くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼 選んだ道が地獄でも

「虎に翼」はいよいよ最終回が見える位置に。

昨日の続きから始まった物語。

のどかは自分の恋人を連れて星家の玄関前まで。

なかなか家の中に入れずにそこに立ち止まった状態。

どうやら部屋の中では航一と優未が口論をしているような雰囲気。

優未は寄生虫の研究に取り組んでいるが、この先研究者として頑張るためには自分の居場所がないとリタイヤを考えているらしい。

航一はそれは絶対にダメだと引き下がる様子がない。

およそ9年間かけて大学院まで進んで研究生活を続けてきたことが無駄になると譲らない。

様子を見ていた寅子が航一に意見。

優未の進むべき道を奪わないで!

寅子と航一の言い争いが。

今まで培ってきたものを無駄にするのはダメだと航一。

無駄だと決めつけないで!

優未がどんな地獄に進むかは優未本人に決めさせてあげて。

寅子は自分の人生は自分で決めるべきだと物語にふさわしい説得理由。

昨日の物語ではのどかの結婚問題が1番のテーマのように思えたが、実際に物語を見てみるとどうやらそれはフェイント。

物語は良い意味で視聴者の期待をはぐらかす。

物語は法廷ドラマなので桂場や久藤の法廷に関わる議論が1番のテーマだろう。

物語の時代背景だと1970年の安保改定議論と同時にこの頃クローズアップされていたのは公害問題。

ちょうどこの頃東京方面で暮らし始めていた私は東京湾沿岸の海の腐敗臭に辟易した記憶がある。

あの頃の海はかなり臭い印象。

確かに川などからも汚染物質が垂れ流しだったように思う。

桂場は公害問題について1番の優先順位をつけていたようだ。

しかし、緊迫した内容でもところどこにユーモアが散りばめられ

ているのは好感が持てる。

あなたは地獄に進む決意はあるの?

目次

星家の混乱

優未の人生は本人に決めさせて!

ドラマに登場するキャラクターたちは私に言わせると欠点が1つだけある。

それは物語の設定の年齢と俳優たちの年齢が著しく乖離していること。

今日描かれた寅子は推定56歳と思われる。

そうすると優未は逆算すると27歳と言うことに。

物語は興味深くて毎日欠かさず見ているが、この辺の曖昧さは私にとっては結構大切なことで、必ずと言っていいほど追跡調査をして実際の年齢その他時代背景を詳しく検証することになる。

優未は多少の若さは感じるが、物語の設定と配役の年齢はなんとなく納得できる。

全くちぐはぐだと思うのは寅子と航一。

寅子は1913年ないしは14年の生まれなので、現在は56〜7歳と言ったところか。

航一はそのおよそ10才年上と言うことになる。

こういった説明をすると違和感を感じるのもやむを得ないだろう。

ドラマの内容自体はそれほど複雑なものではないが、年齢設定などはある程度シビアにやらないと混乱するからね。

家族のそれぞれ

それぞれ仕事を持っているから話し合いの時間は持ちにくい

のどかの恋人とおぼしき青年が訪ねてきていた。

時々ドラマで見かける顔なのでわかるけどあの長髪はカツラだろうね。

そして、ここでも年齢はとても気にかかる。

のどかは今一体いくつなんだろう?

航一が最初の結婚のときの子供なわけで、少なくとも40歳は超えているものと思われるが。

演じている尾崎真花があまりに若いのでここも混乱する。

実際のところ2000年生まれの彼女は今年24歳になるわけで高校生でも通用する若さだから。

のどかの恋人とおぼしき青年も登場していたが、物語的にはほとんど印象に残らなかった。

おそらく今日限りで退場するのだろうと推察。

なんといっても優未を演じる川床明日香のこれからは大切に描かれるんだろう。

ただ彼女は20歳の女優なので、年齢はこれからもわかりにくいだろうね。

公害裁判

公害の被害者が1番に救済されるべきだ(桂場弁)

桂場の司法に関わるポリシーが強く描かれた内容。

困っている人苦しんでいる人が真っ先に救済されるべきだと考える桂場は寅子とほぼ同じ立ち位置にいるものと。

「虎に翼」が司法ドラマの形をとっていながら、家族や社会の仕組みなど人と人が助け合い補い合う様子を中心に描かれている。

桂場は公害裁判について画期的な判断をするようだ。

確かに物語の時代の東京湾は相当ひどかった。

当時の多摩川の排水の様子 泡は家庭用洗剤のものらしい

この時代ちょうど東京付近で暮らしていた私は、海沿いの散歩は恐ろしく臭いものだという記憶が強い。

消してゴミが浮いているような悲惨な海面ではなかったが、匂いがいわゆる腐敗臭のような感じでとても長くそこにいる気にはなれなかった。

前年にアポロ11号が月着陸をした翌年が物語の設定になる。

この頃は公害問題が新聞などでも広く取り上げられていたと思う。

それぞれの人生

オフショット 2人ともすごく若いから物語の設定年齢とはまるで違うね(汗)

オフショットから見ると、2人ともあまりに若いので物語の年齢にはとても差がある。

かつての設定で撮られた同じようなオフショットがある。

優未は役者が違うけど寅子は同じなので、一緒の年齢に見えちゃう

ドラマを作る上で、年齢にはこだわって欲しいものだと思うけど、メイクや様々な小道具などを考えると簡単には済まされないのかもしれない。

後できることと言えば、服装を変えるぐらい。

それは仕方のないことだとは思うが、ドラマに入れば入るほどいくつの時の物語なんだ?そういった疑問は誰しもが抱くと思う。

今日のブログはいつも感じる違和感について率直な意見を述べさせてもらった。

ドラマそのものはわかりやすい流れだからあえて説明らしきものを入れる必要はないと考える。

残りの話数でどのような展開が待ち受けているのか。

実はネタバレ情報は最終回まで明かされている。

これからも見ているものを、あっ!と驚かせるような展開は1つ2つ用意されているようだ。