くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 決意したハードスケジュール

今週からのらんまんはいよいよ新たな展開が始まる。

今までは、植物学大好きでやってきたエピソードだったが、これからは万太郎本人が情報発信するために、何をするべきかが詳しく語られることになる。

植物学機関誌を創刊するにあたって大切な事は、中にどれだけ精度の高い情報を網羅するか。

文章は何とかなるとして、問題は絵

絵というより図柄と言ったほうが正しいだろう。

図柄をきちんと印刷する技術が必要不可欠と思われた。

今日から始まるストーリーは、先週からの流れを受けて、印刷所でのやりとりが詳しく描かれることになる。

登場してきた大畑印刷所の主

大畑義平は神田で印刷業を営んでいる。

この当時、最も先進的だった石版印刷。

印刷の様子も詳しく描かれていた。

たくさんの職人が働いていて、その中心的な役割を果たしていたのが絵師。

印刷に依頼のあった絵をどれだけ正確に再現できるかが最重要課題。

作業をつぶさに見せてもらった万太郎だったが、絵師の仕事に納得することにはならなかった。

そこは、植物学の第一人者として決してゆずれないこだわりが。

研究者が記録した図柄を克明に印刷に回すためには、どんなに優秀でも絵師には再現不可能だと理解。

ここからが凄いことだが、自らが印刷技術を学ぶことによって目的を達成させようとする

そしてそれは様々なやりとりの後どうやらを実現しそうな雰囲気。

すべてはここから始まった🧐

目次

大畑印刷所

ワシをここで働かせてください🙇🏻‍♂️

印刷所で仕事の様子をつぶさに観察した万太郎。

仕事では、描いた図柄をもとに、印刷のもとになる石版を作ったり、インクを塗って刷りあげたり、いくつかの工程に分かれていたようだ。

物語の中でも語られていたが、明治のこの頃は、印刷物が世の中に広く浸透をし始めた頃。

そういえば、歴史の授業でも習った活版印刷はこの辺から始まったものらしい。

今はコピー機を始め紙媒体が少なくなる傾向にあるが、明治は紙媒体が世の中に広く出回り始めた頃。

特に、一般的な紙製品としては、真っ先に上がるのはお札だろうと思う。

最初の紙幣なども印刷によって作られることになる。

全国に出回るわけだから、半端な枚数ではない。

前時代的な木版印刷では到底及ばない世界なのだ。

NHKが撮影に使う植物はすべてレプリカだと聞いた

写真ではなく図柄にする手間があるので、精度は別な意味で極限が求められた。

主 大畑義平

義平は明治の前は火消し

主の大畑義平は以前は町火消しだったようだ。

そして、彼の妻イチを演じているのが鶴田真由。

彼女も著名な女優さんで、演技には定評があると思う。

2人ともちゃきちゃきの江戸っ子で、いかにも気の短い雰囲気がよく表れている。

なぜ印刷屋を始めたかまでは今日は語られてなかった

大畑は切れやすく気が短いのを妻が諫めるというのが物語の設定らしい。

今日もそんな様子が描かれていたが、原因はなんといっても万太郎の語った内容。

万太郎のこだわり

優秀な絵師だがやはり仕事には限界が😓

物語の中で、見せられた図柄の原案と印刷後を比べる様子が描かれていたが、素人目にはどちらも同じようで、全く遜色ないように見える。

しかし、万太郎はこの印刷方式がどうしても越えられない限界を瞬時に見抜いていた

それは絵を描き移すことに、どうしても人が介在することによる微妙な差異を受け入れることができなかったのだ。

そのことをやりとりの中で気がついていく万太郎。

自ら図柄を石版に描く以外に方法は無い。

話しているうちに、少しずつ万太郎自身の身の上話も披露することになる。

学生でもなく、教授でもないが東大の研究室に在籍していること。

印刷所の主も万太郎が目指すべきものが、理解はできないまでも大変なことだと少しずつ納得させられるような。

植物学機関誌創刊のために

まさか印刷所に弟子入りするとは😱

機関誌創刊のためには、自ら弟子入りして働きながら印刷技術を習得するしかない。

そう考えた万太郎は弟子入りを申し込むことになった。

さらには、教えてもらう代わりに授業料も支払うと言う。

まだオーケーは取り付けてはいないが、万太郎はこの印刷所で働くことになるのだ。

実は、その事はとんでもないハードスケジュールをこなさなければいけないことになってしまう。

万太郎の日課として、早朝に植物採集をする。

その足で東大の研究所まで赴き日中の作業をこなし研究活動を続ける。

この後から印刷所で働かせてくれと言うのだ。

夕方6時から夜中までと語っていたが。

よほどのことがない限り、とても長期間勤められるようなスケジュールではない。

1週間か長く持っても1ヵ月程度で、たいていは音を上げてしまうだろう。

そんなめちゃくちゃなスケジュールを目的遂行のために万太郎は選んだ。

寿恵子の気持ち

どうやら玉の輿に乗る予感🤣

ちょうど寿恵子が留守の時に、万太郎が白梅堂を訪ねてきたことになる。

お菓子を山ほど買って、とっとといなくなったとのこと。

さらには、万太郎のプロポーズのことも話していたと思われるが、その内容はどうもいまひとつ母親から娘には伝わっていなかったような気がする。

その部分ではなく、しばらく仕事が忙しくなるからここへは来ないとだけ語っていたことだけが話題に。

まつの妹みえは寿恵子が高遠に見初められたことをしてやったりと自慢げに話していたね。

おそらくこの辺で何か進展があるような気がする。

物語はここからさらに人間模様が増える気配を示しながら、万太郎と寿恵子がどんなふうに結ばれるのかに興味を沸かせる。