再放送のエール。
実は今日の分は5月の7日に放送されたもの。
鉄男君の解説付きで今日改めて見直してみて。
この物語はどうしてこんなにシビアに作られているんだろうかと思い知らされる。
モデルになった古関裕而夫妻もここまで厳しい話にはなっていなかったはず。
もし共通点があるとすれば主人公の周りにはびっくりするほど力になってくれる、味方になってくれる人がたくさん存在したこと。
鉄男君の解説付きでもう一度エール❣️
目次
音ちゃんの頑張り
事情を知らずにもう一度レコード会社回りをやっていた音ちゃん 。
なんと、あのコロンブスレコードが契約してくれると言う。
それにはちょっとした種明かしがあって、あの志村けん扮する小山田耕三さんの口利きがあったから。
日本の音楽会の重鎮だった小山田耕三さん。
彼の頼みとなれば断るわけにもいかず、いずれ契約して雇わなければと思っていたようだ。
そこへ運良く訪ねて行った音ちゃん。
担当の廿日市氏はすっ飛んできて契約書を渡す。
ちらっと見たけれど破格の金額だったようだ。
月に2曲以上作曲して、年俸として3500円。
今のお金に直すと1000万円弱位だろうか 。
平均的なサラリーマンが稼げるような金額でないことだけは確か。
吟ちゃんの励まし
物語はいくつかの場面を絶妙に組み合わせてストーリーが作られている。
契約書をもらったことで早速姉の吟ちゃんに報告。
この契約書には何の落ち度もないわ❗️
要するに、音楽家として生き残っていける道がここに開かれている。
この2人での確認作業の後、音ちゃんは早速福島に向かう。
祐一君の母まささんと音ちゃん
開店前の喜多一にやってきた音ちゃん。
どうしても話したいことがあるのでと、祐一君のお父さんお母さんと面会。
お父さんはすぐに川俣の祐一君の所へ向かった。
そして、まさお母さんと 音ちゃんの話し合い。
これは言ってみれば女同士の戦い。
お互いに祐一君の幸せを願って意見を交換し合う。
しかし、どうしても音楽家になって欲しい音ちゃんと、音楽家をあきらめてほしいお母さんとではいつまでたっても平行線のまま。
女優菊池桃子と二階堂ふみ
この2人の壮絶な演技バトルが見られる。
目に涙をいっぱいためて必死に相手を説得しようとする。
すごいなと思うのはカメラの撮影している側の目からハラハラと涙をこぼす二階堂ふみ。
さすが!女優やなぁ😨😍
こんなやりとりではお互い物別れに終わってしまうばかりなんだけどね。
再び教会で
祐一君が打ちひしがれているその時に訪ねて行った音ちゃん。
内助の功でお膳立てをしてくれるのもここまで。
ここから先1歩踏み出さなければいけないが 、すっかりひねくれてしまった祐一君は人の話に聞く耳を持たない。
そして祐一君の周りの人にもその影響は訪れる。
茂兵衛叔父さんにとっても、祐一君が養子縁組に応じてくれていることが嬉しくてしょうがないのだ。
それでわざわざ寝たきりの自分の妻に引き合わせたのだろう。
それぞれの登場人物たちの胸の内も切ないものが。
どうしても音楽の道に進んで欲しいのは音ちゃんばかりではない。
鉄男君も同じ。
この2人は祐一君の音楽に励まされてここまで頑張って生きて来れたのだ。
祐一君は知らず知らずのうちに周りの人にエールを送っていた。
音楽とはそうしたもの。
しかしここでも首を縦に振ることができない祐一君。
彼が今回の騒動で受けた精神的なダメージは計り知れない。
明日この騒動に決着がつくようだ。
ちょうど土曜日で、放送もキリが良いと言うもの。
エールの一番面白い部分がこの辺のストーリー展開に集中している。