万太郎を中心とした物語は、本格的に東京編が語られる。
植物学いのちの万太郎にとっては、それ以外の事はどうしても気持ちの中で後回しになりがち。
しかし、東京で暮らす事は憧れのマドンナ寿恵子がそばにいるってこと。
そしてその気になればいつでも会うことができる。
若い年頃の男女にとってお互いの恋心を確認するのももどかしく、それぞれ簡単には告白できないまま切ない気持ちを募らせていく。
万太郎は、植物学の研究こそが第一義だと考えていたが、寿恵子の身の回りに起こった様々な出来事を無視できずに、ついにプロポーズに至ることを決意する。
同時進行で植物学の雑誌刊行の話が持ち上がる。
しかし、流れとしては植物学教室の田邊教授の許しを得なければならないらしい。
万太郎は、周りの仲間たちと協力してどうすれば許可がもらえるのかで奔走することに。
そして、物語を彩る登場人物は新たな人たちが加わって、さらに広がりを見せることになる。
紆余曲折ありながらも、順風満帆に進むと思われた万太郎の計画。
ただ、あまりにいろんなことが同時進行になってしまっては、先行きに一抹の不安がないわけでもない。
今週は来週から本格的に始まる展開に向けて、過渡期に相当するストーリー展開になった。
目次
植物学学会誌創刊
植物学の雑誌を創刊するためには教授の許可が必要とのこと。
今週1週間かけて無事許可を取り付けるところまでは行った。
しかし、植物学教室は様々な人たちの寄せ集め所帯でいろんな人たちの了解を取り付ける必要が。
とりあえず、講師の大窪を巧みに褒め上げて仲間に引き入れてしまう。
雑誌は、学会の機関誌ともなるべき存在なので、それなりの格式が求められた。
必要になるのは、仕上がり具合と準備に要するお金。
それらは、どうしても大窪をはじめこれから物語に登場するだろう徳永助教授の助けも必要になってくる。
最初の流れは、どうやら無事に展開するような感じに。
高藤家の音楽会
田邊教授の許可を取り付けるために話しかけてみたところが、高藤家の音楽会に同行することを許される。
そこで、ばったり会ったのが寿恵子。
物語を見ていて感じたのは、万太郎も寿恵子も目配せできるほどに親しくなっていることが描かれた。
いつの間に!と思った人も多かったのでは?
着物ではなくドレスを着た寿恵子の美しさは格別で、たちまちのうちに万太郎も高藤も驚きを隠せない。
この音楽会で、万太郎は田邊教授の植物雑誌刊行の許可を取り付けることに。
しかし、たまたま教授に同行した音楽会では、万太郎の恋仇とも思えるような存在が現れる。
思ったよりも、複雑に組み込まれた人間関係。
この中で万太郎は植物学の研究と将来のお嫁さんを勝ち取らなければならない。
万太郎の恋心
研究にも身が入らなくなるほどに寿恵子が気に入ってしまった万太郎。
自分自身の恋心を長屋の女たちに相談してみたところ、彼女たちは自分たちの武勇伝も交えて背中を押してくれた。
万太郎は、仕事と同時に恋のほうも周りの助けをもらって前進できるような。
とりあえず植物学機関誌の創刊が最初になすべき仕事になる。
来週の展開はいかに
30秒ほどの来週の予告編が紹介されていた。
万太郎は、当時最新鋭だった石版印刷の工場に赴いている。
どうやらそこで技術を学ぶような雰囲気だが、周りからかなりの剣幕で攻撃されていたね。
さらには、寿恵子を問いただす母親まつの様子も。
寿恵子は万太郎のことを待たないと言っていたと思ったな。
かなり切羽詰まったように見えたけど、果たしてどんな展開が待ち受けるのか。