くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼1週間振り返り 戦後を生き抜くために

今週描かれた虎に翼は昭和23年から昭和24年1月1日までの寅子の様々な活躍

司法省で仕事をするようになった寅子は新しく家庭裁判所設立に関わる業務を手伝うことに。

彼女は嘱託職員なので他の職員と違って身分は軽い。

運が悪ければ解雇される恐れもあったわけで。

生活のため また自分自身が法曹界で仕事をしたい希望もあり弁護士資格を最大限生かした仕事ぶりとなった。

先週も描かれた通り旧友の花岡が食料管理の仕事をする上で、律儀に決め事を守って餓死する事件が起こる。

そのことをきっかけに寅子は様々な人たちと関わりを持つことに。

GHQの主導の下で少年審判所と家事審判所が統合、家庭裁判所として新たに出発することが決定。

しかし、これだけの大仕事をやり遂げるにはあまりに少ない時間、さらには人手不足。

寅子はもち前の粘り強さと調整力を発揮して次々と難題をクリア。

昭和24年1月1日。

日本は家庭裁判所が発足する運びとなった。

今週のエピソードで大きく注目されたのは、家庭裁判所設立準備室の代表

多岐川幸四郎

彼は補佐する汐見圭とともに朝鮮から引き上げてきた切ない事情が。

そして、同僚の汐見圭の妻は寅子の旧友崔香淑その人。

彼女は香子と日本名を名乗っていた。

描かれた期間は短いがこれだけの時間に盛り込まれた物語のエピソードはたくさん。

今週のエピソードは、脚本家のフィクションによる部分が多いと感じたが描き出す筆力を強く感じた1週間でもある。

時間がない中、寅子渾身の仕事が続く

目次

家庭裁判所設立準備室

人事課長桂場から辞令

今週の物語は、先週の花岡死去のニュースから始まった。

法律を守るが故に、闇市で得られる食料を一切口にしなかった旧友花岡は1年で栄養失調で死ぬことになる。

物語のモデルはしっかりと史実にも残る

当時の新聞記事 山口良忠判事についての報道

今週のストーリー展開の起点となった事件。

花岡とは寅子にとって条件さえ許せば結婚してもいいぐらいの恋人同士だったはず。

花岡のありえないほどの優しさが2人の関係を別れに導いた。

仕事に一途だった彼は食料管理に関わる業務に従事。

立場上闇市で手に入れられる食物を一切口にしなかったらしい。

この時代、日本の経済は闇市なしでは成立しえなかった。

寅子はこの事件の後辞令で職場を移ることになる。

難航する調整作業

少年審判所 家事審判所それぞれの代表は頑なになに自分の意見を主張

配属された職場は昭和24年1月から施行される少年法に基づいた家庭裁判所設立のための準備作業に携わる。

今まで2つの組織が分担してやっていた仕事を1つに取りまとめる。

ところがこれがかなり厳しい作業。

少年審判所 家事審判所

それぞれの代表はなんとしても自分の言い分を通し切りたい。

こちらの準備室の代表が多岐川幸四郎。

会議中は居眠りをしてほとんど仕事しているようには見えない。

以前朝鮮で仕事をしていたらしく、日本の法律の指導なども行ってきたようだ。

朝鮮からは命からがら引き上げてきたと語られていた。

多岐川幸四郎の指導力

酒好き 超合理主義 破天荒

多岐川は日本に帰ってくるまでは重要な案件の判決には関わりたくないと考えていたらしい。

かつて死刑判決を言い渡した被告人の死刑執行に立ち会ったとされる。

誰だって目の前で人が死ぬところは見たくない。

その気持ちを強く感じた多岐川は自分が関わる判決に私情が挟まることを恐れたらしい。

朝鮮からの引き揚げ ヒャンちゃんも一緒😍

多岐川のエピソードとともに語られるのは汐見桂の結婚に至る物語。

寅子の旧友崔香淑と恋仲になった汐見は駆け落ち同然で日本に戻ってくる。

この時の日本は、朝鮮人への弾圧や非難など非道の限りを尽くしていた。

日本にやってきたヒャンちゃんは朝鮮人であることを隠し「汐見香子」として日本人名を名乗ることになる。

他に選択する道はなかった。

久しぶりのヒャンちゃん お腹には子供が🤱

こちらの若夫婦は、多岐川の自宅に居候の形で住んでいる。

多岐川本人は独身と発表されている。

多岐川と汐見は香子と3人セットで、朝鮮時代からの深いつながり。

当面の課題 少年少女支援

突破口は弟直明たちのボランティア活動

家庭裁判所への統合がなかなか進まない中、直明たちボランティア活動がきっかけになってとんとん拍子で話がまとまる。

既に昭和23年12月も押し迫った頃、やっと場所を決めることができ、ギリギリの調整で家庭裁判所が発足。

壁に掲げられた1枚の絵 1週間を象徴するエピソード

絵の中に描かれたチョコレートを持つ手は寅子のものと思われる。

多岐川は自分への戒めとしてこの絵を掲げると語っていた。

法律のために命を捨てるなどあってはならない。

法律は生きるためのもの

このエピソードを描く脚本家の思い入れもしっかりと感じられて物語として素晴らしい仕上がりになっていたと思う。

寅子が花岡の子供たちのためにと差し上げたチョコレート

そういえばこの時のエピソードが最近の事のように思い出される。

チョコレートは米兵からもらう以外には手に入れられない

寅子が花岡に渡すシーンも。

花岡は寅子の思いやりにとても感動したそうな

様々な出来事があった末 やっとのことで家庭裁判所は動き始める。

寅子の本格的な活動は来週に続くことになる。