古山家に弟子入りした田ノ上五郎君。
そして音ちゃんの妹梅ちゃん。
最初はお互いにそれほど意識する事はなかったけれど、いざフタを開けてみるとなんとなく相手を意識する関係に。
今日はそんな2人の様子を細かく描いていた。
作曲に行き詰まっている五郎君。
次の小説をなかなか書けずにいる梅ちゃん。
別々に歩いていると思われていた2人の心は意外にも共通点があったようだ。
目次
五郎君の作曲事情
五郎君は作曲できるたびに祐一君に批評をお願いしてる。
何気ないシーンなんだけど、ここで感心するのは、この2人の音楽家は楽譜を見ただけでしっかりと音楽が頭の中で鳴り響いているようだ。
祐一君は五郎君の曲が誰かの作品に酷似していることをすぐに発見。
なるほど、それでは盗作になっちゃうからね。
頭を抱える五郎君。
どうしても自分のオリジナルのものを生み出すことができない。
音楽家である以上は自分以外のいろんな曲を聴くわけで、当然それぞれの曲の影響を受けるのは致し方ない。
祐一君といえども自分以外の作曲家の影響は受けているとの事。
しかし、自分自身のフィルターがあって、いざ自分が曲を作り始めるとそれはオリジナルのものになるのだと。
説明を聞いただけの五郎君はまるで受け入れられない。
その結果スランプに陥っているようだ。
梅ちゃんのデート
久志君は梅ちゃんにご執心。
何とかして気を惹こうと食事に誘ったようだ。
実はこのことが大問題。
プレイボーイの久志君を好きでたまらない藤丸ちゃん。
せつない胸の内を音ちゃんにも打ち明け、鉄男君のおでん屋さんでも感情を爆発させる。
久志君とデートをした梅ちゃん。
心配になった音ちゃんが聞いてみたところが、梅ちゃん曰く
小説以外の世界も知っておくことが大切だな
と思ってデートをしたようだ。
デートそのものには他意はなさそう。
男女が意識しあう時


五郎君をおでん屋さんに連れ出す祐一君。
作曲の悩みも深いけれど、意識し始めている音ちゃんのことも気になって仕方がない。
そのせいもあってしっかりと深酒をしてしまう。
したたかに酔っ払って祐一君にかかえられるようにして帰宅。
酒臭い息をプンプンさせて、寝室がわりに使っている書斎へ。
その様子を見ていた梅ちゃんと華ちゃん。
華ちゃんが梅ちゃんにかける言葉がとんでもなく大人びていた。
梅は五郎のことをどう思っているの?
五郎は梅のことが大好きだよ!
およそ子供とは思えない反応だけど、この子はとてもカンのいい子。
大人に対して名前を呼び捨てにするなど、およそ子供らしからぬ部分も備えちゃったりしてる。
心をズバリと指摘されてとても平静を装うことができない梅ちゃん。
早々に自分の部屋に戻ることに。
気がつかないうちに梅ちゃんも五郎君を意識し始めていたようだ。
梅と五郎
ネタバレ情報と言うものがあってこの2人の行く末はしっかりと記述があった。
梅ちゃんは表彰式のときの幼なじみの冷たい仕打ちが忘れられない。
出版に関わる文学の世界もドロドロした欲望が渦巻く黒い世界が。
果たしてそういった中で自分が純粋に文学だけを愛して進んでいけるのかどうか。
思いを強くすればするほどまた疑問が湧き上がってくるのも事実。
五郎君は作曲家になりたい夢を抱いて祐一君に弟子入りしてはみたものの、なかなか思い通りの成果を出せずに悩み続けていた。
そんな2人が日常を共にするうちにお互い少しずつ相手を意識するように。
やはり梅ちゃんの表彰式での1件が2人を大きく近づけたようだ。
エールの後の番組朝イチでは梅ちゃんの恋人は五郎君で決まりでしょうとの意見も。
誘導尋問のようになってはいるが、遠からず当たっているのかもね。
おそらく今週中にこの物語には決着がつくものと。
この先2人がどうなっていくのか興味津々。