莫大な借金を解消したとあった。

研究のためにどうしてもお金が必要で面倒を見てほしいと、全国に新聞広告で訴えたらしいのだ。

パトロンがすぐに見つかって、借金はすぐに返済できたらしい。

らんまんではその辺のエピソードなど、どんな風に描かれるんだろう?