舞いあがれの2週間分の脚本を担当したのは、佃良太さん。
この物語は、もともと桑原亮子さんがメインで創作している。
1週間終わってみると、驚くほどの速さでストーリーが展開。
先週、メインとなる話は舞の着陸特訓からの発熱事件だった。
授業に遅れの生じた彼女は、これからの訓練を考えると大河内教官との関わりが重要になってくる。
訓練が進むにつれて、大河内が生徒たちに親身になって指導していることが少しずつわかるように。
柏木からは、教官変更の意見も出されたが、舞は最後まで大河内教官の下で頑張ると言い切る。
途中、様々なアクシデントに見舞われながらも、無事課題をクリア。
舞は最終試験合格を勝ちとることに。
さらには、厳しい訓練の合間を縫って描かれたのは舞と柏木の恋バナ。
物語の中に、恋バナの割り込む余地なんかないほどのストーリー展開だったけど、フタを開けてみると、東大阪の舞の実家や、幼なじみ貴司も交えて興味深い物語が構成された。
とんとん拍子に進んだ物語は帯広での訓練課程が無事終了。
宮崎校に戻って、就職試験を受ける段階で来週へとバトンタッチ。
来週からは、再び桑原亮子さんが脚本を担当。
物語のスピード感と斬新さは見ているものを大いに納得させる。
目次
厳しい訓練
着陸の特訓で出遅れてしまった舞は2度目のソロフライトの時、急な天候不順で帯広に帰ってくることができなくなる。
その時、教官から釧路空港に迎えと指示が。
このときのやりとりは思い出しても、緊張感が漂う。
新人パイロットは、経験値で様々な事態に対処する必要が。
訓練中の学生が初めて見ず知らずの空を飛び、そして知らない空港に着陸するのは驚くほど
ハードルが高いようだ。
大河内教官はそんな舞を気遣って、自ら危険を犯して帯広空港を離陸。
舞を釧路まで誘導するために、並走する形で別な訓練機に搭乗。
緊張と不安で極限状態の舞を励ましつつしっかり誘導。
この時の経験が舞を大きく成長させたと思われる。
この時の経験が舞を大きく成長させたようだ。
周りの応援を受けられること、そして自らも周りを応援するごく当たり前の協力関係が爽やかに描かれる瞬間。
大河内教官と舞たち
水嶋学生がいなくなったことで舞たちは2人だけのチーム。
しかし、大河内教官のイメージは、当初とは全く違ったものになったはず。
物語の最後で描かれた2人と教官のやりとりがそれを物語っていた。
舞は人力飛行機の時以来、忘れていた空を飛ぶことの楽しさを再び思い出した。
柏木は、父親と同じ国際線のパイロットを目指すらしい。
大河内教官は2人に語って聞かせる。
君たちが操縦する旅客機に乗れる日が来ることを楽しみにしている。
驚くほど暖かく思いやりのある言葉ではなかろうか。
大河内教官はパイロットに不向きな学生を素早く見極めて、別な道を歩ませるように仕向ける。
そのために自分が存在するのだと。
さらにはパイロットの素質があるものは、しっかり鍛えて一人前に近づける。
驚くほど解りやすいが、周りのものには冷酷な人間とうつったのかもしれない。
初デート
舞にとって、柏木は特別な存在になりつつある。
2人はデートをすることで、お互いの気持ちを確認。
将来的にも一緒になるような雰囲気で、ドキドキ感も。
物語の進むスピードが早いから見ているものもしっかり目を凝らしていないと、次々に新しいエピソードが登場する。
この後2人は、恋人同士として振る舞うことになるんだろうかね。
IWAKURAをたずねる柏木
舞の実家に突然訪ねてきた柏木。
いきなりの登場だと舞の両親はびっくりするよね。
とりわけ、父親の浩太は心穏やかでいられるはずがない。
ちなみに舞の実家IWAKURAは新しい工場が稼働し始めている。
社長の浩太は大きな挑戦を。
莫大な借金をして、新工場を建設。
そして、車関係の部品を作る会社として大きく飛躍することを夢見ていた。
来週はいよいよ学校卒業となって、就職先の話が出てくるような雰囲気。
予告編には再び、五島の祥子ばんばが登場。
どうやらもう一度九州での物語が描かれるような。
さらには打ち上げパーティーの様子だろうか、フェイルされたはずの水嶋学生もちらっと登場。
物語は、再び過去の登場人物たちを舞台の上に上げて、今いるメンバーたちのそれぞれが描かれる。
学校を卒業することになると思うので舞の就職先とかの話も出てくるんだろうか。
柏木との関係もとても気になる。
パイロット同士の結婚だ、一緒に暮らす時間なんてあるのかなって感じ。
物語はまだまだ先のことはわからないことだらけなので、とりあえずは見守っていくしかない。