全てを失ったつもりでいる祐一君。
でも周りの仲間たちは彼のそんな様子をよしとはせず。
自暴自棄になって自分の運命に背を向けている祐一君を全力で励ましている。
特に、音ちゃんの献身的な働き。
なんと祐一君の仕事をついに見つけてくるのだ。
そして契約書すら勝ち取ってくる。
そこまでしても決心がつかない祐一君。
悩みは想像を絶するほど深い。
目次
コロンブスレコードとの契約
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音ちゃんは黒光母さんから伝授された方法を使ってもう一度コロンブスレコードに売り込みに。
対応していただけたのは秘書の杉山あかねさん。
見事な音ちゃんの売り込みに、たじたじとなって廿日市氏に報告。
実は廿日市氏は祐一君が訪ねてくるのを待っていたようだ。
既に契約書は作られていたような様子。
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姉の吟ちゃんもびっくりのお手柄。
現在の価値にして年間契約およそ1000万円。
月に最低2曲作曲していただくとの内容のようだ。
正直言って破格の扱いかも。
お抱えの作曲家として雇ってくれるとの事。
既に音楽会の道の全てが閉ざされた今となっては、これ以上の良い話は無い。
なぜか狐につままれた様子で、でも鼻たかだかでご帰還の音ちゃん。
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音ちゃんと祐一君のお母さんまさ
音ちゃんの行動は早い。
勝ち取った契約書を持って喜多一へ。
そこで祐一君のお母さんと初めて対面を。
祐一さんと契約したいと言っています。
これ以上の好条件はないと思います。
もし私が気に入らないのであれば私は身を引きます。
音ちゃん涙ながらに命がけの訴え。
まさお母さんはその様子に彼女も全力で受け答え。
祐一の苦しむ姿は見たくないの。
あなたも子供を持って見ればわかる。
祐一の身の丈に合った幸せをつかんで欲しい
祐一さんの身の丈は世界的な作曲家になることです。
お引き取りください‼️
両者の命がけの階段は見事に決裂。
やはり女性同士の話はほぼまとまらないね。
いつも思うのだが、嫁と姑は基本的にライバル同士なもので。
友情はなかなか成立しにくい。
この場合もそんな匂いがちょっとしたね。
しかし、ここでくじけないのが今の音ちゃん。
川俣の教会での出来事
川俣の教会にいる祐一君を訪れてさらに報告。
あなたを作曲家として雇ってくれるレコード会社があるの。
どうか音楽科の道へ進んで欲しい。
ちなみにモデルとなった古関裕而夫妻
エールは祐一と音の二人三脚の物語。
今はまだ産みの苦しみで2人は一緒に行動できてはいないが、やがては結婚をすることになるのはわかっている。
ずいぶんと厳しい運命で、祐一君の底無しの悩みを音ちゃんが持て余し気味。
必死で必死で祐一君を説得しようとするが、なんとしても首を縦に振らない祐一君。
そんな時に川俣銀行の仲間から連絡を受けた鉄男君がやってくる。
おめぇは東京に行って作曲家になれ!
おらも東京に行って作詞家になる。
おめぇが進むのはここしかねぇべ!
何考えてんだ、いい加減に眼ぇ覚ませ‼️
さてここまで言われてさすがの祐一君も逆に質問する。
なんでそんなに僕のことを励ますの?
あなたに救われたから!
あなたに励まされたから!
そこまで言われると納得するも何も、どう行動したらいいのかさらに悩む祐一君。
祐一君の悩みの結論は出るの?
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茂兵衛おじさんの奥さんは実は寝たきりでほとんど意識がない。
おじさんはなぜか祐一君を連れてお見舞いに行ったのだ。
事情がよく飲み込めない祐一君。
どうして僕がここへ?
おめぇの母さんになる人だべ!
確かにそう言われればその通りなんだけど、いまひとつ事情が飲み込めないでいる祐一君。
そして音ちゃんと鉄男君に言われた言葉は何よりも重い。
家族のためにと思って選んだ道は、それは自分自身の思いを消し去ることだと。
そう思っていた祐一君にとって、周りの意見は逆に祐一君が音楽を捨て去ることをよしとはしなかった。
喜多一の家族はさすがに権藤家に養子に行くことを望んでいるようだが、しかし複雑な気持ちでいることには違いない。
明らかに祐一君は自分の人生を投げやりに考えている。
考えてみればすぐにわかる構図。
祐一君は自分の生きる意味を捨てて家族の幸せをとった。
それは本当の意味で周りみんなが幸せになれることでは無いのでは。
不幸な祐一君をこれからずっと見ることになる家族にとって、それがみんなが幸せになる理屈とはならないのだ。
ネタバレになるので多くは語れないが、しかし予告編で散々流れている通り、祐一君は音楽家の道を歩むことに。
そして、音ちゃんとも結婚。
もちろん何の苦労もなく一緒になれるわけではないし、作曲家になっても相応の苦労はするのだが。
しかし音楽は間違いなくこの2人を結びつける。
そして、この2人の周りには切っても切れない仲間たちが大勢存在するように。
現在登場している人物も調べてみるとどうやらきちんとモデルが存在していてかなりの有名人。
これから少しずつそういったことも紹介できるといいなと。
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