1週間締めくくりとなる金曜日のエピソード。
おでん屋台の奮闘から、賢秀のその後に至るまでが詳しく語られることに。
おでん屋台では、迷走しかけた暢子。
新しい味や変わった食材など、次々と試みてはみるが残念ながら結果にはつながらず。
しかし、暢子には周りに様々なアドバイスをしてくれる仲間が大勢。
そういったアドバイスに耳を傾けると、おのずと答えが出てきたような。
特に、三郎さんが語っていた中で『迷ったら一旦入り口に戻ること』
きっかけはささいなことだったけど、結果が伴わない以上目線を変えてみるしかなかった。
その上で細やかな変更を試みつつ、基本の味は変えない。
そして、新しく取り入れた食材は沖縄でおなじみ、豚足。
今週の題名にも選ばれていたテビチ。
見た感じではこってりした味付けに思えるけど、多分そうではなさそうな雰囲気。
以前知り合いに沖縄料理の味付けについて聞いたことが。
それは、全体としては薄味に感じるものだってこと。
さらに、物語では比嘉家の他の家族についても詳しく語られた。
放送直後の朝イチに竜星涼が出演したことで、物語の裏話などたっぷり。
ちなみに賢秀と竜星涼は全くの別人。
当たり前だけど。
目次
暢子の考案 沖縄風おでん
おでんの出汁は通常“鰹節と昆布”で採ることになる。
暢子はそこに豚を合わせることで味に奥行きを出したと思われる。
ラーメンでも、豚骨スープは濃厚な味わいが特徴。
そして、今日物語を見ていて感じたんだけど、味付けはその日によって微調整されているらしい。
毎日どんなお客さんがやってくるのか、天気はどうなのかとか様々な条件が加味されなければならない。
寒い日は、特に濃厚に濃いめの味付けを心がけるようにしたようだ。
その日によって味付けを変えるのは、おいしいと言われる店では取り入れているところも多いのでは。
暢子はさらに新しいおでんのネタとして沖縄の足テビチを採用。
これが大人気商品となる。
おでんの出汁にピッタリな食材だと判断した暢子の目のつけどころは大正解。
毎日お客さんが必ず食べてくれるほどの人気の品に。
このおでんの製法はしっかりとヨシさんに伝授。
基本を変えることなく、新しいものを控えめにプラスすること。
暢子の着眼点に狂いはなかった。
良子と博夫と晴海ちゃん
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離婚を決意した良子には博夫が恐る恐るやってきて、平謝り。
自分の中で優先順位を考えたら家族3人の暮らしこそが最も大切。
この夫婦って、これからもこんなことが続くと思うね。
良子は昔からよく言われた良妻賢母タイプの女性ではなさそう。
自分の意見をしっかり持っているキャリアウーマン風って感じ。
「自分の命を犠牲にして家族のために」などという古風な考え方は彼女には似合わない。
お互い言うべき事はきちんと言って、果たすべき役割を果たす。
それが彼女のポリシーだろう。
博夫は相変わらずの、口先だけが達者な男。
もちろん良いところもあるだろうが、この時代ありがちだった失敗しやすいタイプの男性。
傍で見ていても前途多難な感じがありあり。
賢秀のその後
やっぱり千葉の養豚場に行くしかなかったよね。
そして養豚場の経営をしている親子。
父と娘だけど、どうやらこれからの物語にもしっかり登場してきそうな雰囲気。
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ハロー我那覇に騙されていっぱい持たされた紅茶豆腐はどうやら不良債権になった感じ。
今日のエピソードにもあちこち登場したけど、やっぱり不評であることには変わりなしって感じ。
子供には甘いお母ちゃん
お母ちゃんは子供には病的に甘いところがある。
賢秀に泣きつかれると絶対に応じてしまうんだね。
今回の送金もどうやら借金をしてかなりの額送ったような。
賢秀も救いようのないダメ男だけど、それに匹敵するぐらいまずいのが母優子。
良子にあれだけしっかり言われていたにもかかわらず、お金を送っちゃってるんだぁって。
昨日のネットでも大賑わいだった。
息子以上にお母さんの方が問題だったね。
だけど、この無条件の行動こそ優子らしいのでは。
そうやって、亡くなったお父さんにも付き添っていたんだろうな。
フォンターナ復帰が叶う時
暢子のおでんを味見する房子。
そして、どんな工夫をしたのかを瞬時に見抜く素晴らしい舌を持ち合わせている。
一流の料理人であることがしっかり確認できたシーン。
暢子がいろんな人に助けられて自分なりのおでんを考案できたとの告白にいかにもうれしそうに微笑むところが、やっぱり親戚のおばさんなんだと実感。
房子の昔の話も本人の口から語られていた。
妹を鶴見の空襲で失ったけど、詳細がわかったのは2年後。
それまで必死に耐えて頑張ってきたことが場面からも伝わってくる。
房子は沖縄から引き取るはずだった子供が暢子なことを知っていた。
働き手が欲しかっただけと言ってはいたけど、それだけでもないような優しさが。
そしてエピソードの最後の方で、おでんの作り方をヨシさんに引き継いだ後はフォンターナに戻ってくることを命じていた。
来週からは前菜担当。
さらにまかない当番も。
いよいよフォンターナ復帰が叶う時。
おでん屋台の修行を終えた暢子は今までのイタリアンシェフとは違っていそうな感じ。
イタリア料理の基本を決して変えることなく、控えめな工夫でおいしいものを目指す。
とりあえず今週はめでたしめでたしですべてのエピソードが完了。