自分の操縦技術を納得できるレベルにするために、舞は大河内教官に特訓を申し込んだ。
そして、厳しい訓練の果てに、納得のできる着陸が出来るように。
しかし、かつてないほどの頑張りは子供時代以来の発熱を招く。
熱でぐったりした舞は、訓練を休まざるを得ない状態に。
さて、学校は決められたカリキュラムで容赦なく授業が進む。
生徒の都合で休めば、それだけ授業が遅れてしまうということ。
取り戻すためには、かなりの努力が必要。
そんな中、舞のルームメイト倫子は柏木から舞へのお見舞いのアイスを預かる。
そして、部屋の前のドアノブには大河内教官からもアイスの差し入れ。
舞は、周りのみんなから気配りされているんだなと。
今日のエピソードは冒頭で岩倉家での様子が描かれていた。
悠人がどうしても家に寄り付かないことで、浩太もめぐみも心配の種が尽きない。
特に、めぐみが息子を応援したいと思いつつも、浩太は息子の気持ちを推し量ることができずにいた。
しかし、自分たちの子供であることに違いは無い。
どんな形であれ、応援したい気持ちは同じ。
物語は、訓練が遅れがちになった舞の切ない胸の内を中心に、来週の予告編までが描かれる。
目次
岩倉家
今日のエピソードの冒頭から、描かれたのが悠人のこと。
昨晩は「うめず」でめぐみと悠人のやりとりがあった。
母親としてめぐみは息子を受け入れたいと考える。
しかし、父としての浩太は息子の考え方とか仕事のやり方とかどうしても理解できない。
めぐみは、たとえよくわからなくても、息子のことを無条件に応援してあげようと、夫に申し入れを。
改めて求められれば、浩太としては反対するはずもなく。
岩倉家はこれからも何かありそうな雰囲気。
世の中の人はほとんど知っているけど、年代的にこの後リーマンショックがやってくるんだよね。
株のヘッジファンドをやっている投資家なんて餌食にされちゃう。
さらに、工場を大きくした浩太も果たして無傷で済むのかどうか。
舞のチームメイト
ファーストソロが終わった後、
訓練生たちは新しい課題、野外航法に臨むことになる。
それは、今までの訓練区域を複数またぐ、長距離を自ら計画を立て操縦すること。
パイロットとしては、最もやりがいのある訓練かもしれない。
舞は着陸の特訓を申し込んだことで、自分自身の訓練時間に若干の遅れが生じていたね。
訓練課題は、次から次へと新しい提案が。
病気をしたので、「許してください」は理由にならないのだ。
舞たちのチームはもともと6人だったのが今1名欠けて5人。
舞が熱を出して休んだことで、柏木が1人大河内教官と訓練を続けることに。
マンツーマンだから、かなり濃密な教えをもらえるのではと考えてしまいがちだが、このチームの大河内教官とのやりとりは、水嶋学生との事があったので、少しギクシャクして緊張しちゃう。
パイロットになるためにはこれからが大変になるんだけどね。
アイス
舞が発熱したことで心配する柏木。
倫子に、アイスを持たせて伝言を頼む。
テレビで出ていたのは、オリジナルの包装の被ったアイスだけど、
これは市販で出ている「ガリガリ君」のことだと思う。
姿 形とかそっくりだったので。
実は、舞への差し入れは柏木からだけではなかった。
最初は気がつかなかったけれども、大河内教官からもアイスが届けられていたね。
学校の中では舞を気遣う人たちがいっぱいいるような。
舞と大河内教官
今日のエピソードの最後で語られた舞と大河内教官とのやりとり。
ここで初めて舞はアイスの差し入れが大河内からだったと知らされる。
わからなかったのは、要するに大河内教官が生徒に差し入れするなんて絶対ありえないと思っていたから。
しかし、大河内は周りが考えているほど冷酷な輩ではなさそう。
彼が語ってくれたのは、自衛隊時代、彼自身も風邪で寝込んだことがあったそうな。
その時、先輩がアイスを届けてくれて嬉しかったとの事。
2人のやりとりの中で舞が自分の本心を語るシーン。
着陸がうまくできるようになった時も全然うれしくなかった。
大河内教官を見返すためだけに訓練していたことが原因だったかも。
それに対する教官の答えは驚くほど単純。
何のためにパイロットになろうとしたのかよく考えてみろ。
舞は人力飛行機を操縦した時から、自らの力で空を飛ぶことが夢になっていた。
あの時のハラハラドキドキした気持ちと、限りない喜びをすっかり忘れている。
大河内はそのことに気づかせてくれた。
さて、来週の予告編もわずかに公開。
訓練の遅れ始めた舞が果たして挽回できるのかどうか。