明智光秀を描いた麒麟が来る
物語を進めていく上で、どうしても歴史的な背景の予備知識が必要になる。
ちょうど16世紀の半ばから後半にかけてなので群雄割拠真っ只中。
様々な武将や、将軍家、天皇家などそれぞれ思惑が交錯して基本、皆、自分の利益ばかりを考えていたような世界。
しかし、今回のドラマの中ではそういった自分勝手な人の中から、自分の国を守るために、世の中を平和にするためにどう働くべきかを真剣に考えている者がいたと設定してストーリーが作られる。
今日の物語の中で特に理解しておかなければならないのは、将軍家をめぐる家来たちの争い。
それぞれの立場を、ある程度わかっていないとこのドラマを見たところでちんぷんかんぷん。
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目次
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三好長慶を亡き者にしたい細川晴元
ちなみに時代背景をきちっと理解しないと、この物語はちょいとわかりにくい。
この当時の将軍家は足利義輝の時代 。
足利家の直接の家臣が細川晴元。
そしてこの晴元の部下が 三好長慶で、実はこの2人の関係が力関係が拮抗しているが故に反目し合うことに。
お互い相手のことが目障りで仕方が無い。
今回の麒麟がくるでは晴元が画策した長慶暗殺計画が発覚したのだ。
長慶の家臣にあたるのが松永久秀で、光秀はこの2人の命を救うために一肌脱ごうと働くわけだ。
ちなみに、光秀がそのことを情報として手に入れたのはあの鉄砲鍛冶伊平次から。
そして誰にも言うことにもならず、結局たどり着いた先が将軍家直参の、
三淵藤英。
彼らは将軍家直轄で、細川家や三吉家とも相入れない関係なのだが、光秀のたっての訴えに呼応するように助けに向かうことに。
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偶然光秀が耳にした暗殺計画


先週の続きで、伊平次に、鉄砲の分解を申し入れたのだ。
光秀自身が鉄砲をもう少しきちんと勉強したい 思いを。
そのためには事情をよく知った職人の手でバラバラに分解して中を見てみるのが一番間違いない。
光秀の率直な感想では銃身の中を覗いてみて一言、美しい と。
鉄砲を分解して美しいと表現したのは伊平次の記憶では光秀と松永久秀2人だけのようだ。
鉄砲の値打ちをよく知っているもののセリフなのかも。
さて、この鉄砲を分解している最中の会話の中で何気なく聞いた話が話題に上る。
それは三好長慶が出席する連歌の会。
そこでどうやら暗殺計画があるのではないかと。
単なる噂話かもしれないし本当かもしれない。
しかしその話を聞かされた光秀は万が一を考え当の本人たちに一報を入れようとするのだ。
しかしなかなか場所にたどり着けないので仕方なく三淵藤英の下へ。
今日の話はそういったことでストーリーのきっかけができていた。
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光秀は三好長慶を守るために腐心する


今日の物語の中で圧倒的な迫力で描かれていたのはこちらの戦闘シーン。
中庭に落ちた紅葉の赤がなんとも色鮮やかで、これは明らかに4K放送の効果を狙っている。
ちなみに我が家はごく普通にハイビジョンテレビだが、それでもこの映像の美しさはなるほどと感心することしきり。
今回のドラマは時代劇の中でも殺陣シーンが見所に挙げられるだろう。
こんなに、激しく揉み合うシーンは今までこの手のドラマではあまり描かれなかったような気がする。
また俳優たちの衣装にも随分とこだわりがあるような。
このドラマの衣装担当は黒澤明の娘さんで黒澤和子さん。
メイキングで驚くほどこだわっている様子はいちど拝見したが、なるほどと思ってしまう。
また、いつになくこの殺陣のシーンも、時間をかけて撮影していたような気が。
やはり、こういったシーンは時代劇そのものの格式を上げる気がするし、また誰もが見たいと思うはず。
あまり褒めるのもどうかと思うが、映像の隅々に至るまで神経が行き届いていると感じるのはとても心地が良いもの。
後は脚本が陳腐にならないように大いに気を使わねばならないのだが、ただ弱点が1つ。
物語のストーリーにこだわればこだわるほどマニアックに専門的になるので、ぼんやりとテレビを見る向きには難しすぎて視聴率が上がることにはならない。
作品の出来不出来がこんなことで決まるのも少し残念な気がしないでもない。
不覚にも左肩に傷を負ってしまう
左肩に思いのほか深傷を負った光秀は京に戻っている 東庵先生の下へ。
そして再会した駒の目の前で気絶してしまう。
手当てを受けても、二日間眠り続けたようだ。
実はここで光秀の親友とも呼べる武将に細川藤孝が配置されているが、彼が後の細川家の始まりと言えるのでは。
明智光秀が本能寺の変で織田信長を討ち果たした後、真っ先に味方になってくれるように頼んだのがこの細川家の末裔になる。
そしてその時の細川家は見事に光秀の願いには応える事はなかった。
歴史的にはそういった時代背景の伏線にあたる。
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美濃国も政情不安


美濃国では、大垣城をめぐる攻防が行われていた。
もともとは斎藤道三の配下にあった城だが 、織田信秀に奪還されていた経緯がある。
この大垣は道三にとっては非常に重要な地点で是が非でも取り戻したいところ。
戦上手の持ち味を十分に発揮して道三が大垣城を信秀から奪還するのだ。
その一方を受けた光秀は京から美濃へ戻ることに。
なぜかその時には駒が同行することになるのだ。
どうやら東庵先生の指示によるものらしいが、物語の中で男女2人のエピソードになるのでちょっと怪しい雰囲気がなきにしもあらず。
空き家で焚き火を囲んで2人むしろにくるまって寝ようとするシーン。
光秀の一緒に寝ようとの呼びかけに躊躇する駒。
年頃の女性なので、それなりの度胸がいったろうにね。
光秀にはもちろんそんな気は無い。
寒い中を1人女性を放っておくことができないと思ったからだろう。
さて、今回の物語はそこで次回に続くとなった。
いよいよ来週は美濃に戻って斎藤道三と織田信秀との和議の話が持ち上がる。
その時の条件が道三の娘帰蝶と信長との結婚の話が持ち上がる。
さて予告編ではずいぶんと嫌がっているようなそんな話とはなっていたが、どんな風な描かれ方をするのだろう。
この当時の、女性は戦争を回避するための政治的な駆け引きの道具として扱われた時代。
現代の脚本家がどんな描き方で女性像を作り上げるのか興味深々。